【創薬・医薬品開発】PRISM Biolabの業績推移と将来性は?

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【創薬・医薬品開発】206A IPO PRISM Biolabの業績推移と将来性は? IPO分析

こんにちは、きんかぶるーむです。

2024年7月のIPO案件で、バイオ関連会社が7/2(火)に東証グロース市場に上場します。

【企業名】PRISM Biolab Co.,LTD、プリズム バイオラボ(証券コード:206A)

公開価格450円を8.7%上回る489円で初値をつけました。

期間(90日or180日)か公開価格の1.5倍でロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。

VCが非常に多く、売り出し圧力は上場後に強まる懸念があります。

前月にあたる2024年6月には多数銘柄がIPOで上場を果たしています。

☆他のIPO銘柄分析⇒こちらから!

早速どのような企業なのか調査し、PRISM Biolabの特徴を確認していきます。

この記事でわかること
  • PRISM Biolabの会社沿革と事業内容
  • PRISM Biolabの業績とIPO資金用途
  • PRISM Biolabの将来性
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総合評価

総合評価:3.33/5点

  • 成長性:3点
    • 売上、利益安定せず
  • 独自事業性:5点
    • 研究開発においてPepMetics技術による優位性あり
  • 初値期待値:2点
    • 公募価格+8.7%

*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。

PRISM Biolabの会社概要

会社沿革

年月概要
2006年11月前身であるPRISM BioLab㈱(旧 ㈱PRISM Pharma)を設立
2007年4月神奈川県横浜市緑区長津田町4259-3に事務所及び研究所を開設
2011年4月エーザイ㈱とPRI-724のガン分野におけるライセンス契約締結
2012年4月社名を㈱PRISM Pharmaに変更すると共に、自社開発事業を中心に展開するため当社、㈱PRISM BioLabを新設分割により設立
2013年7月エーザイ㈱との共同研究で経口剤となるE7386を創出し、当社研究成果をエーザイ㈱に導出
2017年3月製薬会社の創薬ターゲットに対してHit化合物(*)を創出する共同開発事業を本格的に開始
2018年5月大原薬品工業㈱にPRI-724のガン以外の分野におけるライセンス契約締結
2018年10月㈱PRISM Pharmaを吸収合併
2020年5月Boehringer Ingelheim International GmbH社との間で、複数の創薬ターゲットに関する研究及びライセンス契約を締結
2020年7月本社を湘南ヘルスイノベーションパーク(神奈川県藤沢市)内へ移転
2020年11月Merck KGaA社との間で、複数の創薬ターゲットに関する研究及びライセンス契約を締結
2021年6月フランスの製薬大手LES LABORATOIRES SERVIER社との間で創薬に関する業務提携契約を締結
2021年11月エーザイ㈱と共同で創製したCBP/β-catenin阻害剤E7386について、臨床におけるPOC(Proof of Concept:創薬概念の検証)を達成
2021年12月製薬大手RocheグループのF. Hoffmann-La Roche Ltd.社及びGenentech, Inc.社との間で、研究及びライセンス契約を締結
2022年4月大原薬品工業㈱に導出したPRI-724について、臨床におけるPOC(Proof of Concept:創薬概念の検証)を達成
2023年5月大原薬品工業㈱とライセンス契約に基づく第Ⅱ相臨床試験の開始によるマイルストン達成
2023年11月Eli Lilly and Company社との間で、複数の創薬ターゲットに関する共同研究及びライセンス契約を締結
2024年4月小野薬品工業㈱との間でガン領域における創薬に関するライセンス契約を締結
*有価証券報告書より抜粋して作成

2006年に設立され、がん分野における創薬等で実績があるようですね。

エーザイや大原薬品工業、直近では小野薬品工業など日本の名だたる製薬メーカーとライセンス契約を締結して事業展開しているようです。

PRISM Biolabの事業内容

研究 顕微鏡 DNA

PRISM Biolabはこれまで創薬が困難とされていた標的を創薬可能にすることで新たな創薬パラダイムを作り出し、治療法のなかった病気を治療することを目標に、新たな創薬基盤を構築して新薬開発を行っているようです。

