<建設コンサル>261A 日水コンの業績推移や将来性は?

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こんにちは。きんかぶるーむです。

2024年10月のIPO案件で、インフラコンサルティング関連会社が10/16(水)に東証スタンダード市場に上場します。

【企業名】株式会社日水コン、Nihon Suido Consultants Co., Ltd.(証券コード:261A)

初値、公開価格未定。

期間(180日)でロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。

2024年は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。

☆他の銘柄分析はこちらのIPOリストからご確認ください。

早速どのような企業なのか調査し、日水コンの特徴を確認していきます。

この記事でわかること
  • 日水コンの会社沿革と事業内容
  • 日水コンの業績とIPO資金用途
  • 日水コンの将来性
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総合評価

総合評価:X/5点

  • 成長性:2点
    • 売上高横ばい
  • 独自事業性:3点
    • 水道、建設特化のコンサルティング
  • 初値期待値:X点
    • 公募価格+%

*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。

日水コンの会社概要

会社沿革

年月概要
1959年5月水道専門のコンサルタントとして株式会社日本水道コンサルタント設立
1959年7月東京都港区芝田村町(第3森ビル)に本社事務所を開設、営業開始
1960年2月大阪市北区に大阪支所、福岡市に九州出張所(現九州支所)開設
1961年4月札幌市に北海道出張所(現北海道支所)開設
1963年3月人員の拡大に伴い、東京都新宿区西大久保に本社移転
1965年8月100%子会社として水工サービス株式会社設立
1966年7月名古屋市中村区に名古屋事務所(現名古屋支所)開設
1969年8月海外活動も活発化しパキスタン支所開設
1969年10月台北駐在事務所開設
1970年4月中国・四国地方の営業拠点として広島市に広島出張所(現広島支所)開設
1971年7月ジャカルタ駐在事務所開設
1972年7月高度経済成長における水質汚濁問題等への取組みを目的として中央研究所を発足
1976年2月仙台市に仙台出張所(現東北支所)開設
1983年12月業務分野を拡大すべく、通称であった株式会社日水コンに社名変更
1986年12月東京都日野市にアクア21ビル竣工、水環境保全に関し顧客の新しい要求に対応すべく水質試験室開設
1994年12月更なる人員の拡大に伴い東京都新宿区西新宿(新宿スクエアタワー)に本社移転
2000年3月水道水質検査指定機関に指定(2013年子会社株式会社イオの指定に伴い解除)
2003年12月災害対策・復旧分野を強化するため建設コンサルタント登録追加(都市計画及び地方計画部門)
2005年12月株式会社アクアサービスあいちに出資(1999年以降、PFI推進法制定、地方分権一括法制定、水道法改正等法整備がなされ、PPP(官民連携)方式の活用へ)
2006年4月東京支所開設
2011年9月100%子会社として株式会社NSCテック設立
2011年9月クラウド型上下水道管路台帳サービス「Blitz GIS」運用開始
2012年9月子会社として株式会社イオ(現連結子会社)設立
2013年1月PT.DACREA Design And Engineering Consultants(在インドネシア国)を子会社化(現連結子会社)
2013年7月砂防エンジニアリング株式会社を子会社化(現連結子会社)
2015年2月アセットマネジメントシステム[ISO55001]認証取得(一部の部門・部所を除く)
2016年5月東京都建設業許可取得
2018年7月シンガポール支店開設
2018年8月国土交通大臣建設業許可取得
2018年11月フィリピン支店開設
2021年1月瀾寧管道(上海)有限公司(在中国)を関連会社化(現持分法適用関連会社)
2021年5月宮城県上工下水一体官民連携運営事業の運営権者である株式会社みずむすびみやぎマネジメントと維持管理業者である株式会社みずむすびサービスみやぎへそれぞれ出資
2021年4月日揮グローバル株式会社と海外における水インフラ分野に関する業務提携契約締結
2022年3月子会社水工サービス株式会社解散
2022年10月統合マネジメントシステム(ISO9001・14001・27001・55001)の全社認証取得
2023年11月持分法適用関連会社として株式会社ONE・AQITA設立(秋田県及び県内市町村における生活排水処理事業等の事務を補完する官民出資会社)
2024年1月サステナビリティ委員会を設置
*有価証券報告書より抜粋して作成

会社は1958年に設立され、歴史が古いです。

水道関連のコンサルティング事業からスタートして、災害関係、建設関係のコンサルティングも手掛けるようになっています。

海外展開実績もあり、積極的な様子がうかがえます。

日水コンの事業内容

上下水道等のライフライン、河川・砂防等の防災関連等の「社会インフラ」の整備において、主に官公庁などの公的機関から発注を受け、調査・設計等に関わる技術的なコンサルティングを事業としています。

海外案件においても、JICA(独立行政法人国際協力機構)もしくは円借款などを通じて東南アジア、インド、さらにはアフリカなどの各国政府機関などからの受注実績があり、海外での事業力もついているようです。

日水コンは特徴は以下になります。

  • 中央官庁や地方自治体との信頼関係と実績
    • 国の政策策定支援業務に携わり、国の制度に精通しているため、地方自治体からも継続的に発注を受けています。
    • 第66期連結会計年度の売上高の94.3%が官公庁案件です。
  • 幅広い案件に対応できる総合力と豊富な人材
    • 土木、建築、水質など多様な分野の専門家が案件ごとにチームを組み、幅広い業務に対応します。
  • 先進的な課題への技術力
    • 有資格者や経験豊富な専門人材が多く、官公庁からの高度な要望にも応えられる技術力を有しています。

売上高のうち94.3%が官公庁案件なので、政府関連銘柄ともいえそうです。

インフラ老朽化が進んでいるので、思わぬ形で受注が増加する可能性も秘めていますね。

日水コンの事業展望

  • 効率的な経営を目指し、売上高営業利益率8%、自己資本利益率8%水準を目安としている
  • 連結配当性向50%程度を目安に安定的な配当を目指している
  • 業績の安定性が見込まれ、高配当株としての評価も期待される
  • 主に官公庁案件を扱うため、地方自治体の年度末である3月で多くの業務が終了し、翌期の売上高の見込みが立てやすいという特徴がある

日水コンは、長年の実績を持つ水関連の建設コンサルティング企業であり、安定した官公庁案件を中心に事業を展開しています。IPOを通じて、さらなる成長と安定的な配当を目指していると言えます。

日水コンの業績推移

業績推移は以下の通りです。

日水コン 業績推移

売上高・経常利益はほぼ横ばいです。

インフラは経年で劣化するので、ある程度安定は見込まれますが、爆発的な伸びは期待できませんね。

またIPOでの調達資金の使途としては、明示されていません。

調達資金は設備投資や長期運転資金として活用されると想定されます。

まとめ

今回はIPO銘柄日水コンについて調査してみました。

  • インフラコンサルティングに強み
  • 配当性向が今後の魅力
  • 成長のカギは官公庁案件の伸び

地味な銘柄となりますが、配当重視で中長期で人気が出る可能性があります。

上場後の値動きに注目です。

☆他にも多数のIPO銘柄の分析を実施していますのでこちらから確認ください。

☆IPOのオススメ証券口座についてはこちらで紹介していますので、ご覧ください。

それではまた。

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