【保証サービス】IPO ニッポンインシュアの業績推移や将来性は?

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【保証サービス】IPO 5843 ニッポンインシュアの業績推移や将来性は? IPO分析

こんにちは。きんかぶるーむです。

2023年10月のIPO案件で、債務保証サービス関連会社が、10/3(火)に東証スタンダード市場に上場します。

【企業名】ニッポンインシュア(証券コード:5843)

ニッポンインシュアの公開価格は810円です。

初値は10/3に1005円を付け、公開価格から24.1%上昇しました。

大株主のロックアップが90日で設定されているので、上場後しばらくは需給が締まっていそうです。

2023年は他にも多数銘柄がIPOで上場を予定しています。

☆他の銘柄分析はこちらのIPOリストからご確認ください。

早速どのような企業なのか調査し、ニッポンインシュアの特徴を確認していきます。

この記事でわかること
  • ニッポンインシュアの会社沿革と事業内容
  • ニッポンインシュアの業績とIPO資金用途
  • ニッポンインシュアの将来性
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総合評価

総合評価:2.67/5点

  • 成長性:3点
    • 売上高の伸びは堅調
  • 独自事業性:2点
    • 家賃保証サービスは競合多数。参入障壁低い。
  • 初値期待値:3点
    • 公募価格+24.1%

*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。

ニッポンインシュアの会社概要

家 鍵

会社沿革

年月概要
2002年4月福岡市中央区今川に株式会社エム・サポートを設立
2008年10月家賃債務保証事業を開始
2009年10月株式会社ベンよりコインランドリー事業を譲受
WASHハウス株式会社のフランチャイズ店舗「WASHハウス」としてコインランドリーサービスを開始
2011年6月株式会社カーブスジャパンのフランチャイズ店舗「カーブス」としてフィットネスサービスを開始
2013年12月株式会社ユーミーインシュアより家賃債務保証事業を譲受
2014年4月当社商号を株式会社エム・サポートからニッポンインシュア株式会社へ変更
2014年10月親会社としてプロパティマネジメントサポート株式会社を設立
2015年9月不動産管理会社が自社保証会社を設立する場合に、立上げから運営までのサポート事業を行う株式会社プラスジャパンの全株式を取得し子会社化
2015年12月スマートレンダー株式会社より家賃債務保証事業を譲受
2019年9月プロパティマネジメントサポート株式会社を吸収合併
2019年10月介護費債務保証サービス・入院費債務保証サービスの販売を開始
2020年3月株式会社日本あんしん保証より家賃債務保証事業を譲受
*有価証券報告書より抜粋して作成

設立からは20年が経過しており、メインでは保証事業を展開してきたようですが、その他にもコインランドリーサービスやフィットネスサービスを展開してきた経緯があります。

近年は債務保証サービスの範囲を広げて事業拡大しているようですね。

ニッポンインシュアの事業内容

セキュリティ 保証

ニッポンインシュアの主な事業は、保証事業とその他で構成されています。

内容としては以下に分類されます。

  • 保証事業
    • 賃貸住宅の家賃債務保証
    • 賃貸店舗・事務所の家賃債務保証
    • 介護費の債務保証
    • 入院費の債務保証
  • その他
    • フランチャイズ加盟でのコインランドリー及びフィットネスクラブの運営

保証事業は、賃貸住宅などにおける家賃債務の保証を行う家賃債務保証サービスが中核であり、

その他に今後の高齢化などの社会問題解決のための介護費債務保証サービス、入院費債務保証サービスを展開しています。

ニッポンインシュア 家賃債務保証サービスフロー
有価証券報告書より抜粋

上記は家賃債務保証サービスの例ですが、基本的には家賃契約、介護、入院において、契約者の連帯保証人の役割を果たすサービスになります。

大きな契約には連帯保証人を探すことが必要になりますが、万が一の際の保証としてこのサービスを利用し、連来保証人の肩代わりをしてもらう方が増加しているようですね。

メインの保証サービスとその他事業(フィットネスとコインランドリーサービス)の関連性、シナジーが薄いように見えますので、今後の事業方向性に注目ですね。

ニッポンインシュアの業績推移

ニッポンインシュア 業績推移

売上高・営業利益はともに増加傾向にあります。

年平均で20%ぐらいの売上高成長率になり、契約人数の増加に連れて売り上げ拡大しているであろうことがわかります。

家賃保証業界は、業界に対する法規制も少なく参入障壁も低いことから、大小様々な企業が存在しており、競争激化による影響を受けやすい構造となっている点がリスクとして挙げられています。

不動産管理会社による独自の保証サービスの提供も行われている点も契約者の流出につながる可能性を含んでいますね。

またIPOでの調達資金の使途としては、以下が挙げられています。

  • 業務系基幹システムの開発及び改修費用
  • 取扱店向け顧客契約情報管理システム(Cloud Insure)の新機能開発費用及び業務系基幹システムとの連携改修費用
  • 保証事業拡大に伴う不動産管理会社及び賃貸人への賃料等の代位弁済による立替金などの運転資金
  • 人材採用及び教育のための費用

既存システム、サービスにとらわれず、新商品の開発が保証サービスにも必要と考えられているようです。競争が激しい業界ということですね。

売上高が伸び続けているうちは、既存サービスの契約者を伸ばす方への注力が必要だと個人的には思います。

まとめ

保証サービス

今回はIPO銘柄ニッポンインシュアについて調査してみました。

  • 種々の保証サービスで事業拡大
  • 参入障壁低く将来性は競合次第
  • 成長のカギは契約者数増加と保証サービス拡大

保証サービス業界とのことで、AI等と比較すると目新しさなく人気化は厳しいかもしれません。

☆他にも多数のIPO銘柄の分析を実施していますのでこちらから確認ください。

☆IPOのオススメ証券口座についてはこちらで紹介していますので、ご覧ください。

それではまた。

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