【物流コンサル】246Aアスアの将来性や業績推移は?

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こんにちは、きんかぶるーむです。

2024年9月のIPO案件で、物流関連会社が9/26(木)に東証グロース市場に上場します。

【企業名】アスア、ASUA Inc.(証券コード:246A)

初値、公開価格未定。

期間(180日)でのみロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。

同日にキッズスターとINGSが上場予定となっており、資金分散が懸念されます。

2024年は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。

☆他のIPO銘柄分析⇒こちらから!

早速どのような企業なのか調査し、アスアの特徴を確認していきます。

この記事でわかること
  • アスアの会社沿革と事業内容
  • アスアの業績とIPO資金用途
  • アスアの将来性
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総合評価

総合評価:X/5点

  • 成長性:2点
    • 売上成長は鈍化傾向
  • 独自事業性:3点
    • 長年のノウハウ蓄積による安全性に強みあり
  • 初値期待値:X点
    • 公募価格+%

*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。

アスアの会社概要

会社沿革

年月概要
1993年12月愛知県春日井市においてガス漏れ警報器の取付け業務を個人事業として起業
1994年7月資本金300万円 愛知県春日井市にて有限会社アスアサービス設立
1995年4月日本電信電話株式会社の通信機器拡販を目的とした販売・工事・保守事業開始(現:通信ネットワークソリューション事業)
1995年10月本社を愛知県名古屋市西区花の木に移転 資本金1,000万円に増資、株式会社に変更
1997年2月愛知県名古屋市東区泉に新事務所開設
1997年10月株式会社ナカヨの販売店及び日本電信電話株式会社とパートナー契約を締結
1998年11月燃費改善製品販売事業を開始(現:コンサルティング事業)
1999年11月燃費改善事業を主体とした株式会社エコ・クリーチャーズを共同出資により設立
2002年6月株式会社エコ・クリーチャーズにて物流コンサルティングにおける燃費評価手法のビジネスモデル特許取得(特許第3314870号:2020年6月存続期間満了)
2002年7月株式会社エコ・クリーチャーズにて燃費管理システム「エコドライブマスター」(現:「TRYESサポート」用システム)をリリース
2002年12月本社を愛知県名古屋市西区城西に移転、本社と東区事務所を統合
2004年12月株式会社アスアに社名変更
2005年4月株式会社エコ・クリーチャーズの事業の内、物流コンサルティングに関わる全ての事業を営業譲渡契約により当社が取得
2006年5月公益社団法人自動車技術会春季学術論文「エコドライブによる燃費向上と交通事故の低減」を発表
2006年6月一般社団法人東京都トラック協会が主催する「グリーン・エコプロジェクト」事務局受託
2007年1月コーポレートアイデンティティの改定によりロゴマークを一新
2008年6月公益社団法人自動車技術会春季学術論文「企業のエコドライブ活動によるCO?削減」を発表
2009年8月一般財団法人省エネエネルギーセンターが運営していたWEB燃費管理サイト(ReCoo)を運営移管
2011年4月公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団 エコドライブ活動コンクール受託
2011年12月本社を愛知県名古屋市中村区黄金通に移転
2013年3月百貨店での美容機器販売を目的として、株式会社M’sクリスタル(完全子会社)を設立
2013年8月東京都千代田区有楽町に東京営業所を開設
2014年2月エコドライブ事業を発足(現:CRMイノベーション事業) 大手自動車メーカーよりユーザーのエコドライブ支援を目的としたメッセージ開発業務を受託
2014年10月ニューヨーク国連本部にて、「国連エコドライブカンファレンス」を開催(主催 : 国連WAFUNIF 共催・事務局 : 株式会社アスア)
2015年5月大手損害保険会社よりユーザーの交通事故リスク低減を目的とした安全メッセージ開発業務を受託
2015年10月名古屋市にて、「国連エコドライブ名古屋カンファレンス」を開催(主催 : 国連WAFUNIF 共催・事務局 : 株式会社アスア)
2015年12月フランスにて、COP21サイドイベントとして「国連エコドライブパリカンファレンス」を開催(主催 : 国連WAFUNIF 共催・事務局 : 株式会社アスア)
2016年11月ニューヨーク国連本部にて、「第2回 国連エコドライブカンファレンス」を開催(主催 : 国連WAFUNIF 共催・事務局 : 株式会社アスア)
2018年1月東京営業所を東京本社に改め、東京都中央区銀座へ移転
2020年1月完全子会社である株式会社M’sクリスタルの全株式を株式会社MTGに売却
2020年4月ヘルスケア・クラウドサービス「AI Communication for dental」をリリース
2020年6月東京本社を東京支店と改め、東京都新宿区四谷に移転
2020年7月安全活動支援の定額クラウドサービス「TRYESレポート」をリリース
*有価証券報告書より抜粋して作成

