【検証自動化】IPO(5252)日本ナレッジの業績推移と将来性は?

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【検証自動化】IPO(5252)日本ナレッジの業績推移と将来性は? IPO分析

こんにちは、きんかぶるーむです。

2023年3月のIPO案件で、ITソフトウェア関連会社が2023/3/27に東証グロース市場に上場しました。

【企業名】日本ナレッジ、Nihon Knowledge Co,Ltd.(証券コード:5252)

他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。

☆他のIPO銘柄分析⇒こちらから!

早速どのような企業なのか調査し、日本ナレッジの特徴を確認していきます。

この記事でわかること
  • 日本ナレッジの会社沿革と事業内容
  • 日本ナレッジの業績とIPO資金用途
  • 日本ナレッジの将来性
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総合評価

総合評価:4/5点

  • 成長性:4点
    • 売上高は継続増加
  • 独自事業性:3点
    • 自動検証サービスに強み
  • 初値期待値:5点
    • 公募価格+150.0%

*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。

日本ナレッジの会社概要

会社沿革

年月概要
1985年10月日本スペースソフト株式会社(資本金400万円)を東京都千代田区に設立
1986年12月ナレッジエンジニアリング株式会社を吸収合併し、商号を日本ナレッジエンジニアリング株式会社に変更
1988年6月本社を東京都中央区東日本橋に移転。オフィスコンピュータ向けシステムの受託開発とパッケージシステム開発を行う。同時に商号を現在の日本ナレッジ株式会社に変更
1991年2月オフィスコンピュータ向け鋼材業向け販売・購買・在庫管理パッケージシステムの販売を開始
1991年12月資本金を1,000万円に増資
1993年2月本社を東京都台東区駒形に移転
1993年4月通信販売業向けパッケージシステムの販売を開始
1994年8月スポーツ分析システム「MVP」の販売を開始
1996年5月パーソナルコンピュータ向け鋼材パッケージ「PowerSteel」の販売を開始
1998年2月資本金を3,000万円に増資
1998年4月システム開発の拠点として茨城県土浦市に「ソフト工房」開設
2001年4月資本金を5,000万円に増資
2001年7月ソフトウエアのテストを行うシステム検証事業開始
2003年2月ゴルフレッスンシステム「MVP2000」発売
2004年6月本社を東京都台東区寿に移転
2005年10月システム検証の発展を目指してIT検証産業協会設立に参画
2006年4月開発拠点として千葉県富里市に「成田事業所」開設
2009年4月札幌事業所を札幌市エレクトロニクスセンターに開設
2010年10月資本金を7,100万円に増資
2013年6月ソフトウエア品質認証制度の評価機関に認定
2013年11月札幌事業所がソフトウエアの検査、検証においてISO9001認証取得
2015年8月セキュリティ製品事業、WEBシステム開発事業のアイベクス株式会社の全事業を譲受、同社の拠点である福島県郡山市に郡山センターを開設
2015年8月札幌事業所がソフトウエア試験所として日本初のISO/IEC 17025 試験所認定を取得
2016年10月株式会社システムカルチャーのサポートデスク事業を譲受
2018年4月株式会社アイムシステムを吸収合併、同社の所在地である長野県諏訪郡に諏訪センターを開設
2020年5月ベトナム国ホーチミン市に「ベトナム駐在事務所」を開設
2020年6月増床に伴い、成田センターを千葉県富里市から千葉県成田市に移転
2021年1月愛知県名古屋市に「名古屋センター」を開設
2022年5月ベトナム国ホーチミン市「ベトナム駐在事務所」閉鎖
2022年3月資本金を8,600万円に増資
*有価証券報告書より抜粋して作成

約40年前の1985年に創業され、IT・ソフトウェアのサービス展開で事業拡大してきたようですね。

海外進出としてベトナムに進出していたようですが、2022年に閉鎖されています。

IT関連に強みがあるアジア市場では事業拡大できなかったのでしょうか。

日本ナレッジの事業内容

日本ナレッジは以下2つの事業を柱として展開しています。

  1. 検証事業
    • ソフトウエア開発の各工程において、テストの計画立案からテスト設計・実行。プロセス改善提案までサポート。
  2. 開発事業
    • 自社開発パッケージ製品の販売及びカスタマイズ、受託システム開発、セキュリティ関連製品の販売。

検証事業では第三者の立場でソフトウェアの品質を検証するサービスを提供しており、自動化に強みを持っています。

長年のテスト経験・ノウハウにより、「自動化テスト設計力」を高めており、無償のオープンソースコードでカバーできない範囲まで自社で開発、アプリ化できる点に優位性があるようですね。

IT業界にとってデバック作業などは非常に重要な位置づけなので重宝する企業も多いのでしょう。

日本ナレッジの業績推移

業績推移は以下の通りです。

日本ナレッジ 5252 2018年3月期-2024年3月期の業績推移

売上高・経常利益は増加傾向にあります。

上場後の2023年3月期、2024年3月期に増加傾向を継続しており、今後にも期待を持てますね。

デジタルインボイスの特需による影響が開発事業ではあるようですが、特需終了後も検証事業で引っ張っていけるかどうかがカギとなります。

ビジネスパートナー数は堅調に増加しているようですので、今後営業費用等をかけながら実施するのかどうかが気になる点です。

またIPOでの調達資金の使途としては、優秀な人材獲得のための採用費及び教育費が挙げられています。

技術力の向上を図るためには、優秀な技術者が必要になりますので、人材確保合戦が起こっている中では必要な投資になりますね。

まとめ

今回はIPO銘柄日本ナレッジについて調査してみました。

  • 設立から約40年で検証サービス事業の自動テストに強み
  • 成長のカギは技術者確保と安定したビジネスパートナ数の増加

上場後も堅調に業績が推移しており、配当も20円(2024年3月期)出ているようですので、投資吟味があります。

今後のさらなる成長に期待です。

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それではまた。

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