んにちは。きんかぶるーむです。
2024年11月のIPO案件で、ドローン関連会社が11/29(金)に東証グロース市場に上場します。
【企業名】Terra Drone Corporation(証券コード:278A)
初値は2162円で、公開価格の2350円を下回りました。
公募価格の上限で決まらなかったことも少なからず影響していそうです。
期間(180日)か公開価格の1.5倍でロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。
大株主にはエネルギー大手のINPEXが名を連ねています。
2024年は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。
☆他の銘柄分析はこちらのIPOリストからご確認ください。
早速どのような企業なのか調査し、TerraDroneの特徴を確認していきます。
総合評価
総合評価:2.67/5点
- 成長性:4点
- 売り上げの増加は著しいが、利益面は赤字継続
- 独自事業性:3点
- ドローン関連としての独自性は特になし
- 初値期待値:1点
- 公募価格-8.0%
*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。
TerraDroneの会社概要
会社沿革
- 2016年2月: 東京に本社を置いて設立
- 2016年以降: 国内外で事業を拡大し、世界10カ国以上に拠点を展開
- 2020年以降: ドローンサービス企業の世界ランキングでトップ3にランクイン
- 2023年: アラムコのVC Wa’edより18.5億円の資金調達を実施
*有価証券報告書より抜粋して作成
設立は2016年で社歴の浅い会社ですが、インドネシアやオランダなど既に海外進出もこなしている企業となります。
ドローン搭載型レーザーや超音波、写真撮影技術を用いたドローンなど、ドローン関連のサービスを展開しています。
TerraDroneの事業内容
TerraDroneは主に以下の3つの事業で成り立っています。
• ドローンソリューションプロバイダーとして、測量・点検・農業分野での独自のハードウェア・ソフトウェア・サービスを提供
• 運航管理システム(UTM)の開発・提供
• 石油ガス、化学、建設業界等における現場作業のデジタル化支援
TerraDroneの事業展望
事業展望としては以下が挙げられます。
ベンチャーとしてのドローン技術を活かして、空飛ぶ車作りなど、自動運転にも関与してきそうですね。
• 「空から、世界を進化させる」というミッションのもと、低空域経済圏のグローバルプラットフォーマーを目指す
• 安全で効率的な空の移動を支える「空のプラットフォーム」運航管理技術の開発に注力
• グローバル市場でのM&Aを推進し、新事業にも積極的に挑戦
TerraDroneの業績推移
業績推移は以下の通りです。
売上高は急速に増加傾向にあります。
しかし利益面は赤字が続いており、しばらくは投資フェーズが続くものと想定されます。
またIPOでの調達資金の使途としては、以下が挙げられています。
• M&A資金
• 子会社成長のための投融資
• 国内UTMシステムの構築
• グループ管理システムの構築
必要技術を得るためのM&Aには期待大ですね。
まとめ
今回はIPO銘柄TerraDroneについて調査してみました。
- 2016年設立で社歴は浅い
- 海外展開に積極的でドローン関連の技術力は評価されていそう
- 成長のカギはM&A
ドローン関連銘柄は、ブルーイノベーションなど直近は上場が目立っています。
技術的には数年前からあったようですが、ようやく事業化の目処がついてきて上場にありついたような感覚がします。
今後の成長を見据えると人気化するのではないかと感じています。
上場後の値動きに注目です。
☆他にも多数のIPO銘柄の分析を実施していますのでこちらから確認ください。
☆IPOのオススメ証券口座についてはこちらで紹介していますので、ご覧ください。
それではまた。
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