【航空ブレード】AeroEdgeの23年6月期決算と将来性は?

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AeroEdge 7409 23年6月期業績と将来性は?IPO分析

こんにちは。きんかぶるーむです。

2023年7月のIPO案件で、航空部品関連会社が7/4に東証グロース市場に上場しました。

【企業名】AeroEdge(証券コード:7409)

AeroEdgeの初値は5860円となり、公開価格である1690円を4170円上回る結果に。

上昇率は247%と大きく上昇しました。

航空部品というレア銘柄であることに加え、コロナ禍回復で航空機需要復活による期待の高さが伺えますね。

2023年は他にも多数銘柄のIPOが予定され、上場を果たしています。

☆他の銘柄分析はこちらのIPOリストからご確認ください。

23年8月に2023年6月期の決算発表があり、会社の方向性や株価の方向性が定まってきたように感じます。

早速どのような企業なのか調査し、AeroEdgeの特徴を確認していきます。

この記事でわかること
  • AeroEdgeの会社沿革と事業内容
  • AeroEdgeの23年6月期業績とIPO資金用途
  • AeroEdgeの将来性
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AeroEdge総合評価

総合評価:4.67/5点

  • 成長性:4点
    • メーカーの売上高の伸び率としては高い
  • 独自事業性:5点
    • 航空部品という参入障壁が高い分野で納入実績があり、独自性高い。
  • 初値期待値:5点
    • 公募価格+247%

*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。

Aero Edgeの会社概要

会社沿革

年月概要
2015年9月航空機エンジン用チタンアルミブレードの製造販売を事業目的としたAeroEdge株式会社を菊地歯車の100%出資により設立
2016年1月菊地歯車の航空宇宙部門をAeroEdge株式会社に分割。
2016年3月菊地歯車が仏SAFRAN社と締結していたLEAPエンジン向けチタンアルミ製低圧ブレードの販売契約主体を、菊地歯車からAeroEdgeに移管
2016年4月栃木県足利市に本社工場竣工
2016年4月チタンアルミブレード初出荷
2017年12月経済産業省より「地域未来牽引企業」に選定
2018年7月航空品質マネジメントシステム認証(JISQ9100:2016 & ISOQ9001:2015(ISO9001:2015))を取得
2018年9月環境マネジメントシステム認証(JISQ14001:2015(ISO14001:2015))を取得
2019年10月国際特殊工程認証(Nadcap)を取得
AeroEdge 目論見書より抜粋して作成

分割前の前身である菊池歯車は、航空機業界から自動車、建設機械、印刷業界など幅広い分野へ歯車を供給する部品メーカーのようです。

AeroEdgeは航空機部品のチタンアルミブレードに特化した会社で、2016年4月から栃木県にある工場でチタンアルミブレードを作製し、成長してきた企業のようです。

2017年12月に経済産業省から地域未来牽引企業に選出されており日本政府からの注目度も高い企業であることが伺えます。

AeroEdgeの事業内容

エアータービン

Aerodgeは積層造形技術を基に加工事業を手掛けています。

航空機エンジン部品加工 チタンアルミタービンブレードについて

事業の柱は航空機エンジン部品加工を行い、LEAP向けのチタンアルミ製タービンブレードを製造、販売することになります。

きんかぶくん
きんかぶくん

そもそもLEAPってなんだろう?

LEAP:Leading Edge Aviation Propulsionの略称。

最先端の航空推進技術を搭載したエンジンを表します。

従来機種より消費燃料とCO2排出量の15%削減を実現したエンジンで環境にやさしいこともグッドですね。

LEAPはフランスAirbus社製A320neoファミリー機と米Boeing社製737MAX機用エンジンに搭載されており、AeroEdgeはチタンアルミ製タービンブレードの長期供給契約を結んでいます。

航空機エンジンは主に以下の部品で構成。

  • ファン
  • 低圧コンプレッサー
  • 燃焼器
  • 高圧コンプレッサー
  • 高圧タービン
  • 低圧タービン

低圧タービンは、燃焼ガスのエネルギーを回転力に変換し、シャフトを介してファンに伝
達する役割
があり、

AeroEdgeのチタンアルミブレードは、その低圧タービンの最後段を構成している部材となります。

AeroEdge 2023年6月期決算説明資料 チタンアルミブレードの加工販売
AeroEdge 2023年6月期決算説明資料より

チタンアルミブレードの契約供給状況

チタンアルミブレートは需要変動型のシェア契約になっており、AeroEdgeは仏SAFRAN社と、LEAPエンジンに搭載される該当チタンアルミブレード需要の35%のシェアを一定の価格で供給する契約を締結しているようです。

