こんにちは。きんかぶるーむです。
2025年6月のIPO案件で、総合レンタル関連会社が6/30に東証スタンダード市場に上場します。
【企業名】レント(証券コード:372A)
初値は5730円となり、公開価格の4330円を大きく上回りました
期間(180日)でロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。
大株主には総合商社の双日やヤンマー建機が名を連ねています。
2025年は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。
☆他の銘柄分析はこちらのIPOリストからご確認ください。
早速どのような企業なのか調査し、レントの特徴を確認していきます。
総合評価
総合評価:3.33/5点
- 成長性:4点
- 直近の業績伸び率高い
- 独自事業性:3点
- レンタル事業としてパッケージ化した販売が可能
- 初値期待値:4点
- +32.3%
*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。
レントの会社概要
会社沿革
・1984年
総合レンタルサービス企業で、主に建設機械・産業機械器具などのレンタルビジネスを展開。現在、国内64拠点を展開し、6,000種類・50万台超のレンタル資産を保有しています。
・2008年
タイに現地法人Rent (Thailand) Co., Ltd.を設立し、海外展開も開始。
• 2020年
子会社BRSを吸収合併するなど、組織再編を進める。
*有価証券報告書より抜粋して作成
レントの事業内容
主に以下の3つの事業で成り立っています。
- 建設機械、産業機械および産業車両等のレンタル事業が主軸。
- 「バリュープラスサービス」など、機器レンタル事業で培ったノウハウを活かし、作業効率・安全性向上、教育事業などの付加価値サービスを提供
- バッテリー再生や教習センター(フォークリフト等の技能講習)など新規事業
機械設備をレンタルし、その関連付帯サービスにおいても事業として展開しているようです。
パッケージとして販売できるので、業務効率は上がりそうですね。
レントの事業展望
現在の営業所やレンタル品目などをさらに拡充、付加価値の高いサービスの提供で差別化を図ることが今後の戦略となっています。
- レンタル品目・サービスのさらなる拡充と、お客様の多様なニーズへの対応を掲げ、コスト削減や生産効率向上へ貢献。
- バリュープラスサービスなど付加価値ビジネスの売上割合が年々高まる。差別化戦略を推進。
- 今後も営業所新規開設やレンタル資産の増強を計画し、拡大志向
レントの業績推移
業績推移は以下の通りです。
売上高・経常利益は直近決算期で増加傾向にあります。
旺盛な企業設備投資の影響を享受できているようですね。
またIPOでの調達資金の使途としては、以下二つが挙げられています。
営業所の新規開設
レンタル資産の増強(設備投資)
基盤強化を最優先としているようですね。
まとめ
今回はIPO銘柄レントについて調査してみました。
- 総合レンタル事業で業績拡大
- 基盤強化目的のIPO
レンタル業界はさほど目立ちませんが、好景気では良好な決算を残すことが多いです。
リース企業での上場会社の業績は悪くないと思われますので、環境自体は良いと考えられます。
上場後の値動きに注目です。
☆他にも多数のIPO銘柄の分析を実施していますのでこちらから確認ください。
☆IPOのオススメ証券口座についてはこちらで紹介していますので、ご覧ください。
それではまた。
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