こんにちは、きんかぶるーむです。
2024年4月のIPO案件で、シニア関連会社が4/4(木)に東証スタンダード市場に上場します。
【企業名】アズパートナーズ、As Partners CO.,LTD.(証券コード:160A)
初値は2923円、公開価格1920円を1003円上回りました。
期間(90日or180日)でロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。
2024年は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。
☆他の銘柄分析はこちらのIPOリストからご確認ください。
早速どのような企業なのか調査し、アズパートナーズの特徴を確認していきます。
総合評価
総合評価:4/5点
- 成長性:4点
- 時流に乗った事業で成長性あり
- 独自事業性:4点
- 介護事業と不動産事業の組み合わせ
- 初値期待値:4点
- 公募価格+52.2%
*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。
アズパートナーズの会社概要
会社沿革
年月 | 概要 |
2004年11月 | 株式会社タカラレーベンの子会社として、株式会社アズパートナーズを東京都千代田区内幸町に設立 |
2005年8月 | 神奈川県横浜市に介護付きホーム「アズハイム横浜東寺尾」を開設.同一敷地内にデイサービスセンターを併設. |
2008年7月 | 株式会社ハートフルより、介護付きホーム事業を譲り受け、神奈川県横浜市に介護付きホーム「アズハイム横浜上大岡」を開設 |
2009年12月 | 収益不動産事業を開始 |
2010年4月 | 理念や運営方針に共感するスタッフを集めるため、新卒採用を開始 |
2010年7月 | 株式会社こころケアプランを吸収合併し、埼玉県さいたま市に介護付きホーム「アズハイム南浦和」を開設 |
2012年4月 | 入居者の移転交渉を含むソリューション事業(老朽化不動産の再生事業)を本格的に開始(大田区池上1丁目案件) |
2012年12月 | 東京都練馬区に当社初のショートステイ・デイサービスセンター併設業態の「アズハイムテラス練馬」を開設 |
2013年4月 | 神奈川県横浜市に介護付きホーム「アズハイム横浜いずみ中央」を開設 同一敷地内にデイサービスセンターを併設 |
2017年3月 | ベンダーで共同開発したIoT/ICTプラットフォームEGAO linkを全ホームに導入開始 |
2020年8月 | EGAO linkを運営する全ての介護付きホームに導入完了 |
2023年10月 | 運営する全ての介護付きホームへの自立支援介護メソッド導入を発表 |
20年前の2004年に創業され、介護付きホームや不動産事業を展開して事業拡大してきました。
介護関係は見守りなどIoT関連でもありますので、2017年の共同開発は事業拡大の上では影響が大きそうです。
アズパートナーズの事業内容
「あらゆる世代の方々の幸せを追求し、私たちに関わる全ての人々が幸せになることを目指します。」をミッションに掲げて、大別するとシニア事業と不動産事業を展開しています。
アズパートナーズの各事業内容は以下になります。
- 介護付きホーム事業
- 介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)の運営
- デイサービス事業
- デイサービス(通所介護)の運営
- ショートステイ事業
- ショートステイ(短期入所生活介護)の運営
- シニア開発事業
- 介護付きホーム等の不動産開発
- ソリューション事業
- 老朽化した集合住宅等の不動産の再生
- 収益不動産事業
- マンション等の賃貸
シニア事業では、介護付きホーム・デイサービス・ショートステイの運営を通して、要介護・要支援認定を受けている介護ニーズのある高齢者の方々に介護サービスを提供しています。
また不動産事業では、介護付きホーム等を自社開発するシニア開発事業、老朽化した集合住宅等の不動産の再生を行うソリューション事業や、賃貸マンションや事務所等の保有を行う収益不動産事業を展開しています。
シニア事業の強みを生かし、不動産事業とシナジー効果を生み出しながらの展開になりますね。
アズパートナーズの業績推移
業績推移は以下の通りです。
売上高は徐々に増加傾向にあります。
日本の少子高齢化時代に沿った内容になりますので、今後も売上高は伸びていくことが予想されます。
コロナ禍で売上高が減っているわけでもなく、安定している状態といえそうです。
一方で利益率は低め推移しており、2023年3月期で1.9%になっています。
今後の時代にはDXが求められますので、「EGAO link」を事業の核として、生産性向上やデータに基づく根拠のある介護で売上高を伸ばして行けそうです。
またIPOでの調達資金の使途としては、新規事業所の開発を含む設備投資、運転資金及び借入金の返済に充当する予定のようです。
まとめ
今回はIPO銘柄アズパートナーズについて調査してみました。
- 介護ホーム事業で頭角
- ターゲットに日本の少子高齢化
- 成長のカギはIoT技術の搭載、展開
介護事業は国策にもなり得ますので、今後注目度が高いです。
2022年に上場したサンウェルズなど人気化している銘柄もありますので、期待値は抜群ですね。
上場後の値動きに注目です。
☆他にも多数のIPO銘柄の分析を実施していますのでこちらから確認ください。
☆IPOのオススメ証券口座についてはこちらで紹介していますので、ご覧ください。
それではまた。
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