取引契約上は2022年6月から2026年まで同一価格、2027年以降は一定額の減少が見込まれており、少なくとも今後4年程度は航空機需要回復に伴って、業績が拡大していく傾向になります。

事業としては継続性が高く、業績も安定しやすい状態であることが推測されます。

チタンアルミブレードの特徴は、従来材料より軽量である一方で量産加工の難易度が高く

LEAP向けチタンアルミブレードを供給している企業はAeroEdgeを含めてグローバルで2社のみとなります。

ものすごい技術を持つ企業が日本にあるということですね!

逆に考えると、不具合が一つでもあれば契約数量のシェア激減及び、2027年以降のシェア獲得が厳しくなるリスクがあるということでしょうか。

いずれにしてもエンジンのトップ企業に認められた技術が日本にあるということは確かですね。

AeroEdgeの業績推移

AeroEdge 7409 2021年6月期~2024年6月期予想 業績推移 売上高、営業利益

売上高・営業利益は年々増加傾向にあります。

2023年6月期で最高益は更新し、来期(2024年6月期)も最高益更新見込みになります。

A320neoファミリー・737MAXの受注基数が納入基数を上回る状態が続いており、今後の需要も根強く、チタンアルミブレードの需要も右肩上がりであることが予想されます。

AeroEdge製チタンアルミブレードが搭載されるエンジン基数 21年6月期~23年6月期
AeroEdge 2023年6月期決算説明資料より

チタンアルミブレード搭載のエンジン基数も増加していることが読み取れますね。

しかし、航空業界全体では新型コロナウイルスやウクライナ情勢の影響があり、材料供給能力に課題があるため、材料供給遅延が一部発生するなどの状況はあるようです。

IPOでの調達資金使途としては、主力事業であるチタンアルミブレード生産以外で、受注が見込まれている新規案件に関する新工場建設や設備投資に充当する方針のようです。

事業リスク軽減のため、チタンアルミブレードの一本足打法からの脱却を目指し、何本かの事業柱を立てようとしていますね。

AeroEdgeは経済産業省によるサプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金に採択されており、設備投資には、補助金も活用可能な状況であるようです。

国策銘柄の一つとしても注目を浴びそうですね。

2023年6月期発表 成長可能性(将来性)に関する事項

航空機

AeroEdgeの成長戦略としては以下が挙げられています。

  • 搭載機種の生産拡大によるチタンアルミブレードの販売拡大
    • 搭載機種はコロナ禍を除いて右肩上がりで生産数量拡大中
  • 加工技術・AM技術を活かした更なるビジネス展開
    • 受注が見込まれる新規の航空エンジン部品案件に対応するための新工場の建設、並びに設備投資実施
  • 新材料開発による付加価値の高い素材マーケットへの参入
  • 補修技術確立によるMRO市場参入

IPOの資金使途にも挙がっていた、チタンアルミブレード以外の航空機エンジン部品の新規量産案件に対応するための新工場建設が最も期待大でしょうか。

第二の柱を育成している状況で、この部品が特異性の高い部品になれば新規での受注獲得につながる可能性が高いですね。

またESGの観点からは補修技術確立への期待が大きいですね。航空機産業において一大市場になるMRO(Maintenance, Repair, and Overhaul)への参画で、整備、補修、オーバーホールの分野での貢献をできる可能があります。

新規上場社長インタビュー

東証グロース市場に新規上場した際に代表インタビューで語られている動画が以下になります。

AeroEdge 代表取締役社長 兼 執行役員CEO 森西 淳さんが語られています。

まとめ

今回はIPO銘柄AeroEdgeについて調査してみました。

  • チタンアルミタービンブレードの製造、販売がメイン事業。
  • 航空機市場は右肩上がりで回復、成長中。
  • 成長のカギは航空機別部品の量産成功と部品補修技術確立

目新しさの面から人気化が見込まれますね。

国策の一つであることから、機関投資家からも注目を浴びそうです。

☆他にも多数のIPO銘柄の分析を実施していますのでこちらから確認ください。

☆IPOのオススメ証券口座についてはこちらで紹介していますので、ご覧ください。

それではまた。

IPO分析企業分析
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