【DX人材育成】Faber Companyの業績推移や将来性は?

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【DX人材育成】220A Faber Companyの業績推移や将来性は? IPO分析

こんにちは、きんかぶるーむです。

2024年7月のIPO案件で、デジタルマーケティング、IT人材育成関連会社が7/31(水)に東証グロース市場に上場します。

【企業名】Faber Company、ファベル カンパニー(証券コード:220A)

初値は1190円となり公開価格の1000円を19.0%上回りました。

期間(90日or180日)か公開価格の1.5倍でロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。

2024年7月は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。

☆他のIPO銘柄分析⇒こちらから!

早速どのような企業なのか調査し、ファベル カンパニーの特徴を確認していきます。

この記事でわかること
  • ファベル カンパニーの会社沿革と事業内容
  • ファベル カンパニーの業績とIPO資金用途
  • ファベル カンパニーの将来性
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総合評価

総合評価:3/5点

  • 成長性:3点
    • 売上高は増加傾向
  • 独自事業性:3点
    • DX、マーケティングサービスは競合多数。
  • 初値期待値:3点
    • 公募価格+19.0%

*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。

ファベル カンパニーの会社概要

Web マーケティング

会社沿革

年月概要
2005年10月デジタルマーケティングに関するコンサルティングサービスを提供することを目的として、千葉県船橋市本中山に有限会社セルフデザイン(出資金1,000千円)を設立
2006年4月デジタルマーケティングに関するコンサルティング事業を開始(現:ミエルカ事業)
2006年8月業容拡大のため、本社を東京都港区南青山に移転
2009年11月株式会社セルフデザイン・ホールディングスに商号変更し、業容拡大のため、本社を東京都港区赤坂七丁目に移転
2012年5月業容拡大のため、本社を東京都港区赤坂二丁目に移転
2013年10月ベトナム・ホーチミンに開発拠点を設置
2014年10月株式会社Faber Companyに商号変更
2014年10月デジタルマーケティングの実践を目的として、EC事業を行うイーショップハイブ株式会社を子会社化
2014年11月ソフトウエア開発事業を行う株式会社Faber & Technology、新規事業開発を行うことを目的とした株式会社Faber NEXTを子会社として設立
2015年3月企業のWebサイトへの流入最大化を支援する「ミエルカ」をリリース(現「ミエルカSEO」)
2015年10月情報セキュリティマネジメントの国際規格であるISO/IEC27001:2013の認証を取得
2016年1月デジタルマーケティング自動化サービスの業容拡大に伴い、ベトナムの開発拠点を法人化し、Faber Vietnam Co., Ltd.(現:連結子会社)を設立
2016年3月株式会社Faber & Technologyを吸収合併
2016年10月UI/UX改善によるコンバージョンの最大化を支援する「ミエルカヒートマップ」をリリース
2016年10月佐賀県佐賀市に九州佐賀支社を設立
2017年2月株式会社Faber NEXTを株式会社indigoblueに商号変更
2018年4月即戦力となるデジタルマーケティング人材を企業に提供する「ミエルカコネクト」をリリース
2019年10月Googleマップ等を用いた店舗集客を支援する「ローカルミエルカ」をリリース
2020年4月株式会社indigoblue(旧 株式会社Faber Next)を清算結了
2020年12月業容拡大のため、本社を東京都港区虎ノ門四丁目に移転
2024年2月イーショップハイブ株式会社を清算結了
*有価証券報告書より抜粋して作成

Faber Companyは2005年に設立された比較的若い企業ですが、デジタルマーケティング分野で急成長を遂げています。

本社は東京都港区虎ノ門にあり、従業員数は68名(2023年9月末時点)となっています。

ベトナムにて開発拠点があることはグローバル展開を見据えるうえでは高評価な点ですね。

ファベル カンパニーの事業内容

タッチパネル 通信技術 デジタル化

ファベルカンパニーは自動化ツール群及びリソース群の提供を通じ、解決可能な課題の幅と深度を拡充していくことを可能にするサービスを展開しています。

主力事業 – 「ミエルカ」シリーズ

主力製品は、SEOプラットフォーム「MIERUCA(ミエルカ)SEO」です。このツールは、企業のWebマーケティング担当者がSEO対策を内製化するのを支援します。

