こんにちは。きんかぶるーむです。
2023年12月のIPO案件で、ラーメンチェーン店会社が12/15(金)に東証スタンダード市場に上場します。
【企業名】魁力屋(かいりきや、Kairikiya Co.,Ltd.)(証券コード:5891)
初値は1822円となり、公開価格の1400円を大きく上回りました。
日本発の飲食店は人気化しやすいですね。
期間(180日)でロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。
2023年12月は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。
☆他の銘柄分析はこちらのIPOリストからご確認ください。
早速どのような企業なのか調査し、魁力屋の特徴を確認していきます。
総合評価
総合評価:3.3/5点
- 成長性:3点
- 売上高の伸びは期待できる
- 独自事業性:3点
- ラーメン事業なので、独自性は一定程度あり
- 初値期待値:4点
- 公募価格+30.1%
*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。
魁力屋の会社概要
会社沿革
年月 | 概要 |
2003年2月 | 京都市北区紫竹東大門町に飲食店の経営を目的として㈲マルフジフーズ(出資金3,000千円)を設立 |
2005年4月 | ラーメン魁力屋1号店として近江大橋店(現在閉店)を滋賀県大津市にオープン |
2005年6月 | 京都府に進出、修学院店(現 本店)を京都市左京区にオープン |
2005年7月 | ㈲マルフジフーズを組織変更し、㈱マルフジフーズ(資本金10,000千円)を設立 |
2009年9月 | 商号を㈱魁力屋に変更 |
2019年6月 | からたま屋を大阪市旭区にオープン |
2019年8月 | タンメンと餃子KIBARUを京都市下京区にオープン |
2022年10月 | とりサブロー6店舗を譲受 |
代表取締役社長である藤田宗が2003年2月に現在の株式会社魁力屋の前身である「有限会社マルフジフーズ」を創業したことに始まり、以降ラーメン屋魁力屋を主軸として展開してきたようです。
関西を中心にイオンモールなどへも出店を加速させているようですね。
魁力屋の事業内容
魁力屋は京都背脂醤油ラーメンを主力商品とする「京都北白川ラーメン魁力屋」を運営する飲食事業を展開しており、
郊外ロードサイド及び商業施設内のフードコート等に2023年9月末で130店舗(うち、直営店102店舗、独立店24店舗、FC加盟店4店舗)を出店しています。
「焼きめし」「餃子」「唐揚げ」等の定食メニューや「お子様メニュー」を取り揃えており、特に「焼きめし」はマイスター制度(資格検定制度)を導入するなど、品質の安定と向上に努め、他社との差別化商品になっているようです。
魁力屋の業績推移
魁力屋の2018年12月期から2022年12月期の業績推移は以下の通りです、
売上高・経常利益はコロナ禍の影響もあり、しばらく横ばいでしたが、2022年12月期には増加に転じています。
コロナ禍においても年々出店数は増加しており、売上高増加に寄与してきたようです。
またIPOでの調達資金の使途としては、新規出店のための設備投資資金に充てられるようです。
出店数の増加で知名度を拡大していき、力の源HDの一風堂やトリドールの丸亀製麺などのように海外展開にも手を出していければ将来性は抜群ですね。
まとめ
今回はIPO銘柄魁力屋について調査してみました。
- 京都ラーメンのFC展開
- 苦境のコロナ禍でも耐え忍んで成長
- 成長のカギは海外進出
昨今、FC展開している外食企業の株価は堅調です。需要の底かたさから人気化するのではないかと感じています。
上場後の値動きに注目です。
☆他にも多数のIPO銘柄の分析を実施していますのでこちらから確認ください。
☆IPOのオススメ証券口座についてはこちらで紹介していますので、ご覧ください。
それではまた。
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