【ラーメン飲食店】245A INGS(イングス)の将来性や業績は?

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【ラーメン飲食店】245A INGS(イングス)の将来性や業績は? IPO分析

こんにちは、きんかぶるーむです。

2024年9月のIPO案件で、飲食店関連会社が9/26(木)に東証グロース市場に上場します。

【企業名】INGS inc.(証券コード:245A)

初値は2700円となり、公開価格の1940円を39.2%上回りました。

期間(90日or180日)か公開価格の1.5倍でロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。

2024年は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。

☆他のIPO銘柄分析⇒こちらから!

今季上場の中で、食品関係となると光フードサービス魁力屋があります。

都会ラーメン屋では、外国人が行列を作っている場合もありますので、インバウンド需要を取り込めるかどうかが一つの焦点になっていそうですね。

早速どのような企業なのか調査し、INGSの特徴を確認していきます。

この記事でわかること
  • INGSの会社沿革と事業内容
  • INGSの業績とIPO資金用途
  • INGSの将来性
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総合評価

総合評価:4/5点

  • 成長性:5点
    • 飲食店出店数増加とともに売り上げ拡大
  • 独自事業性:3点
    • 新規性は特にないものの、ライセンス関連で伸びしろあり
  • 初値期待値:4点
    • 公募価格+39.2%

*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。

INGSの会社概要

ラーメン 系列

会社沿革

年月概要
2009年3月東京都新宿区新宿三丁目11番12号に飲食業を目的に個人事業の法人化によって株式会社INGS(資本金300千円)を設立、ラーメン事業(「現 煮干中華そば 鈴蘭」の所在地にて運営)を開始
2011年10月フランチャイジーとしてCONA直営店1店舗目である「CONA 上野店」を東京都台東区にオープンし、レストラン事業を開始
2016年3月業容拡大に伴い本社を東京都新宿区新宿六丁目28番8号ラ・ベルティ新宿801号室に移転
2017年12月ラーメン事業らぁ麺 はやし田直営店1店舗目として「らぁ麺 はやし田 新宿本店」を東京都新宿区にオープン
2018年3月ラーメン事業プロデュース店1店舗目がオープンし、プロデュース部門を開始
2018年5月レストラン事業CONA直営店10店舗目として「CONA 船橋店」を千葉県船橋市にオープン
2018年10月CONAブランドのライセンサーである株式会社キャンディーBOXの全株式を取得し子会社化の後、レストラン事業におけるライセンス部門を開始
2020年4月ラーメン事業直営店10店舗目として「らぁ麺 ふじ松 戸塚店」を神奈川県横浜市にオープン
2020年5月レストラン事業の直営店部門における新ブランドとして、焼売のジョーを開始し、直営店1店舗目として「焼売のジョー 川崎店」を神奈川県川崎市にオープン
2020年12月ラーメン事業ロードサイド初出店として「らぁ麺 はやし田 国立店」を東京都国分寺市にオープン
2021年4月ラーメン事業プロデュース店20店舗目がオープン
2021年7月レストラン事業焼売のジョーライセンス店1店舗目がオープンし、焼売のジョーのライセンス部門を開始
2021年8月内部統制強化及び管理事務の効率化のため、子会社の株式会社キャンディーBOXを吸収合併
2021年12月ラーメン事業直営店20店舗目として「らぁ麺 はやし田 味の素スタジアム店」を東京都調布市にオープン
2022年2月ラーメン事業直営店関西地方初出店として「らぁ麺 はやし田 道頓堀店」を大阪府大阪市にオープン
2022年2月業容拡大のため本社を東京都新宿区新宿六丁目28番
*有価証券報告書より抜粋して作成

INGSは2009年に創業され、飲食店の経営およびプロデュースを行ってサービスを拡大してきたようです。

関東圏を中心にラーメン店のプロデュースがメインになります。

INGSの事業内容

「『幸せ』への挑戦~関わるすべての人と共に~」を掲げ、飲食店事業を展開しています。

コロナ禍を経て、事業構造をシンプル化し、3つの主要業態に集中しています。

  • ラーメン店
  • イタリアンバル「CONA」
  • 「焼売のジョー」

コロナ禍でも出店を継続しており、店舗数の増加を通じて、より多くの人に活躍の機会を提供しています。

INGS ラーメン事業 出店ブランド
INGS ラーメン事業 有価証券届出書より抜粋

出店は一都三県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)を中心に都市型店舗を軸とし、郊外型・ロードサイド店舗及び商業施設内店舗の直営店を展開しているようです。

インバウンドにも人気が出そうですね。

一方で、プロデュース部門でも展開しており、ラーメン店の開業を希望する店舗オーナーに対して、

定めた金額(プロデュースフィー(月額フィー)5万円(税別)で提供)し、プロデュース店として全国

的にサービス展開する事業があります。

  • PB(プライベートブランド)商品を販売
  • ラーメン店の開業に関する支援
  • メニュー開発
  • 店舗運営ノウハウ

プロデュース店は、「フランチャイズ店」ではない「個人店」のような店舗にするために、屋号を「らぁ麺 はやし田」ではなく、オーナー独自の屋号にて展開できる特徴があるようですね。

2023年8月期1都3県1都3県以外合計
ラーメン事業直営店25126
プロデュース店392059
レストラン事業直営店27128
ライセンス店24630
INGS店舗数

2023年8月期には上記の店舗数となっており、トータルの店舗数としては2019年8月期の約2倍となっています。

多くの出店攻勢で展開している様子がうかがえます。

INGSの業績推移

業績推移は以下の通りです。

INGS 業績推移

売上高はコロナ禍明けの2022年8月期以降、急速に増加傾向にあります。

飲食店でこの増加率はすさまじいですね。

長期的な出店戦略として、一都三県を中心に、直営店において、ラーメン事業、レストラン事業ともに100店舗、計200店舗の出店、プロデュース店及びライセンス店で計300店舗、合計500店舗の達成を掲げています。

いつ頃を目指しているかにもよりますが、これは2023年の出店数の約5倍程度の水準になります。

初期費用があまり掛からないスタイルとなっているので、初心者店舗でも出店しやすいですね。

またIPOでの調達資金の使途としては、新規出店のための差入保証金、設備投資資金に充てる予定のようです。

中長期戦略にもあるように出店数500店舗の目標に向けて、勢いがあります。

まとめ

ラーメン街 商店

今回はIPO銘柄について調査してみました。

  • 設立から飲食店の出店、プロデュースを中心に事業拡大
  • 成長のカギは出店数の増加

日本の飲食店は根強い人気があり、チェーン店化するとライセンス収入などが得られるため、波に乗ると業績が伸びやすいです。

ペッパーフードサービスのように一時期の爆発的人気では人気に陰りが見え始めると下火になってしまいますが、INGSは業績も絶好調であることから人気化するのではないかと感じています。

上場後の値動きに注目です。

☆他のIPO銘柄分析⇒こちらから!

☆IPOのオススメ証券口座⇒こちらから!

それではまた。

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