【創業6年目】AI Trend活用 AVILENの業績や将来性は?

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【創業6年目】AI Trend活用 AVILEN(5591)の業績や将来性は? IPO分析

こんにちは。きんかぶるーむです。

2023年9月のIPO案件で、AIソリューション関連会社が9/27(水)に東証グロース市場に上場します。

【企業名】AVILEN(アヴィレン)(証券コード:5591)

AVILENの公開価格は2120円に決定しました。

初値は9/27に2482円になりました。公開価格を17.1%上回りました。

大株主のロックアップが期間(90or180日)や株価(1.5倍or2.5倍)で設定されているので、上場後株価が上昇するまでは需給が締まっていそうです。

AI関連は株価が上がりやすい傾向にありますので、株価上昇後の大株主売りには注意が必要です。

2023年9月は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。

☆他の銘柄分析はこちらのIPOリストからご確認ください。

AIソリューション・プロダクト企業は多数上場しており、差別化が段々と難しくなってきていますね。

早速どのような企業なのか調査し、AVILENの特徴を確認していきます。

この記事でわかること
  • AVILENの会社沿革と事業内容
  • AVILENの業績とIPO資金用途
  • AVILENの将来性
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総合評価

総合評価:4/5点

  • 成長性:5点
    • 売上成長性高く、黒字化
  • 独自事業性:4点
    • 生成AI、ChatGPTも手掛けている。デジタル人材育成は競合多数。
  • 初値期待値:3点
    • 公募価格+17.1%

*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。

AVILENの会社概要

生成AI モンスターロボ

会社沿革

年月概要
2018年8月東京都台東区において資本金300万円で創業
2019年6月全人類がわかるE資格講座の提供を開始
2019年7月ディープラーニングをはじめとしたAIの社会実装に取り組むために日本ディープラーニング協会正式会員に加盟
2020年4月自社メディア「AI Trend」においてAI関連ニュースの配信開始
2021年1月「Microsoft for Startups」に採択
2021年1月My Alarm株式会社と業務提携し共同開発した、AVILEN AI「Autea」搭載の営業支援サービス「Lead Dynamics」をリリース
2021年4月三菱UFJ信託銀行株式会社、三菱UFJトラストシステム株式会社と業務提携し、共同開発した、AVILEN AI「Estimea」搭載のビジネスユーザー向けデータ分析ツール「AI Seed」を公表
2022年2月ビジネスユーザー向けデータ分析ツール「AI Seed」の外販を開始
2022年3月株式会社インテックとAIソリューション推進に関わるすべての領域で連携するための資本業務提携(ジャフコグループからの株式譲渡)
2022年3月三菱UFJ信託銀行株式会社とAIソリューション推進に関わるすべての領域で連携するための資本業務提携(ジャフコグループからの株式譲渡)
2022年6月金融分野における課題解決の実現に向けて貢献するために、一般社団法人金融データ活用推進協会に特別会員として加盟
2023年4月AVILEN AI「Instructea」とChatGPTを組み合わせたSaaSプロダクト「ChatMee」の販売を開始
2023年6月日本郵政キャピタル株式会社と更なる連携強化のために新たに資本業務提携(ジャフコグループからの株式譲渡)
2023年6月株式会社大塚商会とAIソリューション推進に関わるすべての領域で連携するための資本業務提携(ジャフコグループからの株式譲渡)
2023年6月株式会社ジャパンインベストメントアドバイザーとM&A含めた出資領域全般で連携するための戦略的パートナーシップ(ジャフコグループからの株式譲渡)
2023年6月株式会社エアトリと旅行業界におけるAI利活用を推進するための戦略的パートナーシップ(ジャフコグループからの株式譲渡)
*有価証券報告書より抜粋して作成

2018年設立の非常に若い会社ですが、AI関連サービスで頭角を表し、数々の有名企業と業務提携、パートナーシップ契約を経て事業拡大してきたようです。

ジャフコグループ経由での提携が多い印象です。ジャフコグループは大株主であり、投資助言を多数行っているものと推察されます。

代表取締役は東大大学院卒の高橋 光太郎さんが勤めており、著書の「最短突破 ディープラーニングG検定問題集」は一万部を突破する人気です。

またAVILENの機械学習研究者コミュニティーを通じて、在学中のメンバーも社内プロジェクトに参画しているようです。

優秀な学生を取り込んで会社として大きくなろうとしている意志を感じます。

AVILENの事業内容

生成AI コーヒーがこぼれる様子

「最新のテクノロジーを、多くの人へ」というビジョンのもと、企業のAI実装推進を一気通貫で支援する「AIソリューション事業」を展開しています。

事業を大きく分類すると次の二つに分かれます。

  1. AIソフトウエアユニット
    • 企業が抱える経営課題を特定し、AI・データサイエンスの観点でデータの活用により業務効率化等の新たな価値を創造するソリューションを提供。生成AIも手掛ける。
  2. ビルドアップユニット
    • 法人・個人向けにeラーニングをベースとしたAIに関するパッケージ化された研修サービス(動画講義、講義資料)を提供。

AIソリューションはもちろんのこと、データサイエンティスト、DX人材育成に向けての研修サービスを提供しており、取引実績は530社以上に上るようです。(2023年2月時点)

6年目でこの実績数はすごいですね。

その他の強みとしては、月間32万PVを記録する自社メディアの「AI Trend」を運営しており、効率的なリード顧客の獲得につなげているようです。

広告宣伝費少なく、顧客案件獲得につながるので、メリットが大きいですね。

AVILENの業績推移

AVILENの業績推移は以下になります。

売上高は急速に増加傾向にあります。*2020年から決算期が変更

AI関連で早期から黒字化しており事業としても波に乗っている点は好印象です。

利益率の面でも15%を超えており、高収益構造であることがわかります。

2023年7月31日時点で従業員数は50人、平均年齢は29.6歳と非常に若手の精鋭達が集まっている企業と考えられます。

勤続年数平均は1.6年と非常に短期スパンなのが気になりますが、ベンチャーとしては魅力的に映りますね。

またIPOでの調達資金の使途としては、事業拡大やSaaSサービス開発に伴う人件費及び人員増強を目的とした採用関連費に充当されるとのことです。

50名規模で回しているので、今後の拡大を見据えると人材確保が必要な時期ですね。

ChatGPTや生成AI関連の開発も実施されているので、今後の事業発展が期待されます。

まとめ

生成AI 若い女性 喫茶店

今回はIPO銘柄AVILENについて調査してみました。

  • 設立から6年目で黒字化のAI関連会社
  • ChatGPTや生成AIなど最新技術に加え、デジタル人材育成分野にも関与
  • 成長のカギは人材確保

AI関連で非常に勢いのある会社であることから人気化するのではないかと感じています。

上場後の値動きに注目です。

☆他にも多数のIPO銘柄の分析を実施していますのでこちらから確認ください。

☆IPOのオススメ証券口座についてはこちらで紹介していますので、ご覧ください。

それではまた。

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