アスアは、1994年7月に有限会社アスアサービスとして資本金300万円で春日井市に設立されました。

その後、1995年に名古屋市に本社を移転し、資本金を1,000万円に増資して株式会社に変更しました。

1998年には物流コンサルティング事業を開始し、2002年にはそのビジネスモデルの特許を取得しています。

2005年に現在の社名である株式会社アスアに変更され、現在に至るようですね。

アスアの事業内容

は主に以下の3つの事業で成り立っています。

  • 物流会社向けの安全活動に関するコンサルティング
  • 通信機器の販売
  • CRM(顧客関係管理)の開発

物流事業者のカーボンニュートラルに向けたCO2排出量削減の取り組みや、AIを活用したCRMイノベーションを推進していることが特徴になります。

これらの事業を通じて、アスアは物流業界を中心に、テクノロジーと人とのコミュニケーションを活用したサービスを展開しています。

コンサルティング事業

物流会社を対象とした安全活動等に関するコンサルティングを行っています。

物流事業者のが内製化しにくい分野である安全対策、エコドライブの普及推進などを支援しています

CRMイノベーション事業

企業のCRMツールやコネクティッド製品の運用で蓄積されるデータを活用し、顧客との関係性維持や行動の習慣化を支援するシステムを提供しています

車両の走行データや運転行動データを収集・解析し、あたかも人が対応したかのようなOne to Oneメッセージを紡ぎだすASUA Knowledge Messaging Systemにより、エンドユーザーの安全に対する行動変容を促します。

通信ネットワークソリューション事業

情報通信機器の販売・施工・保守を一貫体制で行うトータルプランナーとして、オフィス環境の向上に向けたサービスを提供しています

    アスアの業績推移

    業績推移は以下の通りです。

    売上高・経常利益は微増していますが、グロースほどの伸び率ではありません。

    対象顧客である物流業界の市場は安定的に推移している一方で、物流業界の「2024年問題」や物流関連二法の改正などにより、ドライバー不足が深刻な課題となっています。

    安全対策は喫緊の課題になりうるので、時流には乗っていますね。

    大手企業によるストックビジネスの利用が収益の増加につながるので、サービスの差別化により、優位性のアピールが必要といえます。

    またIPOでの調達資金の使途としては、運転資金として人件費や人材採用費、販売促進費、広告宣伝費、設備投資金に充てられる予定となっています。

    まとめ

    今回はIPO銘柄アスアについて調査してみました。

    • 設立から約30年の物流コンサル事業会社
    • ターゲットは2024年問題
    • 成長のカギはストックビジネスの増加

    アスアは、物流業界に特化したコンサルティングを通じて、持続可能なビジネスモデルを構築しています。

    特に、環境問題への対応としてSDGs宣言を行い、カーボンニュートラルの推進に積極的に取り組んでいます。

    このような取り組みは、今後の事業展開においても重要な要素となるので、注目ですね。

    目新しさの面から人気化するのではないかと感じています。

    上場後の値動きに注目です。

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    それではまた。

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