【AI×コンサル】277A グロービングの業績推移や将来性は?

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こんにちは。きんかぶるーむです。

2024年11月のIPO案件で、コンサルティング関連会社が11/29(金)に東証グロース市場に上場します。

【企業名】グロービング、Globe-ing Inc.(証券コード:277A)

初値5600円となり、公開価格の4530円を23.6%上回りました。

直近は初値割れ銘柄も目立っていましたので、12月に向けていい流れに期待したいですね。

期間(180日)のみでロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。

2024年は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。

☆他の銘柄分析はこちらのIPOリストからご確認ください。

早速どのような企業なのか調査し、グロービングの特徴を確認していきます。

この記事でわかること
  • グロービングの会社沿革と事業内容
  • グロービングの業績とIPO資金用途
  • グロービングの将来性
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総合評価

総合評価:3.33/5点

  • 成長性:4点
    • M&Aと海外展開意欲◎
  • 独自事業性:3点
    • コンサル+AIソリューション展開
  • 初値期待値:3点
    • 公募価格+23.6%

*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。

グロービングの会社概要

会社沿革

•   2017年1月:グロービング株式会社を設立
•   2021年3月:三菱マテリアル株式会社とのMMDXプロジェクト開始を契機に本格的にコンサルティング事業開始
•   2022年11月:パーソルプロフェッショナルアウトソーシング株式会社と資本業務提携
•   2023年5月:株式会社SoGuuを吸収合併
•   2023年10月:株式会社アバランチを子会社化
•   2024年5月:X-AI. Labo株式会社を設立

*有価証券報告書より抜粋して作成

グロービング株式会社は2017年1月20日に設立されました。

設立から7年で上場までありついており、非常にスピード感がありますね。

AI技術の取入れも積極的で、コンサルの枠を超えたサービス展開で頭角を表してきたようです。

グロービングの事業内容

グロービングは主に以下の3つの事業で成り立っています。

  1. コンサルティング事業:コンサルティングサービスを提供
  2. クラウドプロダクト事業:各種SaaSを提供
  1. コンサルティング事業: • 従来型コンサルティングとJoint Initiative(JI)型コンサルティングを提供 • JI型は顧客企業の内部に深く入り込み、事業責任者として直接ビジネスを推進
  2. クラウドプロダクト事業:
    • コンサルティングノウハウを型化したSaaSプロダクトを提供
    • 現在は支出の最適化と営業効率化の2領域に注力

グロービングの事業展望

コンサルティング事業の進化が目指すべき到達点となります。

  1. Joint Initiative(JI)型コンサルティングの拡大
    • 従来型コンサルティングからJI型への完全移行を目指している
    • クライアント企業の内部に入り込み、事業責任者として直接ビジネスを推進する
  2. AI活用の強化
    • 独自開発のAIツールを活用し、業務効率を大幅に向上
    • AI関連プロジェクトの比率を増加

海外展開にも非常に積極的で日本モデルの確立着、海外進出を計画しているようです。

近年のコンサルティング業界は、外資系を中心にある程度飽和状態となっていることから、独自性を見出していく必要がありそうですね。

グロービングの業績推移

業績推移は以下の通りです。

グロービング 業績推移

売上高・経常利益は急速に増加傾向にあります。

直近はM&Aで大きく売上高を伸ばしていますが、一方で利益面は減少しています。

業績向上及び経営理念を実現するため、以下を重要項目として掲げています。

  • 「コンサルタント人員数」の増加
  • 採用力の強化、顧客単価の向上を実現するため、「コンサルタント平均年収」の向上
  • 顧客粘着性の向上、顧客単価の向上を実現するための「JI売上高比率」の向上
  • 社会のAI活用のニーズの高まりを受けた「AI関連売上高」の向上

またIPOでの調達資金の使途としては、以下が挙げられています。

1.  事業拡大のための人件費
2.  オフィス増床等に伴う費用
3.  クラウドプロダクト事業におけるソフトウエアの開発費

2024年9月末時点では、従業員数188名ですが、平均勤続年数は1.1年と非常に短くなっており、人材確保に苦戦している状況が伺えます。

平均年間給与は14820000円と高額であり、一人雇うにもコストは甚大になりそうなので、計画的な人員増加が必要となりそうです。

まとめ

今回はIPO銘柄グロービングについて調査してみました。

  • 新会社となってから日は浅いが、コンサルティングサービスとAIで頭角
  • 海外展開も視野
  • 人材確保が鍵

コンサルティング事業は企業数も多くなってきていますので、顧客に選ばれるサービスになるにはブランド力を独自性が求められるようになりそうです。

早期から黒字化しており、勢いがある点はグロース市場でも評価されそうです。

上場後の値動きに注目です。

☆他にも多数のIPO銘柄の分析を実施していますのでこちらから確認ください。

☆IPOのオススメ証券口座についてはこちらで紹介していますので、ご覧ください。

それではまた。

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