【低所得者人材支援】ROXX(ロックス)の業績推移や将来性は?

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こんにちは、きんかぶるーむです。

2024年9月のIPO案件で、HRテクノロジー関連会社が9/25(水)に東証グロース市場に上場します。

【企業名】ROXX,inc.(証券コード:241A)

初値、公開価格未定。

期間(180日以上)でロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。
大株主にはクルーズ、パーソルキャリア、サイバーエージェントなど大企業が含まれている一方、ベンチャーキャピタルも一定数いますので、需給悪化には注意が必要です。

2024年は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。

☆他のIPO銘柄分析⇒こちらから!

早速どのような企業なのか調査し、ROXXの特徴を確認していきます。

この記事でわかること
  • ROXXの会社沿革と事業内容
  • ROXXの業績とIPO資金用途
  • ROXXの将来性
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総合評価

総合評価:X/5点

  • 成長性:5点
    • 上場直前決算期の売上高伸び率は71%
  • 独自事業性:3点
    • HR企業としての独自性を出すことが必要
  • 初値期待値:X点
    • 公募価格+%

*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。

ROXXの会社概要

会社沿革

年月概要
2013年11月東京都渋谷区渋谷において株式会社RENO(資本金4百万円)を設立
2014年4月新卒向け人材採用支援事業を開始
2015年5月東京都渋谷区神山町へ本社を移転
2016年3月ソーシャルヘッドハンティングサービス「SCOUTER」のサービス提供を開始
2016年9月商号を株式会社SCOUTERに変更
2016年10月東京都渋谷区宇田川町へ本社を移転
2018年5月求人DBプラットフォーム「SARDINE」のサービス提供を開始
2019年7月商号を株式会社ROXXに変更
2019年7月東京都港区赤坂へ本社を移転
2019年9月求人DBプラットフォーム「SARDINE」を「agent bank」にサービス名を変更
2019年10月オンライン完結のリファレンスチェックツール「back check」のサービス提供を開始
2021年8月back check事業においてコンプライアンスチェック機能をリリース
2022年5月東京都新宿区新宿へ本社を移転
2022年6月パーソルキャリア株式会社との業務提携によって「agent bank + パーソルキャリア」のサービス提供を開始
2024年1月「agent bank」内にてAI面接機能の提供を開始
2024年7月ノンデスクワーカー向け転職支援プラットフォームとして「Zキャリア」ブランドを立ち上げ、求人DBプラットフォーム「agent bank」を「Zキャリア プラットフォーム」にサービス名を変更
*有価証券報告書より抜粋して作成

ROXXは2013年11月1日に設立された比較的新しい企業です。

設立以来、HR領域におけるテクノロジーの活用を進め、複数のSaaSサービスを提供する企業として成長してきたようですね。

AI面接機能など、企業にも就活生、転職者にも役立つサービスを展開しているようです。

ROXXの事業内容

ROXXは「時代の転換点を創る」をミッションに掲げ、HRテクノロジーを活用して人材ビジネスの構造的な問題を解決し続けることを目指しています

テクノロジーを活用することでノンデスクワーカーの正社員化を推進し、低年収層の所得向上を目指すHR Techカンパニーになります。

今後も、非正規や非大卒の求職者に対する支援を強化し、日本の転職市場をより活発化させることを目指しています

ROXXは主に2つの事業を展開しています

  • Zキャリア
    • 非正規や非大卒の求職者を対象とした正社員転職プラットフォーム。企業の人材不足を解消するためのマッチングサービスを提供。
  • back check
    • オンラインで完結するコンプライアンスおよびリファレンスチェックサービス。信頼を新たな指標として社会に実装し、公平な評価を目指す。

人出不足で就活(人材確保)にも各企業は熱が入っていますので、HR企業は注目度が高そうですね。

中でもZキャリアは以下の特徴があり,、求職者や企業側双方にメリットがあるようです。

  • 掲載料無料ですぐに求人掲載ができる
  • 約400社のパートナー紹介会社からまとめて集客ができる
  • AI面接やAIスカウトで採用に関する工数を大幅に削減
  • 非正規や未経験からでも正社員になれる求人が豊富
  • エージェント相談やAIスカウトで、やりたいことがなくてもマッチする仕事が見つかる

将来展望

ROXXの招待展望としては以下が見込まれます。

  1. HRテクノロジーの活用:
    ROXXは「時代の転換点を創る」をコーポレートミッションに掲げ、HRテクノロジーを駆使して雇用のミスマッチを解決することを目指しています。
    特に、非正規や非大卒の求職者を支援するプラットフォーム『Zキャリア』や、オンライン完結型のリファレンス/コンプライアンスチェックサービス『back check』を通じて、労働市場の構造的な問題に挑戦しています
  2. マーケティングの強化:
    ROXXはマーケティング戦略を強化し、集客数の増加を目指しています。
    特に、広告運用やサービスブランディング、新規事業領域のメディア育成に力を入れ、事業数値の改善を図る計画があるようです。

ROXXの業績推移

業績推移は以下の通りです。

ROXX 業績推移

売上高は急速に増加傾向にあります。

過去3年間で平均売上高成長率が+54%と驚異的です。

一方で利益面は継続して赤字が続いていますので、改善が必要な状況です。

現在は投資フェーズかもしれませんが、上場する以上は黒字化して利益を出せる企業になる必要がありますね。

会社戦略としては、ノンデスクワーカーの人材市場において早期のシェア獲得を重視するという考えに基づき、積極的な先行投資を行っているとのことで、

認知拡大のためのマーケティング費用、サービス開発のためのエンジニア及び転職支援人数増加のための営業人員等の人件費等の負担が続いているようです。

プラットフォームが構築できた暁には、営業利益率20%程度の確保が見込まれるとのことですので、これがいつ実現できるかですね。今後の中長期資料などに注目です。

またIPOでの調達資金の使途としては、以下が挙げられています。

  • Zキャリアの認知拡大: テレビCMを中心としたマス広告に約5億円を投入。
  • プロダクト開発の強化: プラットフォームの機能向上を図るためのシステム開発関連費に1.1億円を投入。

具体的な金額まで使途として出している企業は珍しいですね。

まずは認知度の向上というところで、広告宣伝費がかかりますが、これが一時的なもので済むかどうかを継続確認していく必要がありそうです。

まとめ

今回はIPO銘柄ROXXについて調査してみました。

  • 設立から、約10年の比較的新しいテック企業
  • ターゲットは低年収(400万円未満)のノンデスクワーカー
  • 成長のカギは転職プラットフォーム拡大と認知度向上

HR企業は大きな転職支援企業の他、プラスアルファコンサルティングなどの人材スキルの可視化プラットフォームで収益を上げている企業があります。

ROXXはパーソルなどの支援のもと、事業拡大していくのではないかと感じています。

上場後の値動きに注目です。

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それではまた。

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