【麺類海外展開】スピンオフ上場シマダヤの業績推移や将来性は?

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【麺類海外展開】スピンオフ上場シマダヤの業績推移や将来性は? IPO分析

こんにちは、きんかぶるーむです。

2024年10月のIPO案件で、関連会社が10/1(火)に東証スタンダード市場に上場します。

【企業名】Shimadaya Corporation(証券コード:250A)

初値は1760円となり、公開価格1880円を6.4%下回りました。

期間(180日)でロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。

株主はメルコホールティングスのみで、100%保有しています。

2024年は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。

☆他のIPO銘柄分析⇒こちらから!

早速どのような企業なのか調査し、シマダヤの特徴を確認していきます。

この記事でわかること
  • シマダヤの会社沿革と事業内容
  • シマダヤの業績
  • シマダヤの将来性
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総合評価

総合評価:2.67/5点

  • 成長性:4点
    • 売上高V字回復、最高益更新
  • 独自事業性:3点
    • 麺事業で特異性は特になし
  • 1初値期待値:1点
    • 公募価格-6.4%

*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。

シマダヤの会社概要

冷麺 麺類

会社沿革

年月概要
1949年3月名古屋市昭和区に株式会社島田屋を設立
1955年11月東京都墨田区に株式会社島田屋本店を設立
1959年7月本店住所を東京都渋谷区に移転
1967年8月宮城県古川市に東北工場設置
1969年2月明和食品株式会社を設立
1970年4月埼玉農産興業株式会社を買収して深谷工場とする
1970年8月東京都昭島市にある島田屋食品株式会社を吸収合併し東京工場とする
1975年5月東京都昭島市に東京配送センターを設置
1977年4月株式会社島田屋の商号を株式会社島田屋本店に変更
1977年12月休眠会社となっていた株式会社島田屋本店に吸収合併
1980年3月東京都昭島市に開発研究所を設置
1983年4月東京工場を近代的工場に改築
1987年6月東京配送センターを同じ昭島市に移転
1987年7月シマダヤ商事株式会社の営業全部を譲り受け統合する
1988年4月「流水麺」発売
1990年6月群馬シマダヤ株式会社設立
1997年4月商号をシマダヤ株式会社に変更
1998年5月中部シマダヤ株式会社設立
1998年9月東京工場を増改築、第二工場稼動
2002年6月物流センターを武蔵村山市に移転
2002年6月埼玉シマダヤ株式会社を子会社化
2002年10月埼玉シマダヤ株式会社と群馬シマダヤ株式会社が合併し存続会社が埼玉シマダヤ株式会社となる
2004年4月東京シマダヤ株式会社設立
2004年12月開発研究所を同じ昭島市に移転
2006年2月エス・エス・デリカ株式会社設立
2010年4月株式会社群麺センターを子会社化
2010年8月丸中製麺株式会社を子会社化
2014年4月宮城シマダヤ株式会社が株式会社千鳥屋製麺所を子会社化
2014年5月高砂食品株式会社を子会社化
2014年6月寿製麺株式会社を子会社化
2016年4月シマダヤ近畿株式会社に商号変更
2016年4月株式会社メルコホールディングスの持分法適用関連会社となる
2016年10月シマダヤインターナショナル株式会社を設立
2018年4月子会社となる
2018年4月シマダヤ関東株式会社に商号変更
2018年4月シマダヤ東北株式会社に商号変更
2018年4月シマダヤ西日本株式会社に商号変更
2019年4月シマダヤインターナショナル株式会社を吸収合併
2019年10月を株式会社今里食品に事業譲渡
*有価証券報告書より抜粋して作成

今回上場、スピンオフの目的及び理由は、親会社であるメルコホールディングスを取り巻く経営環境・社会変化を踏まえ、

食品事業の迅速な事業戦略の実行および、さらなる各事業分野での成長促進が挙げられています。

シマダヤの事業内容

ヌードル 麺

シマダヤは麺類の製造及び販売を主要業務としています。

家庭用、業務用、海外事業に大別されます。

  1. 家庭用事業:
    • チルドめんと冷凍めんを中心に、うどん、そば、ラーメン、冷し中華、焼そばなどを製造・販売
    • 主にスーパーマーケット、小売店、コンビニエンスストアで販売
  2. 業務用事業:
    • 冷凍麺を中心に、従業員食堂、学校給食、高速道路のサービスエリアなどの外食産業向けに販売
    • 惣菜などの中食産業向けにも販売
  3. 海外事業:
    • 東南アジア、北米、EU、オセアニアなど40以上の国や地域に冷凍めんとロングライフめんを提供

また、シマダヤは以下のような事業展望を持っています。

  1. 健康志向商品の開発:健康寿命延伸を目的とした商品の開発・育成に注力
  2. 環境への配慮:プラスチック使用量の削減や国産原料の使用拡大など、持続可能な社会に貢献する取り組みを推進
  3. 収益構造改革:今後8年間のうち、前半3年間を構造変革期と位置付け、収益構造改革に取り組む
  4. 成長戦略:後半5年間を成長期と位置付け、さらなる事業拡大を目指す
  5. 商品開発方針:健康、簡便、高品質、経済性、買い置き、国産、環境の「7K」を消費者ニーズとして捉え、商品開発を進める

シマダヤは、上記取り組みを通じて、「めんのリーディングカンパニー」としての地位を強化し、持続可能な成長を目指しているようです。

麺類では食品大手の日清食品やテーブルマーク、東洋水産など競合が多数いますが、商品の品質勝負になりそうですね。

海外40か国以上に提供している点は非常に魅力的ですね。

海外展開に強みを持っているので、オカムラ食品工業のように今後伸びる可能性があります。

シマダヤの業績推移

業績推移は以下の通りです。

シマダヤ 業績推移

売上高・経常利益は増加傾向にあります。

コロナ禍を経て、一時的に減収となっていましたが、V字回復、最高益を更新している状況です。

利益率も見栄えよくなっており、10%に迫っています。

今後はフードロス関連やカーボンニュートラル関連として挙げられる可能性があります。

フードロスは地球規模での課題となるので、機関投資家からの注目も浴びそうです。

まとめ

パスタ 麺

今回はIPO銘柄シマダヤについて調査してみました。

  • 設立から約75年の老舗企業。スピンオフで上場。
  • 麺類の展開が主。
  • 成長のカギは海外展開拡大。

日本食のメーカーは根強い人気があり、海外含め機関投資家からの注目度が高いです。

一見地味ですが、一定の人気はあるのではないかと感じています。上場後の株主優待等にも期待ですね。

上場後の値動きに注目です。

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それではまた。

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