【建設/不動産】カドスコーポレーションの業績推移や将来性は?

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【建設/不動産】カドスコーポレーション211A の業績推移や将来性は? IPO分析

こんにちは、きんかぶるーむです。

2024年7月のIPO案件で、建設,不動産関連会社が7/18(木)に東証スタンダード市場に上場します。

【企業名】カドスコーポレーション、Cados Corporation(証券コード:211A)

初値は3210円で、公開価格2900円を310円上回りました。

期間(180日)でロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。
スタンダード市場への上場のため、比較的安定した業績の企業と想定されます。

2024年7月は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。

☆他のIPO銘柄分析⇒こちらから!

早速どのような企業なのか調査し、カドスコーポレーションの特徴を確認していきます。

この記事でわかること
  • カドスコーポレーションの会社沿革と事業内容
  • カドスコーポレーションの業績とIPO資金用途
  • カドスコーポレーションの将来性
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総合評価

総合評価:2.67/5点

  • 成長性:3点
    • 隔年で売上高上下あり
  • 独自事業性:2点
    • 中国地方中心であるが、不動産、建設企業としては独自性なし
  • 初値期待値:3点
    • 公募価格10.7+%

*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。

カドスコーポレーションの会社概要

変な家 造形物 マンション

会社沿革

年月概要
1998年11月杉田茂樹が「カドス・コーポレーション」を屋号とする建設業を個人開業し、設計施工業務を開始
1999年2月山口県吉敷郡小郡町黄金町(現 山口県山口市小郡黄金町)に流通店舗の設計施工を主とする建築設計事務所である有限会社カドス・コーポレーションを資本金5,000千円で設立
1999年2月一級建築士事務所登録
1999年3月一般建設業許可を取得し、流通店舗の設計施工請負を開始
2000年6月自社建築物件の賃貸を開始
2002年11月宅地建物取引業許可を取得、土地活用から建築までのトータルプロデュースを開始
2004年2月業容拡大に伴い、資本金10,000千円に増資し株式会社カドス・コーポレーションに組織変更
2004年7月資本金33,000千円に増資
2004年8月特定建設業許可を取得
2004年12月不動産事業を受け持つ会社として、子会社有限会社アドレ・エステートを設立
2011年9月広島県広島市に広島出張所を開設
2013年5月長崎県諫早市に諫早出張所を開設
2014年8月広島県福山市に福山営業所を開設
2015年10月諫早出張所を諫早営業所に昇格
2016年2月有限会社アドレ・エステートが小野田太陽光発電所の売電を開始
2017年12月広島出張所を広島営業所に昇格
2019年8月株式会社カドス・コーポレーションを存続会社として、有限会社アドレ・エステートを吸収合併
2021年1月経営資源の選択と集中を図るため、諫早営業所を閉鎖
*有価証券報告書より抜粋して作成

カドス・コーポレーションは、1999年2月に設立された比較的若い企業です

主な事業内容は、土地活用の提案から設計・施工までをトータルでプロデュースし、日本各地でサービス展開してきたようです。

特に、流通店舗の建築工事を受注する建設事業と、それらの店舗をテナント企業に賃貸する不動産事業を展開しているようですね。

カドスコーポレーションの事業内容

住宅 マイホーム

「お客様の発展を願うことが我社の発展の鏡と心得、共生と共栄を目指します」の企業理念のもと、地域の街づくりに貢献する企業のひとつとして、地域の価値向上を目指した事業を行っています。

カドスコーポレーションは主に以下の2つの事業で成り立っています。

  • 建設事業
  • 不動産事業

建設事業として、山口県・広島県を中心に主として流通店舗の設計施工を行っています。

なお、カドスコーポレーションは元請を主としており、実際の施工は協力会社(下請会社)が行っているようです。

不動産事業は、建設事業の営業活動の中で土地オーナーとテナント企業とのニーズがマッチングしな
いケースがあることから、カドスコーポレーションが両社の間に入り双方のニーズをつなぎ合わせることで案件を積み重ねているようですね。

カドス・コーポレーションの強み

カドス・コーポレーションの強みは、土地活用の提案から設計・施工までを一気通貫でプロデュースできる点です。これにより、クライアントのニーズに合わせた柔軟な対応が可能となっています。

主な施工対象は以下の通りです。

  • 飲食店
  • オフィス・事業拠点
  • 商業施設・店舗
  • 医療・介護施設

医療や介護施設は今後の日本で必要な設備になってくるので、需要も旺盛になるでしょうね。

地域貢献とスポーツ支援

カドス・コーポレーションは地域貢献にも積極的です。

最近では以下のような活動を行っています。

  • 山口大学とネーミングライツ・パートナー契約を締結
  • サッカーJリーグ2部のレノファ山口FCと2024年シーズンのオフィシャルパートナー契約を締結

カドスコーポレーションの業績推移

業績推移は以下の通りです。

カドスコーポレーション 業績推移

売上高・経常利益は隔年で上下しているようですが、長期的にみると増加傾向にあります。

安定していない点は気になりますが、中長期でみるといい銘柄にみえます。

中長期戦略として、東京証券取引所公表「2023年3月期決算短信集計〔連結〕(プライム・スタンダード・グロース)」の上場建設業平均値(自己資本当期純利益率8.04%、自己資本比率43.51%、配当性向38.77%)を参考に、

資本政策上の適正数値(自己資本当期純利益率10.0%、自己資本比率40.0%、配当性向30.0%)を目指すとあることから、配当は今後出そうですね。

主要地域である、山口・広島・岡山・福岡の4県の工事費予定額はおよそ年間800億円程度、中でも人口規模が大きく、強い経済基盤を持つ広島県、福岡県の存在感は高いと言えます。

今後、テナント企業の出店需要が高い山陽道(山口・広島・岡山)及び北部九州(福岡及びその周辺)を営業エリアとして、山口県・広島県に加えて西は福岡県及びその周辺、東は岡山県まで広く事業を展開する予定のようです。

またIPOでの調達資金の使途としては、設備資金、借入金の返済が挙げられています。

100年存続企業を目指すという長期的なビジョンのもと、今後も地域に根ざした事業展開が期待されますね。

まとめ

今回はIPO銘柄カドスコーポレーションについて調査してみました。

  • 設立から24年。日本の地方を中心に事業展開
  • 上場後の配当に期待
  • ターゲットは中国地方~福岡

目新しさの面から人気化するのではないかと感じています。

上場後の値動きに注目です。

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それではまた。

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