こんにちは。きんかぶるーむです。
2025年8月のIPO案件で、タオル関連会社が6/20に東証スタンダード市場に上場します。
【企業名】伊澤タオル(証券コード:365A)
初値は765円となり、公開価格750円を上回りました。
期間(180日)かでロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。
2025年は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。
☆他の銘柄分析はこちらのIPOリストからご確認ください。
早速どのような企業なのか調査し、伊澤タオルの特徴を確認していきます。
総合評価
総合評価:X/5点
- 成長性:4点
- 独自事業性:5点
- 初値期待値:X点
- 公募価格+%
*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。
伊澤タオルの会社概要
会社沿革
• 1970年10月:大阪市住吉区で伊澤正美により創業
• 1971年4月:法人化(伊澤タオル株式会社設立)
• 1981年5月:東京営業所を品川区に開設
• 1985年5月:海外生産開始、100%子会社インタークラフト通商設立
• 1997年4月:代表取締役に伊澤正司が就任
• 1998年4月/11月:東京営業所を港区へ移転/大阪に中央商品センター開設
• 2005年9月:タオル研究室設置
• 2014年11月:「タオル研究所」商標登録
• 2016年3月:ISO9001・ISO14001取得
• 2016年4月:信州大学と共同研究開始
• 2016年6月:香港子会社IZAWA TEXTILE CO.,LIMITED設立
• 2017年5月:東京営業所を渋谷区に移転
• 2021年8月:JAFCO資本参加、持株会社体制へ
• 2022年3月:持株会社体制から株式会社伊澤タオルへ社名変更(事業統合)
• 2025年1月:米国子会社IZAWA TOWEL INC.設立
*有価証券報告書より抜粋して作成
伊澤タオルの事業内容
会社名通りタオル事業を展開しています。
キャラクターIPも多く、最近のアニメブームにも乗っています。
• 主力ブランド「タオル研究所」
• 自社製品販売(EC:Amazon 等)
• キャラクターIPや小売店向けのODM生産
• ファブレス方式(自社工場は持たず外部委託生産)
• 研究開発(大学・大手メーカーとの共同開発、18件以上の特許保有)
• 売上チャネル(2025年2月期):
ODM生産 56.6%
キャラクターIP製品 26.5%
EC販売 16.9%
伊澤タオルの事業展望
事業展望としては以下が挙げられています。
海外展開が今後のキーになりそうです。
成長の軸:研究開発強化・海外展開・EC拡大
• アセットライトなファブレス経営でコスト競争力維持
• 素材・製法研究の深化と知財戦略強化
• 海外販路(直近2025年米国子会社設立)
• デジタルチャネルを活かしたブランド拡大
• キャラクター等IPコラボの推進
伊澤タオルの業績推移
業績推移は以下の通りです。
売上高・経常利益は増加傾向にありますが直近は鈍化傾向です。
またIPOでの調達資金の使途としては、設備投資や成長投資としてのものは記載なしです。
既存株主(ファンド等)への売却代金となっています。
まとめ
今回はIPO銘柄伊澤タオルについて調査してみました。
- 海外展開が今後のキー
- タオル事業でキャラクターIPも対応
地味な銘柄ですが、日本のメーカーとしては評価される気配があります。
上場後の2025年7月にに週刊誌からパワハラ疑惑を記事にされています。
伊澤タオルの社長による「パワハラ朝礼」について記載があり、
朝礼での暴言や恫喝、差別的な発言が録音音声付きで公開されているようです。
ブランドの信頼性が問われる事態に発展しています。
上場後の値動きに注目です。
☆他にも多数のIPO銘柄の分析を実施していますのでこちらから確認ください。
☆IPOのオススメ証券口座についてはこちらで紹介していますので、ご覧ください。
それではまた。
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