【再上場AI,DX内製化】豆蔵デジタルHDの業績推移や将来性は?

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【再上場AI,DX内製化】202A IPO 豆蔵デジタルHDの業績推移や将来性は? IPO分析

こんにちは、きんかぶるーむです。

2024年6月のIPO案件で、AI、ロボット、データ活用関連会社が6/27(木)に東証グロース市場に上場します。

【企業名】株式会社豆蔵デジタルホールディングス、MAMEZO DIGITAL HOLDINGS CO.,LTD(証券コード:202A)

公開価格1330円を18円(1.4%)上回る1348円で初値をつけました

期間(180日)でロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。

大株主も継続保有が多く安心材料にはなります。

2024年6月は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。

☆他のIPO銘柄分析⇒こちらから!

早速どのような企業なのか調査し、豆蔵デジタルHDの特徴を確認していきます。

この記事でわかること
  • 豆蔵デジタルHDの会社沿革と事業内容
  • 豆蔵デジタルHDの業績とIPO資金用途
  • 豆蔵デジタルHDの将来性
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総合評価

総合評価:3.0/5点

  • 成長性:3点
    • 高利益率、売上10%成長
  • 独自事業性:4点
    • AI、ロボティクス領域、データ活用内製化で存在感
  • 初値期待値:2点
    • 公募価格+1.4%

*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。

豆蔵デジタルHDの会社概要

ロボット AI活用

会社沿革

年月概要
1999年11月株式会社理想生活設立
2000年1月商号を株式会社豆蔵に変更
2004年11月東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
2006年10月商号を株式会社豆蔵OSホールディングスに変更
2012年7月商号を株式会社豆蔵ホールディングスに変更
2013年10月東京証券取引所市場第一部に株式を上場
2015年3月株式会社ジークホールディングスの株式を追加取得し、同社及び同社子会社9社を子会社化
2016年7月連結子会社である株式会社ジークホールディングスを吸収合併
2020年6月MBO実施に伴い株式会社豆蔵ホールディングスの上場廃止
2020年11月株式会社豆蔵(現・連結子会社)、株式会社コーワメックス(現・連結子会社)、株式会社エヌティ・ソリューションズ(現・連結子会社)の株式取得を目的として当社を設立
2021年4月株式会社豆蔵、株式会社コーワメックス、株式会社エヌティ・ソリューションズの株式取得
2023年9月ジェイエムテクノロジー株式会社と合併し、JSEEホールディングス株式会社は解散
*有価証券報告書より抜粋して作成

1999年に会社設立され、当時の東証マザーズ、東証一部に上場していたものの、2020年に一度はMBOにより上場廃止となっています。

今回の再上場に向けての目的は以下3つが挙げられています。

  1. 社会的信用の向上
  2. 優秀な人材の確保
  3. 資金調達力の拡大

企業の信頼度、知名度向上のための上場と読み取れますね。

豆蔵デジタルHDの事業内容

AI 人工知能

豆蔵デジタルHDは主に以下の4つの事業で成り立っています。

  1. クラウドコンサルティング
  2. AIコンサルティング
  3. AIロボティクス・エンジニアリング
  4. モビリティ・オートメーション

ソフトウェア工学、データサイエンス・AI技術、ロボット工学を基盤とし、情報化戦略の策定、業務改革支援、システム開発、技術者の教育研修、産業用ロボットの開発支援などを行っているようですね。

近年の動向とサービス内容

企業のデジタルシフトを支援し、AIソフトウェア工学やデータサイエンス、ロボット工学を活用した技術力で、企業の持続的なデジタル革新をサポートしています。

特に、「人、技術、プロセス」のデジタルシフトを実現し、顧客と共にデジタル競争力を高めるサービスを提供しています。

顧客基盤とビジネス展開

クラウド関連の教育、既存システムのクラウド化、内製化推進による新規サービス構築など、高付加価値のビジネスを展開し、生成AIを活用した新規ビジネス創出にも注力しています。

その結果、金融、通信、製造、商社など多様な業界の大手企業を顧客とし、プライム上場企業からの売上高比率は80%を超え、平均取引年数は約8年という強固な顧客基盤を築いているようです。

BtoBビジネスとして確かな実績を積み上げてきてることがわかりますね。

豆蔵デジタルHDの業績推移

業績推移は以下の通りです。

豆蔵デジタルHDの業績推移 2022年3月-2023年3月期

売上高・経常利益は増加傾向にあります。

黒字継続もしており、事業としての安定感が伺えます。利益率も10%超えで高いですね。

中長期的な戦略としては、データの利活用の内製化を推進していくようです。

DX化の需要拡大により、企業活動の情報を短時間かつフレキシブルにデータを利活用する必要があるため、外注ではなく、自社内でデータを利活用する内製化を選択する動きがあります。

優位性、他社との差別化ポイントとしては、以下2点を挙げています。

  • 顧客企業のDXの内製化のサポートに従前より取り組み、多くのノウハウを有していること
  • AIソフトウェア工学に基づいた技術力をもって顧客企業の内製化を推進していること


株式会社豆蔵は内製化支援推進AWSパートナーの認定を受けており、外部からの評価もあるようですね。

AIやロボットに絡んだ企業として、市場から評価されそうです。

またIPOでの調達資金の使途としては、採用費に充当される予定です。

まずは人材の拡大から進めていく計画があるようですね。

まとめ

今回はIPO銘柄豆蔵デジタルHDについて調査してみました。

  • 設立後に一度MPOで上場廃止。信頼度向上のため再度上場申請。
  • ターゲットは企業のデータ活用内製化支援
  • AI、ロボティクス領域で実績あり。

AI関連、ロボット自動化など近年の時流に乗ったサービス展開となりますので、一定の人気はあるのではないかと感じています。

上場後の値動きに注目です。

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それではまた。

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