既に花王、富士フイルム、ビズリーチ、ぐるなびなど、1,700社以上の導入実績があるようです

Faber Companyは「ミエルカ」ブランドで以下のようなサービスも展開しています

  1. ミエルカヒートマップ:コンバージョン改善支援
  2. ミエルカコネクト:Webマーケター人材マッチング
  3. ローカルミエルカ:地域ビジネス向けウェブマーケティングツール
  4. デキルカ:企業内デジタル人材育成支援

MIERUCA(ミエルカ)プラットフォームの機能

  1. SEO分析機能
  • キーワード分析:検索ボリュームや競合性を確認
  • 順位調査:特定キーワードの検索順位を追跡
  • 競合分析:競合サイトのSEO戦略を分析
  • バックリンク分析:被リンクの状況を確認
  1. コンテンツ最適化
  • クエリタイプ分析:ユーザーの検索意図を5つのタイプに分類
  • AIを活用した見出し生成:自社メディアの特徴を学習し、SEOに最適化された見出しを自動生成
  • コンテンツ改善提案:AIによる改善案の提示
  1. ユーザー行動分析
  • ヒートマップ:ユーザーのクリック箇所や閲覧パターンを可視化
  • スクロール分析:ページのどの部分まで読まれているかを確認
  1. 学習支援
  • 200以上の動画コンテンツ:SEOやWebマーケティングのノウハウを学習可能
  • セミナーやユーザー会:最新のSEO動向や活用事例を共有
  1. 運用支援
  • カスタマーサクセス:専任担当者によるツール活用サポートや個別コンサルティング
  • コンテンツチェック:生成したコンテンツの品質確認
  1. 関連サービス
  • ミエルカヒートマップ:UX/UI改善のためのツール
  • ローカルミエルカ:Googleビジネスプロフィール管理ツール
  • ミエルカコネクト:Webマーケター人材マッチングサービス

MIERUCAは、単なるツールではなく、SEOの「職人技」をシステム化し、初心者からプロまで幅広いユーザーがSEOとコンテンツマーケティングを効果的に実施できるよう設計されたプラットフォームです。

ツール、学習コンテンツ、運用支援の「三位一体」で、企業内でのSEO・コンテンツ施策の内製化を支援しています。

企業のDX化を推進でき、マーケティングも行える機能を有しています。

競争優位性

Faber Companyの強みは、「職人とテクノロジーの融合」にあります。

長年のコンサルティング経験で培った「職人の技」をツールに落とし込み、顧客企業のマーケティング担当者でも高度なSEO対策が可能になるよう支援しています

ツールは単なる分析だけでなく、具体的な改善施策の提案や、社内のマーケター育成までをワンストップで提供している点も大きな特徴です

成長戦略と将来性

Faber Companyは「10万人のマーケターのライフラインになる」という野心的な目標を掲げています

これは、多くの企業でデジタルマーケティングの内製化ニーズが高まっていることを見越した戦略と言えるでしょう。

また、新規事業の立ち上げにも積極的で、SEO以外の分野にも事業を拡大しており、今後は「デジタルマーケティングのワンストップソリューション」の実現を目指すとのことです

ファベル カンパニーの業績推移

業績推移は以下の通りです。

ファベル カンパニー 業績推移

売上高は2022年から再度増加傾向にあります。

利益率が下がり気味である点が気になりますが、15%程度の水準は確保しています。

市況としてはデジタル人材のニーズやマーケティング市場は今後も拡大していくと考えられますので、いかにサービスの優位性をもって展開していけるかが今後を左右しそうですね。

またIPOでの調達資金の使途としては、人員体制強化に係る増加人件費、販売促進のための費用が挙げられています。

まとめ

今回はIPO銘柄ファベル カンパニーについて調査してみました。

  • 設立から約20年のデジタルマーケティング会社
  • ミエルカアプリでの導入実績多数
  • 成長のカギはデジタル人材育成

IT、マーケティング関連はIPOでは多数あり、人気化しやすいテーマになっています。

海外展開等が明確に打ち出されれば今後も伸びていきそうな気配がありますね。

上場後の値動きに注目です。

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それではまた。

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