【秘密セキュリティ】ZenmuTechの事業内容や業績推移は?

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こんにちは。きんかぶるーむです。

2025年3月のIPO案件で、セキュリティ関連会社が3/27に東証グロース市場に上場します。

【企業名】ZenmuTech ゼンムテック(証券コード:338A)

初値は5000円となり、公開価格の1580円を大きく上回りました。

期間(90日or180日)か公開価格の1.5倍でロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。

2025年は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。

☆他の銘柄分析はこちらのIPOリストからご確認ください。

早速どのような企業なのか調査し、ZenmuTechの特徴を確認していきます。

この記事でわかること
  • ZenmuTechの会社沿革と事業内容
  • ZenmuTechの業績とIPO資金用途
  • ZenmuTechの将来性
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総合評価

総合評価:X/5点

  • 成長性:4点
    • 堅調に毎年伸びている
  • 独自事業性:5点
    • 秘密セキュリティ技術
  • 初値期待値:5点
    • 公募価格+216.5%

*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。

ZenmuTechの会社概要

会社沿革

  • 2014年3月:株式会社シンクライアント・ソリューション総合研究所として設立。
  • 2015年8月:「PASERI for PC」(PC向け情報漏洩対策ソリューション) をリリース。
  • 2017年1月:社名を株式会社ZenmuTechへ変更、製品ブランドも「PASERI」から「ZENMU」へ。
  • 2018年4月:産業技術総合研究所と秘密分散・量子セキュアクラウド技術に関する共同研究を開始。
  • 2019年6月:「ZENMU Virtual Desktop」リリース。
  • 2020年3月:本社を東京都中央区銀座へ移転。
  • 2021年2月:「QueryAhead」(秘密計算ソリューション)を提供開始。
  • 2023年8月:AIST SolutionsよりAISolスタートアップ認定。
  • 2025年3月:東京証券取引所グロース市場に新規上場

*有価証券報告書より抜粋して作成

情報セキュリティ関連として設立時から事業展開してきたようです。

セキュリティ関連銘柄は株価も長期的リティ関連銘柄は株価も長期的

ZenmuTechの事業内容

ZenmuTechは独自の「秘密分散技術(ZENMU-AONT)」と「秘密計算技術」を軸に、データを“無意味化”して保護するセキュリティソリューションを開発・提供しています。

主な製品

• ZENMU Virtual Drive(PC情報漏洩防止)
• ZENMU Engine(秘密分散SDK)
• QueryAhead(秘密計算ソリューション)

SaaS型サブスクリプションサービスであり、契約毎に利益が積みかなさるモデルになっています。

金融、医療、製造、行政、IoT・ドローン・監視カメラ分野などが主要顧客となっています。

セキュリティ対策は企業全般に必要なので、インフラ関連とも呼べそうですね。

ZenmuTechの事業展望

短期的展開

「ZENMU Virtual Drive」等既存主力プロダクトのライセンス拡大による収益強化。

中長期ビジョン

  • 「ZENMU Engine」や秘密計算技術の事業化・サービス化で新領域の創出。
  • QueryAheadやOEMサービス分野の拡大により、グローバル展開と持続的成長を計画。
  • スマートリングなどウェアラブルデバイスとの連携も開始し、新たなデータ保護ソリューション開発を推進

グローバル化で事業展開できると、企業業績も大きく伸びていきそうですね。

ZenmuTechの業績推移

業績推移は以下の通りです。

決算期売上高(百万円)営業利益(百万円)経常利益(百万円)当期純利益(百万円)
2021年12月期2991276
2022年12月期419373524
2023年12月期533666447
2024年12月期64810110378
2025年12月期(予想)85014814798

売上高・経常利益は増加傾向にあります。

利益率は10-15%の水準で、高めではあります。

サブスクリプション型なので、契約数に比例して利益率が向上していくモデルになりますね。

またIPOでの調達資金の使途としては、運転資金(人件費および人材採用費)が挙げられています。

既存製品・サービスの強化や新分野展開に向け、エンジニアや営業を中心とした人材の採用や人件費に充てる予定です。

まとめ

今回はIPO銘柄ZenmuTechについて調査してみました。

  • セキュリティ関連として、データを無意味化して保護する技術
  • サブスク型のビジネスモデル
  • 成長のカギは海外展開の成功

昨今は国家防衛の観点としてもセキュリティの重要性は増しています。

今後データセンターの進化に伴ってより情報の秘匿性が重要視されていくと思いますので、インフラとして必要な技術になる可能性があります。

上場後の値動きに注目です。

☆他にも多数のIPO銘柄の分析を実施していますのでこちらから確認ください。

☆IPOのオススメ証券口座についてはこちらで紹介していますので、ご覧ください。

それではまた。

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