【鉄道インフラ】東京地下鉄(メトロ)の事業内容や業績推移は?

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こんにちは。きんかぶるーむです。

2024年10月のIPO案件で、鉄道関連会社が10/23(水)に東証プライム市場に上場します。

【企業名】東京地下鉄株式会社、Tokyo Metro Co., Ltd(証券コード:9023)

初値、公開価格未定。

期間(180日)でロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。

大株主は財務大臣、東京都がそれぞれ53.42%、46.58%を保有しており、中長期で保有することが見えているため、ある程度人気化しそうですね。

2024年は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。

☆他の銘柄分析はこちらのIPOリストからご確認ください。

早速どのような企業なのか調査し、東京地下鉄(メトロ)の特徴を確認していきます。

この記事でわかること
  • 東京地下鉄(メトロ)の会社沿革と事業内容
  • 東京地下鉄(メトロ)の業績とIPO資金用途
  • 東京地下鉄(メトロ)の将来性
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総合評価

総合評価:X/5点

  • 成長性:3点
    • インバウンドの取り込み次第
  • 独自事業性:5点
    • 東京近郊の地下鉄インフラを司る
  • 初値期待値:X点
    • 公募価格+%

*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。

東京地下鉄(メトロ)の会社概要

会社沿革

年月概要
2004年4月東京地下鉄株式会社法により、東京地下鉄㈱設立
2004年10月㈱メトロフルール設立
2006年4月㈱メトロプロパティーズ設立
2006年10月㈱地下鉄ビルデイング、㈱メトロセルビス、㈱メトロコマース、メトロ開発㈱の4社の事業を新会社に継承し、当社が分割会社を吸収合併
2007年2月㈱メトロアドエージェンシー設立
2007年2月㈱メトロレールファシリティーズ設立
2007年3月ICカード乗車券「PASMO」のサービス開始
2008年6月副都心線運輸営業開始・全線開通
2011年11月日本コンサルタンツ㈱設立
2013年4月㈱地下鉄ビルデイングを存続会社として、㈱メトロスポーツを吸収合併
2017年3月ベトナム国にベトナム東京メトロ(VIETNAM TOKYO METRO ONE MEMBER LIMITED LIABILITY COMPANY)設立
2017年4月㈱メトロステーションファシリティーズ設立
2017年4月㈱メトロビジネスアソシエ設立
2024年4月東京メトロアセットマネジメント㈱設立
*有価証券報告書より抜粋して作成

上記は東京地下鉄になってからの経歴のため記載はありませんが、東京メトロの歴史は1927年に遡ります。

日本初の地下鉄路線として銀座線が開業し、その後東京の発展に合わせて路線網を拡大してきました。

2004年に帝都高速度交通営団(営団地下鉄)が民営化され、東京地下鉄株式会社として設立されました。

東京地下鉄(メトロ)の事業内容

東京地下鉄は主に以下の3つの事業で成り立っています。

  • 運輸業
  • 不動産事業
  • 流通・広告事業

主要事業は9路線、総延長195.0kmの地下鉄網の運営です。

運輸業を中心に、駅構内の商業施設運営、広告事業、光ファイバー賃貸などの事業も展開しています。

鉄道路線ならではですね。やはり何といっても日本の中心を担う東京での展開が特徴となります。

事業展望

東京メトロは、安定した収益基盤を持つ企業として、長期的な成長が期待されています。

首都圏の重要な交通インフラとしての役割を果たしつつ、デジタル化や環境対応など時代のニーズに合わせたサービス向上を目指しています。

また、株式上場を通じて、さらなる経営の効率化と企業価値の向上を図る方針です。

鉄道会社はホテル事業や不動産事業などと併設して地域一体となり、事業を進めることが多いですが、今後の成長にどのような影響を与えるか注目されています。

株主優待

上場と同時に株主優待を発表しています。

1~9999株で東京メトロの回数券、10000株以上で全線定期乗車券が貰えます。

なかなか思い切った優待ですが、通常使用されている方は購入、長期保有される方も多いと思われますね。

東京メトロ 株主優待

東京地下鉄(メトロ)の業績推移

業績推移は以下の通りです。

東京メトロ 業績推移

売上高・経常利益は急速に回復傾向にあります。

コロナ禍の2021年-2022年3月期の2年間は赤字に陥り、業績が悪化していましたがコロナ禍以降は回復傾向にあります。

経常利益も約17%と高水準です。

事業基盤とする東京は、2030年まで安定的な人口増加、インバウンドによる観光需要の増加等、人流の拡大が今後も見込まれるので、業績拡大の見込みが大きいです。

コスト構造改革としては、設備の状態監視の充実やAI・ビッグデータ分析技術の活用等により、コスト削減や保全業務の質的向上などに加え、電力削減も挙げられています。

固定費の増加は避けたいところですね。

IPOでの調達資金の使途としては、設備投資と事業拡大に充てられる予定です。

具体的には、新路線建設、既存路線の改良、駅施設の近代化、デジタル技術を活用したサービス向上などが計画されています。

また、混雑緩和やバリアフリー化、環境負荷軽減、災害対応力強化にも投資される見込みです。

個人的な意見ですが、東京の地下鉄は非常に路線が多く、混乱を招くことも特徴なのでぜひ上場資金で改善を期待したいですね。

まとめ

今回はIPO銘柄東京地下鉄(メトロ)について調査してみました。

  • 東京を司る地下鉄網を展開
  • インバウンド客の取り込み
  • AIデータ活用や電力削減による固定費削減

上場時点で株主優待も発表しており、注目度は抜群です。

筆者も少し気をひかれています。

上場後の値動きに注目です。

☆他にも多数のIPO銘柄の分析を実施していますのでこちらから確認ください。

☆IPOのオススメ証券口座についてはこちらで紹介していますので、ご覧ください。

それではまた。

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