【障害者支援バリアフリー】335Aミライロの業績推移や将来性は?

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こんにちは。きんかぶるーむです。

2025年2月のIPO案件で、障害者支援関連会社が3/24に東証グロース市場に上場します。

【企業名】ミライロ、Mirairo Inc.(証券コード:335A)

初値、公開価格未定。

期間(90日or180日)か公開価格の1.5倍でロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。

2025年は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。

☆他の銘柄分析はこちらのIPOリストからご確認ください。

早速どのような企業なのか調査し、ミライロの特徴を確認していきます。

この記事でわかること
  • ミライロの会社沿革と事業内容
  • ミライロの業績とIPO資金用途
  • ミライロの将来性
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総合評価

総合評価:4.33/5点

  • 成長性:4点
    • 売上高成長継続
  • 独自事業性:4点
    • バリアバリューの考えで今後に期待大
  • 初値期待値:5点
    • 公募価格+144.8%

*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。

ミライロの会社概要

会社沿革

  • 2009年5月:垣内俊哉氏と民野剛郎氏が「Value Added Network」を創業
  • 2010年6月:株式会社ミライロ設立(大阪市北区)
  • 2011年1月:バリアフリーマップのデザイン制作サービスを開始
  • 2011年3月:東日本大震災の被災地に車いすを届ける「ハートチェアプロジェクト」実施
  • 2013年8月:ユニバーサルマナー検定を開始
  • 2014年12月:障害者モニター調査サービス「ミライロ・リサーチ」を開始
  • 2016年4月:バリアフリー情報共有アプリ「Bmaps」リリース
  • 2017年9月:情報保障サービス「ミライロ・コネクト」開始
  • 2019年7月:デジタル障害者手帳「ミライロID」リリース
  • 2020年7月:Diversity&Inclusionの拠点「ミライロハウスTOKYO」オープン(2023年3月閉店)
  • 2025年3月:東証グロース市場に上場

*有価証券報告書より抜粋して作成

「障害者を取り巻く不利益や困難の原因は、障害のない人を前提に作られた社会に原因があり、これらの社会的障壁を取り除くことが社会の責務となりつつあります」というメッセージのもとにミライロは発展してきました。

ミライロの事業内容

ミライロは「バリアバリュー」を企業理念とし、当事者の視点から「障害=バリア」を取り除き、「価値=バリュー」に転換するインフラやソリューション、サービスの提供を行っています。

ミライロは主に以下の5つの事業を展開しています。

  • デジタル障害者手帳「ミライロID」の企画・設計・開発・提供
  • ユニバーサルデザインに関する研修、リサーチ、コンサルティング
  • 手話通訳派遣、遠隔通訳など情報保障および手話講座の提供
  • バリアフリー施設設計・監修や調査サービス
  • バリアフリー地図アプリ「Bmaps」の運営

環境・意識・情報という3つのバリア解消に向けた多角的なソリューションを提供しています。

ミライロの事業展望

  • 主力の「ミライロID」プラットフォームの拡大に注力し、障害者手帳ユーザーの大規模な獲得を目指す
  • ITソリューション部門の成長を加速し、BtoB連携(鉄道事業者や行政など)を強化
  • IPOで得た資金をソフトウェア開発・人材採用・広告宣伝費などに投資し、事業基盤を強化
  • 国内市場(ユニバーサルデザイン市場、障害者雇用支援市場など)の成長を背景に、今後はグローバル展開も視野
  • 「ミライロID」を活用した新たな収益モデル(手数料・システム利用料等)の確立を目指す

ミライロの業績推移

業績推移は以下の通りです。

売上高・経常利益(過去5年分)

決算期売上高(百万円)経常利益(百万円)
2020/09363-93
2021/09389-130
2022/09616-47
2023/0958211
2024/09709121
  • 2020年~2022年は赤字が続いていましたが、2023年に黒字転換し、2024年は大幅増益を達成しています。

売上高・経常利益は急速に増加傾向にあります。

利益率も15%前後と比較的付加価値の高いサービスを提供できているようです。

またIPOでの調達資金の使途としては、以下が挙げられています。

  • ソフトウェア開発・改修費用(主に「ミライロID」の開発・機能強化やセキュリティアップデートなど)
  • 人材採用および人件費(営業や内部管理体制の強化、サービス拡大に向けた人材確保)
  • ソフトウェア利用者登録作業費(ミライロIDのユーザー増加に対応するための登録作業費)
  • 長期借入金の返済(財務コストの軽減を目的とした借入金の返済)
  • 広告宣伝費(知名度向上や新規契約獲得のための販売促進・媒体広告費)
  • 事務所設備(業務効率化や生産性向上のための設備投資)

まとめ

今回はIPO銘柄ミライロについて調査してみました。

  • バリアバリューの考えで障害者に寄り添う社会へ
  • ITソリューションでサービス拡大
  • 成長のカギはサブスクリプションモデルの確立

ミライロは、バリアフリー社会の実現を掲げ、ユニバーサルデザインやデジタル障害者手帳「ミライロID」など独自のサービスで成長を続けており、

今後もITソリューションを中心にさらなる拡大を目指しています。

バリアフリーや介護は高齢社会となっている日本をはじめ、今後は世界的にも課題になってくる分野なので期待が大きいです。

上場後の値動きに注目です。

☆他にも多数のIPO銘柄の分析を実施していますのでこちらから確認ください。

☆IPOのオススメ証券口座についてはこちらで紹介していますので、ご覧ください。

それではまた。

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