こんにちは、きんかぶるーむです。
2024年6月のIPO案件で、不動産関係サービス関連会社が6/21(金)に東証グロース市場に上場します。
【企業名】MFS,Inc.、エムエフエス(証券コード:196A)
初値は368円となり、公開価格の400円を32円下回りました。
タウンズ(197A)に引き続き、公募割れとなってしまいました。
期間(90日or180日)か公開価格の1.5倍でロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。
VCが多いので需給悪化に注意が必要です。
2024年6月は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。
☆他のIPO銘柄分析⇒こちらから!
6/18-6/21にかけて6銘柄が上場するので、資金分散に注意が必要です。
早速どのような企業なのか調査し、MFSの特徴を確認していきます。
総合評価
総合評価:2.67/5点
- 成長性:4点
- 投資フェーズだが売上高の伸び率高い
- 独自事業性:3点
- 事業特異性は特になし
- 初値期待値:1点
- 公募価格-8.0%
*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。
MFSの会社概要
会社沿革
年月 | 概要 |
2009年7月 | 株式会社オプティを東京都港区に設立 |
2014年7月 | 株式会社MFSへ商号変更し、東京都千代田区に本店移転。現在の事業を開始 |
2015年8月 | 住宅ローン診断サービス「モゲチェック」をリリース。 |
2016年3月 | 住宅ローン診断サービス「モーゲージ・ネクスト」をリリース。1号店(銀座)をオープン。 |
2016年11月 | モーゲージ・ネクストをモゲチェック・プラザへ名称変更。2号店(新宿)をオープン。電話診断を開始。 |
2017年1月 | 住宅ローンクレジットスコアサービス「モゲスコア」をリリース。 |
2018年10月 | 不動産投資総合型オンラインサービス「モゲチェック・プラザfor不動産投資ローン」をリリース |
2019年5月 | モゲチェックで借入サービスリリース。 |
2019年7月 | 住宅ローン借入可能額判定サービス「モゲパスサービス」をリリース |
2019年10月 | 不動産会社向け住宅ローン媒介サービス「モゲビズサービス」をリリース。 |
2021年1月 | 融資承認確率機能をリリース。 |
2022年11月 | INVASEにて不動産価格のスコアリングサービス「Pスコアサービス」をリリース。 |
2009年に創業され、不動産関係のサービスをオンラインで提供しています。
住宅ローン診断や不動産投資など様々なサービス展開をしているようですね。
MFSの事業内容
MFSは「テクノロジーと分析の力でユーザーにパワーを」をミッションに掲げ、
住宅ローン及び不動産投資用ローンの媒介、投資用不動産の媒介を主な事業として取り組んでいます。
住宅ローンにおける業務は依然として手書きの事務作業が多く、IT化が進んでいないため業務効率化の種がたくさんあるようです。
MFSは、テクノロジーを活用してこれらの課題に取り組んでおり、住宅ローンを検討するユーザーや不動産会社の負担を減らすべくサービス展開しています。
サービス名である「モゲチェック」は、「モーゲージ」の略である“モゲ”と、“チェック”からなる造語です。
モーゲージ(mortgage)とは、住宅ローンを指す英単語で、「住宅ローンのことをチェックしよう!」というサービスの意味になるようです。
サービス提供開始から、テクノロジーとデータ分析を活かして「住宅ローン借り入れ可能額の判定」「金融機関ごとの融資承認確率の推定」「ユーザーにとってベストな条件の住宅ローン商品の提案」など、IT技術を活用したサービス展開をしています。
月次の会員数及び四半期ごとの住宅ローン審査の申込数は増加が続いており、需要の高さが伺えます。
オンラインサービスへの需要の高まりや、コロナ禍において在宅勤務が普及したことによる住環境の見直し、低金利が続く住宅ローンに応じた借り入れ、借り換え需要などが影響しているようですね。
固定金利が撤廃され、コロナバブルからも脱却気味の中、今後も需要を伸ばせるかどうかが会社の成長を左右しそうです。
まだサービスの認知度も低い状態と思われますので、広告費も今後はかかりそうです。
MFSの業績推移
業績推移は以下の通りです。
売上高は急速に増加傾向の一方で赤字が継続しています。
先行投資の影響もあると思いますので、早く損益分岐点まで売上高を持っていき、黒字化することが先決ですね。
またIPOでの調達資金の使途としては、サービスの認知度向上のための広告宣伝費、採用費及び人件費として充当されるようです。
まとめ
今回はIPO銘柄MFSについて調査してみました。
- 不動産投資やローンの仲介で事業展開
- コロナ禍を経て大幅に売上増加
- 成長のカギはサービス認知度向上
不動産投資、住宅買い替えなど近年は活況な不動産業界なので、銘柄として一定の人気は出そうです。
やっていることはIT企業、銀行と変わらないと思いますので、サービスの差別化は必須でしょうね。
上場後の値動きに注目です。
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それではまた。
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