独自の創薬基盤技術である「PepMetics技術」を活用した医薬品の研究開発を行い、製薬会社等と提携、共同研究、導出することにより収入を得る創薬事業を展開しています。

自社で創薬標的を選定してプログラムを創出する自社開発事業と、大手製薬会社の創薬標的にの技術を利用してプログラムを創出する共同開発事業の二つのビジネスモデルを並行して行って事業として成立しているようですね。

PepMetics技術を活用して、ハイリスク、ハイリターンの収益モデルである自社開発事業と、安定的で早期収益化が可能な収益モデルである共同開発事業の二つを組み合わせることで、安定的かつ大きなリターンを目指すことが可能。

基本的にはブルーオーシャン市場である新領域での治療法確立で、収益を上げる構造のようですね。

細胞 ウイルス 疾患

<PepMetics技術について>
PepMetics技術は、ヘリックス構造を模倣した低分子有機化合物によって、細胞内でのタンパク質間相互作用(PPI:Protein-Protein Interaction)を制御するものです。

PepMetics化合物の基本構造は、複数の飽和 環状構造を有する骨格に3個から5個の側鎖のついた構造で、3次元的に側鎖の位置と方向を制御することで、多種多様なヘリックス構造を高い精度で模倣することが可能となり、異常領域と多点で接点を持てる強みがあるようです。

バイオ医薬(タンパク医薬や抗体医薬)(*12)は、分子量が大きい(高分子)ために細胞の中には入らず、細胞の外や
受容体の部分でシグナルを制御しております。一般に、細胞の中に伝えられるシグナル経路は、細胞内で複数の役
割を果たすことが多く、細胞外で止めることは目的の作用以外の役割も上流で止めてしまうことになり、副作用が
生じやすくなります。細胞内でタンパク質同士の結合を選択的に阻害(制御)して目的の作用のみを止めることは、
これまで創薬の分野で重要と期待されながらも方法が確立されておりませんでした。
PepMetics技術では、細胞膜を通過できる低分子化合物を用いて、細胞の中に伝えられたシグナルの下流で治療に
必要なシグナルだけを止めることが可能となります。

優位性としては以下の2点が挙げられており、特にAIについては今後も必須になると思いますので、創薬領域においても武器になり得ますね。

  1. 有機合成
    • PepMetics化合物の特許を取得。他社が容易に追随できない合成ノウハウを蓄積。
    • 社内データベースで容易に参照可能。
  2. AI
    • AI(人工知能)技術をPepMetics化合物へ応用
    • PepMetics化合物に特化したADMET(化合物の吸収、分布、代謝、排泄、毒性)のAI予測モデルを構築・実用化

PRISM Biolabの業績推移

業績推移は以下の通りです。

PRISM BIolab 業績推移

売上高は安定しておらず、マイルストーン達成による影響が非常に大きそうです。

また、直近決算期2023年9月には大幅な赤字転落をしています。

現在、エーザイ株式会社及び大原薬品工業株式会社とライセンス契約を締結し、それぞれの製薬会社が主導して臨床試験を実施。

導出先からのマイルストン収入は多額であるため、その臨床試験の進捗は当社の資金繰り計画に影響を与えます。

またIPOでの調達資金の使途としては、創薬事業にかかる研究設備の増強並びに研究開発活動費用に充てられるようです。

人件費等に割く企業が多い中、プリズムバイオラボは研究開発費に注力するようです。

まとめ

薬 医薬品

今回はIPO銘柄PRISM Biolabについて調査してみました。

  • 2006年に設立され、医薬品の研究開発にて事業化
  • 大手製薬会社とのマイルストーン契約あり
  • 成長のカギはAI活用による創薬技術速度アップ

赤字バイオでまた来たか!という感じですが、例のごとくバイオは熱狂的なファンも多いことから、一定の人気があります。

直近ではChordia Therapeutics(コーディアセラビューティクス)190Aコージンバイオ(177A)なども上場を果たしており、公募割れはしていない状況です。

上場後の値動きに注目です。

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それではまた。

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