【M&A,IPO支援コンサル】エスネットワークスの業績や将来性は?

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【M&A,IPO支援コンサル】IPO5867 エスネットワークスの業績や将来性は? IPO分析

こんにちは。きんかぶるーむです。

2023年12月のIPO案件で、コンサルティング関連会社が12/19(火)に東証グロース市場に上場します。

【企業名】エスネットワークス(ES NETWORKS CO., LTD)(証券コード:5867)

12/20に初値は1956円となり、公開価格の730円を大きく上回りました。

期間(180日)でロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。

2023年12月は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。

☆他の銘柄分析はこちらのIPOリストからご確認ください。

早速どのような企業なのか調査し、エスネットワークスの特徴を確認していきます。

この記事でわかること
  • エスネットワークスの会社沿革と事業内容
  • エスネットワークスの業績とIPO資金用途
  • エスネットワークスの将来性
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総合評価

総合評価:3.3/5点

  • 成長性:2点
    • 売上高は回復基調だが、成長性は乏しい
  • 独自事業性:3点
    • コンサルティング業界での独自性は特になし
  • 初値期待値:5点
    • 公募価格+167.9%

*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。

エスネットワークスの会社概要

数値 ビジョン コンサルティング

会社沿革

年月概要
1999年10月東京都中央区銀座八丁目に会計コンサルティング会社として設立。記帳代行、給与計算、会計に関するアドバイザリーサービスを提供
2000年12月初めて常駐型IPO支援案件を受託し、常駐支援形態で実務実行支援を実施。
2004年7月税理士法人エスネットワークスと業務提携。
2008年2月FLAGSHIP VIETNAMCO., LTD.(現ES NETWORKS VIETNAM CO., LTD.)を現地国内系最大の監査法人DTL(現RSMInternational Limited)と業務提携し設立
2008年6月社会保険労務士法人エスネットワークスと業務提携。
2012年5月ベトナム社会主義共和国の首都ハノイ市に駐在員事務所を開設。
2012年11月ES NETWORKS HONG KONG CO., LTD.を設立。(2022年9月清算)
2015年2月ES NETWORKS ASIA GLOBAL PTE. LTD.の株式を取得し、子会社とする。
2015年4月M&A仲介事業の提供開始。
株式会社地域経済活性化支援機構とREVICパートナーズ株式会社を設立し、持分法適用関連会社化。
2015年6月「AZ-Starファンド」の設立に参画。
2017年3月タイ王国にES NETWORKS (THAILAND) CO., LTD.を設立。
2018年10月ES ACCOUNTING VIETNAM CO., LTD.を設立
2018年11月ES CONSULTING VIETNAM CO., LTD.を設立。
2019年1月Teradatrust Advisory Inc. (現ES NETWORKS PHILIPPINES INC.)の株式を取得し、子会社とする。
2021年1月株式会社ストライク社と業務提携
2021年3月株式会社ストライク社への事業譲渡により、M&A仲介事業から撤退。
2021年11月パラダイムシフトグループ株式会社を設立し、関連会社とする。
2022年10月IPO志向会社向けサービスの共同支援、新規サービスの共同開発等を目的としてブリッジコンサルティンググループ株式会社と資本業務提携。
2023年7月海外事業の拡大に向けて株式会社フェニックス・アカウンティング・グループと業務提携。
*有価証券報告書より抜粋して作成

1999年に創業され、シンガポールやベトナム、タイなどアジア各国を中心にコンサルティングサービスを展開して事業拡大してきたようです。

M&A事業にも一時期携わっていたようですが、2021年3月期にストライク社に事業譲渡しています。

近年はバックオフィスの業務効率化需要が高まってきていますので、総合的にコンサルティングで支援できるサービスは求められていますね。

エスネットワークスの事業内容

mission vision will コンサルティング戦略

エスネットワークスはコンサルティング事業を展開しており、以下に分類されます。

  • 経営支援コンサルティング
  • 再生支援コンサルティング
  • 海外進出支援コンサルティング
  • その他コンサルティング

変革フェーズにある企業に対してCFO機能をワンストップで提供し、顧客企業が自走可能な仕組の構築を支援しているようです。

特に経営支援コンサルティングは、連結売上高の約6割を占めており、国内外のM&AやIPO等で成長フェーズの転換期を迎えている企業をターゲットに、

経営状況の可視化やオペレーションの仕組化等を通じて企業の中長期的な企業価値向上に向けた支援が行われています。

KPI管理体制構築支援、決算早期化支援、システム化支援など幅広い内容となっています。

エスネットワークスの業績推移

エスネットワークスの2018年12月期から2022年12月期の業績推移は以下です。

エスネットワークス業績推移 2018年12月期から2022年12月期

売上高・経常利益はと横ばいでコロナ禍では減少していましたが、近年は回復基調にあります。

IPOで上場する企業数等にも業績が左右されるものと想定されます。

「国内ビジネスコンサルティング市場予測、2023年~2027年」によれば、日本の2022年ビジネスコンサルティング市場の規模は前年比11.2%増の6,430億円となっており拡大傾向にあるので、市場環境としては良好です。

またIPOでの調達資金の使途としては、人材採用費に充当されるとのことです。

2023年に上場したアクシスCはコンサル業界での人材シェア、コンサルティング人員紹介サービスを行っており、コンサルティング人材の引き合いが引き続き強い状態が続いていることが伺えます。

人材採用でより事業拡大できればよいですね。

まとめ

数字 ビジョン コンサルティング アウトプット

今回はIPO銘柄エスネットワークスについて調査してみました。

  • 1999年に創立され、海外展開も成功しているコンサルティング会社
  • ターゲットに変革フェーズの企業
  • 成長のカギは人員確保による事業拡大

コンサルティング企業の上場が増加しており、少し差別化が難しくなってきているように感じます。

AI関連のサービスを駆使した企業が今後は勝ち抜くと考えられますが、既存企業含め自社のコンサルティングも必要ですね。

上場後の値動きに注目です。

☆他にも多数のIPO銘柄の分析を実施していますのでこちらから確認ください。

☆IPOのオススメ証券口座についてはこちらで紹介していますので、ご覧ください。

それではまた。

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