【セキュリティコンサル】S&Jの事業内容や業績推移、将来性は?

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【セキュリティコンサル】IPO 5599 S&Jの事業内容や業績推移、将来性は? IPO分析

こんにちは。きんかぶるーむです。

2023年12月のIPO案件で、コンサルティング、セキュリティ関連会社が12/15(金)に東証市場に上場します。

【企業名】S&J(アスアンドジェイ、S&J Corporation 証券コード:5599)

12/15に初値は1289円となり、公開価格の1320円を下回りました。

期間(180日)でロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。

2023年12月は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。

☆他の銘柄分析はこちらのIPOリストからご確認ください。

早速どのような企業なのか調査し、S&Jの特徴を確認していきます。

この記事でわかること
  • S&Jの会社沿革と事業内容
  • S&Jの業績とIPO資金用途
  • S&Jの将来性
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総合評価

総合評価:2.67/5点

  • 成長性:4点
    • 売上高、利益は右肩上がりで増加
  • 独自事業性:3点
    • セキュリティ関連での独自性は特になし
  • 初値期待値:1点
    • 公募価格-2.3%

*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。

S&Jの会社概要

PC セキュリティ

会社沿革

年月概要
2008年11月東京都港区赤坂にサイバーセキュリティに関する各種サービスの提供を事業目的としたS&Jコンサルティング株式会社(代表取締役社長:三輪信雄、資本金10,000千円)を設立
2009年1月セキュリティ・コンサルティングサービス(現 コンサルティングサービス)を開始
2009年6月フォレンジックサービスを開始
2009年12月株式会社クマノミプランニング(代表取締役社長:三輪信雄、資本金50千円)を吸収合併
2012年10月第三者割当増資実施(資本金:11,150千円)
2014年5月SOC Engine®(所属アナリストのアドバイスによりお客様のインシデントレスポンスを支援するSOC運用サービス付SIEMサービス)の提供開始
2014年12月S&J株式会社に商号変更
2015年3月ネットワーク機器やセキュリティデバイスから出力されたアラートやログなどを監視する「SOCサービス」を開始
2015年5月業容拡大のため、本社を東京都港区西新橋(クロスオフィス内幸町)に移転
2016年2月S&J Secure VDI®(Webメール経由でのマルウェア感染を防御するクラウド型VDIサービス)の提供開始
2017年2月SOC Engine for PC Agent(クライアントPCにインストールしたエージェントから個々のPCの情報を取得し、お客様の環境のエンドポイントまで統合的に監視するサービス)の提供開始
2017年5月業容拡大のため、本社を東京都港区西新橋(明産西新橋ビル)に移転
2017年10月第三者割当増資実施(資本金:98,650千円)
2018年6月KeepEye®(パソコン内でウイルスがする特徴的な挙動を検知・防御する仕組み)の提供開始
2020年2月第三者割当増資実施(資本金:198,650千円)
2020年9月S&J AD Agent®(サーバ内でのマルウェアの特徴的な挙動を検知・防御する仕組み)の提供開始
2021年5月本社を東京都港区西新橋(西新橋PR-EX)に移転
*有価証券報告書より抜粋して作成

2008年に創業され、サイバーセキュリティ事業関連から派生し、コンサルティングサービスが現在の事業となっているようです。

各国、ひいては企業でサイバー攻撃等が行われており、サイバーセキュリティに関する対策等はコンプライアンスの観点からも非常に重要な位置づけになってきています。

セキュリティ関連は人気度が高いので、成長性には期待が持てますね。

S&Jの事業内容

PC セキュリティ サイバー攻撃 世界

S&Jは「私たちは、最適なセキュリティサービスをより多くのお客様へ提供し、事業の成長を支える環境づくりに貢献いたします。」をミッションとして、

情報システムへのセキュリティアドバイザー活動やサイバーセキュリティ事故対応を行い、セキュリティ監視・運用サービスを事業としています。

セキュリティ製品の多くは海外製であり高価であることから、国産のリーズナブルな価格帯での製品開発で、中小企業を中心に引き合いが強いようです。

コンサルティングサービスの内容としては以下が挙げられます。

  • インシデント対応
  • セキュリティアドバイザー
  • メールセキュリティ
  • 脆弱性診断
  • セキュリティプロダクト

SOC(Security Operation Center)サービスとしては以下が挙げられます。

  • SOCアウトソーシング
  • 他社製品運用
  • AD監視

EDR(Endpoint Detection and Response)監視サービスとしては以下が挙げられます。

  • KeepEye運用
  • 他社EDR製品運用

親会社には半導体商社のマクニカホールディングスがおり、今後は半導体関連製品とのサービスシナジーなども考えられますね。

S&Jの業績推移

S&Jの業績推移 売上高、経常利益 2019年3月期-2023年3月期

売上高・経常利益は増加傾向にあります。

親会社であるマクニカとの取引が売上の約3割を占めており、売上高の急減リスクはあります。

2023年3月期の受注残高は、同時期前年対比で150%の成長となっており、SOCサービス及びコンサルティングサービスのストック型売上分の受注が堅調に伸びたようです。

継続的なサービスの提供によるストック型売上の積上げが企業成長につながるため、セキュリティ業界では重要な指標となりますね。

ストック収益の増加という観点で、将来性としては明るいです。

またIPOでの調達資金の使途としては、人材採用費、ブランディング等の広告宣伝費、本社設備の移転を含む業務設備の充実等に充当する予定とのことです。

セキュリティは進化が早い分野でもあるので、開発費もある程度は必要になりますね。

まとめ

セキュリティ 虹彩認証 網膜認証

今回はIPO銘柄S&Jについて調査してみました。

  • セキュリティ関連のコンサルティングサービス、運営で事業展開
  • 成長のカギはストック収益の継続増加

セキュリティ関連は従来からも人気化するパターンが多く、今回も人気化が期待されます。

上場後の値動きに注目です。

☆他にも多数のIPO銘柄の分析を実施していますのでこちらから確認ください。

☆IPOのオススメ証券口座についてはこちらで紹介していますので、ご覧ください。

それではまた。

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