【駐車場管理・会議室シェア】ハッチワークの将来性や業績推移は?

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【駐車場管理・会議室シェア】148A ハッチワークの将来性や業績推移は? IPO分析

こんにちは。きんかぶるーむです。

2024年3月のIPO案件で、駐車場、貸会議室関連会社が3/26(火)に東証グロース市場に上場します。

【企業名】ハッチワーク、HATCH WORK CO.,LTD.(証券コード:148A)

初値2815円、公開価格2160円を30.3%上回りました。

期間(90日or180日)か公開価格の1.5倍でロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。

2024年3月は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。

☆他の銘柄分析はこちらのIPOリストからご確認ください。

早速どのような企業なのか調査し、ハッチワークの特徴を確認していきます。

この記事でわかること
  • ハッチワークの会社沿革と事業内容
  • ハッチワークの業績とIPO資金用途
  • ハッチワークの将来性
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総合評価

総合評価:2.0/5点

  • 成長性:1点
    • 持ち直し気味ではあるが、コロナ禍影響大きく、売上高の成長性低い
  • 独自事業性:2点
    • 駐車場関連、会議室シェア関連だが独自性は低い
  • 初値期待値:3点
    • 公募価格+30.3%

*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。

ハッチワークの会社概要

会社沿革

年月概要
2000年6月東京都世田谷区松原において賃貸オフィスデータのマーケティング事業として、株式会社ジーシーメディア(出資金10百万円)を創業
2005年6月大竹弘が代表取締役社長に就任
2005年9月株式会社アットオフィスに商号変更
2006年2月オフィス仲介事業及びオフィス仲介のFC(フランチャイズ)事業を開始、オフィスビルのPM(プロパティマネジメント)事業を開始
2007年4月滞納賃料を保証する「テナント安心保証」をリリース
2008年4月貸会議室事業である「アットビジネスセンター」を開始
2008年9月オフィス仲介のFC(フランチャイズ)事業を終了
2009年4月オフィスビルのサブリース事業である池袋パークビルを開業、会議室のシェアリング事業である「シェア会議室」の運営を開始
2010年4月月極駐車場検索ポータルサイト「アットパーキング」をリリースし、月極駐車場の仲介事業を開始
2012年4月レンタルオフィス事業である「インスクエア」の取扱いを開始
2013年4月月極駐車場のサブリース事業を開始
2013年7月滞納賃料保証サービス「テナント安心保証」を終了
2014年6月電話取次代行サービスである「テレアシスタント」をリリース
2015年5月機械式駐車場ソリューションサービスである「駐車場リエンジニアリング」をリリース
2016年4月カフェの運営である「コミュニテイカフェインスクエア」をリリース
貸会議室事業である「アットビジネスセンター」を大阪に進出
月極駐車場滞納保証サービスを開始
2018年4月旧商号の株式会社アットオフィスより新商号の株式会社ハッチ・ワークに変更、オフィス仲介関連事業を譲渡
管理会社向け月極駐車場オンライン管理支援サービス「at PARKING月極パートナーシステム」(現「アットパーキングクラウド」)をリリース
2018年12月大竹弘が代表取締役会長、増田知平が代表取締役社長に就任
2020年7月オンライン配信のプロがサポートするオンラインセミナー支援サービス「まるごとオンラインセミナーサポート」をリリース
2021年9月管理会社向け月極駐車場オンライン管理支援サービス「at PARKING 月極パートナーシステム」を「アットパーキングクラウド」にサービス名称を変更
*有価証券報告書より抜粋して作成

2000年に創業され、オフィス関連事業や月極駐車場関連事業で展開してきたようです。

カフェの運営や貸会議室事業も手掛けているようで、スペースや空間を売りとした事業を中心に手掛けているようですね。

モーダルシフトやカーシェアサービスが広がっている中で、駐車場事業の将来性等はどのようなものなのでしょうか。

ハッチワークの事業内容

駐車場 満車 データ収集

ハッチワークは「社会に可能性の卵を。」をパーパスとして、主に月極イノベーション事業、ビルディングイノベーション事業を展開しています。

月極イノベーション事業には、「APソリューションサービス」及び「APクラウドサービス」が属しており、ビルディングイノベーション事業には、「会議室サービス」及び「オフィスサービス」が属しています。

以下に4つの事業特徴を簡単に記載します。

  1. APソリューションサービス
    • 月極駐車場検索ポータルサイト「アットパーキング」運営
    • 月極駐車場のマッチングサービス
    • 月極駐車場サブリース
  2. APクラウドサービス
    • 月極駐車場オンライン管理支援サービスである「アットパーキングクラウド」運営
  3. 会議室サービス
    • 貸会議室サービス「アットビジネスセンター」
    • 会議室シェアサービス「シェア会議室」
  4. オフィスサービス
    • ミドル世代コミュニティオフィス「インスクエア」の運営
    • オフィスビルの「プロパティマネジメント(PM)」
    • オフィスビルの「ビルメンテナンス(BM)」サービス

コロナ禍を経て、会議室の在り方が変化し、テレワークやリモートワークのニーズが増加しています。

人と人が対面で話し合うための会議室の需要も少なからずありますので、堅調な伸びが期待できそうですね。

また、サブスクリプション型の売上としては、1,2の駐車場サービスがあります。

月ごとの利用料から安定した売り上げ収益を挙げられますね。

ハッチワークの業績推移

業績推移は以下の通りです。

ハッチワーク 業績推移 2018年12月期-2022年12月期

売上高は2020年以降は増加傾向にありますが、経常利益は赤字が続いています。

コロナ禍の影響を受けていそうな業績推移となっており、近年は持ち直しの動きが見られます。

駐車場サービスについては、近年のデジタル化の流れを受けて、店舗にて月極駐車場を探していた利用者が、インターネット上の検索ポータルサイト経由で検索・申込をするケースが徐々に増えており、検索ニーズが高まっている背景があります。

ビッグデータ社会に徐々に移行してきているので、データの価値が高まっています。

駐車場事業をクラウドサービスで運営することにより蓄積されるデータは有用であり、MaaSサービス等の関連銘柄として挙げられそうです。

活用可能見込みのデータは以下です。

  • 月極駐車場のデータ、満空情報
  • EV充電設備付駐車場や短期貸し

管理会社の収益改善、駐車場利用者の利便性向上につながる多様な高付加価値サービスを開発・提供し、駐車場の領域を超えたサービス展開が今後見込まれそうですね。

またIPOでの調達資金の使途としては、以下が挙げられています。

  • 新たなサービスの開発
  • 事業拡大のために必要なシステム投資や人材の採用費・人件費等の運転資金
  • 貸会議室の新規開発に係る設備投資
  • 事業拡大に伴う人員増に対応するための新オフィスに係る設備投資

駐車場関連の新サービスには期待したいところですね。

まとめ

駐車場 MaaS

今回はIPO銘柄ハッチワークについて調査してみました。

  • オフィス関連事業や月極駐車場関連事業を展開
  • 駐車場関連事業はサブスクリプション形式で利用者に応じて売上高が積みあがる
  • 成長のカギは駐車場関連の蓄積データ活用

Maas関連として認識されそうな面から、一定の人気は出そうです。

直近赤字が続いているのが気になる点ですが、将来性はデータ活用の面でありそうです。

上場後の値動きに注目です。

☆他にも多数のIPO銘柄の分析を実施していますのでこちらから確認ください。

☆IPOのオススメ証券口座についてはこちらで紹介していますので、ご覧ください。

それではまた。

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