<小型SAR>宇宙関連Synspectiveの事業内容、将来性は?

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こんにちは。きんかぶるーむです。

2024年12月のIPO案件で、宇宙衛星関連会社が12/19(木)に東証グロース市場に上場します。

【企業名】Synspective、シンスペクティブ(証券コード:296A)

初値、公開価格未定。

期間(180日)でロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。

2024年は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。

☆他の銘柄分析はこちらのIPOリストからご確認ください。

早速どのような企業なのか調査し、Synspectiveの特徴を確認していきます。

この記事でわかること
  • Synspectiveの会社沿革と事業内容
  • Synspectiveの業績とIPO資金用途
  • Synspectiveの将来性
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総合評価

総合評価:X/5点

  • 成長性:4点
    • 売上高の伸び率高い
  • 独自事業性:5点
    • 小型SAR。参入障壁高い。
  • 初値期待値:X点
    • 公募価格+%

*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。

Synspectiveの会社概要

会社沿革

•   2018年2月22日:新井元行氏により設立
•   2018年9月:シンガポールに子会社Synspective SG Pte. Ltd.を設立
•   2020年12月:初の実証衛星「StriX-α」打ち上げ成功
•   2021年2月:民間企業として日本初の小型SAR衛星画像データ取得に成功
•   2022年12月:2機目の実証衛星「StriX-β」打ち上げ成功
•   2024年12月19日:東証グロース市場に上場予定

*有価証券報告書より抜粋して作成

2018年設立で社歴はまだまだ浅いです。

2020年に衛星打ち上げ成功し、小型SAR衛生画像データ取得成功から事業化の目星がついてきたものと推測されます。

Synspectiveの事業内容

Synspectiveは主に以下の5つのサービスを展開しています。

•   小型SAR衛星「StriX」シリーズの開発・製造・運用
•   SAR衛星データの販売
•   衛星データを活用したソリューションサービスの提供
•   Land Displacement Monitoring (LDM)
•   Flood Damage Assessment (FDA)

QCP研究所やアストロスケールHDなど、上場が相次いでいますが、宇宙関連は夢が膨らみますね。

Synspectiveの主な競合他社は以下の通りです。


国内競合
• QPS研究所:日本の小型SAR衛星開発企業で、Synspectiveと同様に100kg級の小型SAR衛星を開発。


海外競合
• Capella Space(アメリカ):解像度25cmの画像取得に成功。
• Umbra Lab(アメリカ):SAR衛星のデータ品質ランキングで1位を獲得。
• ICEYE(フィンランド):動画撮影やカラー画像の取得に成功。

国内、海外ともに競合は少ないです。技術参入障壁が高く、しばらくは寡占状態が続きそうです。

Synspectiveの事業展望

•   2026年前後に30機の小型SAR衛星コンステレーションを構築予定
•   防衛需要を軸とする日本政府へのデータ販売を短期的な戦略として推進
•   中期的にはアジアを中心に海外政府へのデータ販売を拡大
•   長期的には民間市場向けのソリューションビジネスを拡大

2026年に向けて、多数の小型衛星打ち上げが予定されています。

アジア地域へのデータ販売等、中長期目線では大きな売り上げになりそうですね。

Synspectiveの業績推移

業績推移は以下の通りです。

•   2020年12月期:売上高 57,000、経常利益 -2,696,000
•   2021年12月期:売上高 52,401、経常利益 -2,460,388
•   2022年12月期:売上高 492,413、経常利益 -4,340,711
•   2023年12月期:売上高 1,386,283、経常利益 -1,951,232
•   2024年12月期(予想):売上高 2,283,000、経常利益 -3,465,000

売上高は急速に増加傾向にあります。

利益面では大幅な赤字が続いていますので、黒字化がいつになるかは今後の打ち上げ成否にかかっていそうです

またIPOでの調達資金の使途としては、以下が挙げられています。

•   設備資金:9,114.1百万円(2025年12月期から2027年12月期にかけて)
•   運転資金:920.5百万円(2025年12月期と2026年12月期)
•   主な使途:
•   小型SAR衛星の開発・製造・打ち上げ・運用
•   衛星の量産施設の準備
•   衛星データソリューションの開発とグローバル展開

まとめ

今回はIPO銘柄Synspectiveについて調査してみました。

  • 宇宙衛生関連で注目度は高い
  • アジア地域へのデータ販売が伸び代

宇宙衛生関連は打ち上げが肝となるので、スペースxや三菱重工業などの注目度がより一層高まりそうですね。

目新しさの面から人気化するのではないかと感じています。

上場後の値動きに注目です。

☆他にも多数のIPO銘柄の分析を実施していますのでこちらから確認ください。

☆IPOのオススメ証券口座についてはこちらで紹介していますので、ご覧ください。

それではまた。

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