<キーエンス提携>AIオルツの業績推移や将来性は?

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こんにちは。きんかぶるーむです。

2024年10月のIPO案件で、AI関連会社が10/11(金)に東証グロース市場に上場します。

【企業名】オルツ(証券コード:260A

初値は576円となり、公開価格の540円を5.6%上回りました。

期間(90日or180日)か公開価格の1.5倍でロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。

2024年は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。

☆他の銘柄分析はこちらのIPOリストからご確認ください。

早速どのような企業なのか調査し、オルツの特徴を確認していきます。

この記事でわかること
  • オルツの会社沿革と事業内容
  • オルツの業績とIPO資金用途
  • オルツの将来性
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総合評価

総合評価:3.33/5点

  • 成長性:4点
    • 売上伸びは高いが赤字続き
  • 独自事業性:4点
    • デジタルクローン技術領域で独自性あり
  • 初値期待値:2点
    • 公募価格+5.6%

*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。

オルツの会社概要

会社沿革
• 2014年11月:東京都江東区にて設立
• 2015年4月:「P.A.I.」(パーソナル人工知能)の商標取得
• 2020年1月:Communication Intelligence「AI GIJIROKU」提供開始
• 2023年9月:株式会社キーエンスとの資本業務提携を発表
• 2024年9月5日:東京証券取引所グロース市場への上場承認
• 2024年10月11日:IPO(新規上場)予定

*有価証券報告書より抜粋して作成

2014年創業なので、上場時点で10年目よ企業になりますね。

ベンチャー段階からキーエンスと業務提携している実績は大きく評価されるのではないでしょうか。

オルツの事業内容


オルツは「P.A.I.」(パーソナル人工知能)の研究開発を中心に行っています。

主な事業は以下の3つになります。
1. AI Products事業:Communication Intelligence「AI GIJIROKU」などの提供
2. AI Solutions事業:AIモデルを応用したソリューション提供
3. デジタルクローン技術の開発と実用化

オルツの「AI GIJIROKU」は、幅広い業界や業種の企業に提供されています。

具体的には以下のような特徴があります。


利用企業数
「AI GIJIROKU」の利用企業数は8,000社を突破しています。これは、多くの企業がこのツールの有用性を認識し、採用していることを示しています。


対応業界・業種
「AI GIJIROKU」は、な多様な業界や業種に特化したモデルを提供しています。
• 金融
• 医療
• 製薬
• 化学
• 建築
これらの業界特化型モデルにより、各分野特有の専門用語や表現に対応した高精度の文字起こしが可能となっています。


利用シーン
「AI GIJIROKU」は、さまざまな場面で活用されています。
• 企業の社内会議
• 商談
• オンライン・ハイブリッド会議
• プレゼンテーション
• 教育機関での利用


提供機能
「AI GIJIROKU」は単なる議事録作成ツールにとどまらず、多様な機能を提供しています。
• 35か国語以上のリアルタイム同時翻訳
• 文章のパーソナライズ
• 話者識別機能
• 清書、要約、重要事項の洗い出し
• ToDoの作成
• パーソナルエージェント機能


これらの機能により、「AI GIJIROKU」は企業・組織の「Communication Intelligence」として、新時代の情報管理や業務効率化を実現するツールとなっています。

事業展望


1. 2030年までにAIクローン5000万人の創出を目指す
2. 日本のGDPを10兆ドルにすることを目標とする国家レベルの挑戦
3. 現行業務のAIへの移行を加速
4. パーソナルAIの開発と実用化を通じて、人類の非生産的労働からの解放を目指す
5. 大規模言語処理ソリューションの提供拡大


オルツは、AIクローン技術を活用して労働力不足問題の解決に取り組むとともに、個人と社会全体の生産性向上を目指しています

オルツの業績推移

直近5期の業績推移は以下の通りです。

売上高と経常利益の推移

  • 2019年12月期
    • 売上高: 49百万円
    • 経常利益: -441百万円
  • 2020年12月期
    • 売上高: 56百万円
    • 経常利益: -202百万円
  • 2021年12月期
    • 売上高: 956百万円
    • 経常利益: -385百万円
  • 2022年12月期
    • 売上高: 2,666百万円
    • 経常利益: -670百万円
  • 2023年12月期
    • 売上高: 4,112百万円
    • 経常利益: -1,498百万円
オルツ 業績推移

オルツの売上高は急速に拡大しており、特に2021年12月期から2023年12月期にかけて大きく成長しています。

一方で、経常利益は全期間を通じて赤字が続いています。

赤字幅は売上高の拡大に伴って拡大傾向にあり、2023年12月期には1,498百万円の赤字となっています。


この傾向は、同社がパーソナル人工知能の実現に向けて積極的な先行投資を行っていることを示唆しています。

売上高は順調に伸びているものの、研究開発費や広告宣伝費などの投資が利益を圧迫している状況が続いていると考えられますね。

社員数16名で達成した高い売上高が特徴的です。

またIPOでの調達資金の使途としては、AIクローン技術の研究開発および社会実装の加速が挙げられ,労働力不足問題の解決への貢献が期待されます。

まとめ

今回はIPO銘柄オルツについて調査してみました。

  • 新会社となってから日は浅いが、キーエンスなど大企業と提携済み
  • AI関連サービスの研究開発で頭角
  • 企業の雑多業務をAIでこなす事ができる

AI関連は引き続き堅調な人気があり、キーエンスと提携している点から、普通のベンチャーにはないような特徴があるのではないかと推察します。

人気化するのではないかと感じています。

上場後の値動きに注目です。

☆他にも多数のIPO銘柄の分析を実施していますのでこちらから確認ください。

☆IPOのオススメ証券口座についてはこちらで紹介していますので、ご覧ください。

それではまた。

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