自転車販売/整備IPO DAIWA CYCLEの業績や将来性は?

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自転車販売/整備IPO 5888 DAIWA CYCLEの業績や将来性は? IPO分析

こんにちは。きんかぶるーむです。

2023年11月のIPO案件で、自転車関連会社が11/8(水)に東証グロース市場に上場します。

【企業名】DAIWA CYCLE(ダイワサイクル)(証券コード:5888)

11/8に初値は1800円をつけ、公開価格の1610円を11.8%上回りました。

期間180日でロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。

しかし社長が94%程を保有しているため、今後の市場変更検討時などは売り出しリスクに注意したいところです。

2023年は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。

☆他の銘柄分析はこちらのIPOリストからご確認ください。

自転車関連の上場企業ではサイクルベースあさひを全国展開しているあさひ(銘柄コード:3333)が有名ですね。

その他は、自転車関連部品のシマノ(銘柄コード:7309)があります。

早速どのような企業なのか調査し、DAIWA CYCLEの特徴を確認していきます。

この記事でわかること
  • DAIWA CYCLEの会社沿革と事業内容
  • DAIWA CYCLEの業績とIPO資金用途
  • DAIWA CYCLEの将来性
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総合評価

総合評価:3/5点

  • 成長性:3点
    • 根強い需要は存在し売上高も増加
  • 独自事業性:2点
    • 既上場企業との事業差別化要素は特になし
  • 初値期待値:4点
    • 公募価格+11.8%

*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。

DAIWA CYCLEの会社概要

会社沿革

年月概要
1980年1月大阪府八尾市において駐輪場経営を開始
1982年4月駐輪場に自転車の販売と修理場を併営し、小売業を開始
1999年3月自転車専門量販店のチェーン展開を目指し、大阪府八尾市高美町に「だいわ自転車青山店」をオープン
2001年10月プライベートブランド商品の取扱開始
2006年7月インターネット通販を開始
2007年6月東京都に初出店 世田谷区に「だいわ自転車世田谷烏山店」をオープン
2007年6月本社を大阪府吹田市に移転
2008年3月大阪府堺市西区にインショップ展開1号店となる「サイクルスタジオ・シルバーリングアリオ鳳店」をオープン
2014年7月屋号「だいわ自転車」を「ダイワサイクル」に変更
2021年1月商号をDAIWA CYCLE株式会社に変更
2022年6月店舗数100店舗達成
*有価証券報告書より抜粋して作成

会社の元は1980年に駐車場経営からスタートしたようです。

時代の流れとともにインターネット通販にも対応し、国内で店舗数を増やして会社規模を拡大してきていますね。

自転車はコロナの影響下でも密を避ける乗り物として注目され、健康需要にもマッチしているため今後も人類にとって必要不可欠であり、人口増加に伴って需要も増加していくものと想定されます。

DAIWA CYCLEの事業内容

自転車 街乗り

「自転車の〔新しいアタリマエ〕を創る」という経営理念のもと、主に店舗で自転車及び自転車パーツ・アクセサリー等の商品販売、自転車の整備及び修理サービスの提供を行っています。

DAIWA CYCLEの取扱商品は以下になります。

  • 自転車
    • 一般車、幼児・子供車、スポーツ車、電動アシスト車
  • パーツ、アクセサリー
    • バスケット、バッテリー、タイヤ、ヘルメット等
  • その他
    • 各種整備、修理等の付帯サービス及び長期保証サービス等

DAIWA CYCLEの特徴としては、顧客が来店しやすい店舗立地となるようにドミナント戦略を意識し、関西・関東・中部の郊外ロードサイドを中心に大型の自転車専門店を展開していることが挙げられます。

DAIWA CYCLEでは、自転車販売店の減少により、自転車を所有していても修理・メンテナンスの依頼先に困るという状況や、安価にインターネットで購入してもアフターサービス力が弱いという課題に対して、顧客の利便性を高めるべく出店を拡大しているようですね。

高齢化が進む日本においては、対面で修理してもらえる環境が求められており、実需に合わせた展開を行っているのがDAIWA CYCLEになるようです。

DAIWA CYCLEの業績推移

DAIWA CYCLEの直近5期の売上高と経常利益の推移は以下の通りです。

売上高は徐々に増加傾向にあり、年平均で10%程度の伸びが続いています。

一方利益率は低く、2~6%程度を推移しているようです。

各取扱商品別の売上高は以下になります。

売上高:百万円(2023年1月期)
自転車9728
パーツ・アクセサリー2015
その他1287
*有価証券報告書より数値抜粋して作成

自転車の販売関係の割合が最も大きいですが、今後の展開や利益率向上を考えると、アフターサービス関係のパーツアクセサリーやその他を伸ばしていく必要があると考えられます。

リペア 自転車部品 ドライバー

またIPOでの調達資金の使途としては、出店にかかる設備投資に充当する予定です。

DAIWA CYCLEの考えとしては、業界のキープレイヤーの1社になることが、その後の事業を安定的に営む上で重要であるとのことで出店攻勢に出ている現状のようです。

海外ではすでに定着しつつある、小型電動アシスト車や電動キックボードなどの都市部流行りの商品ラインアップが出店先での販売戦略になりそうですね。

まとめ

電動キックボード 街乗り

今回はIPO銘柄DAIWA CYCLEについて調査してみました。

  • 駐輪事業から開始し、自転車事業に参入
  • 出店加速で売上高増加
  • 成長のカギは小型電動アシスト車や電動キックボードの販促

知名度としては既にそれなりのものがあると思いますので、上場後急激に売上高が増加するようなこともないと考えられます。

健康志向で街乗りのロードバイクなどの利用も広がっていると聞きますので、根強い需要はありそうです。

上場後の値動きに注目です。

☆他にも多数のIPO銘柄の分析を実施していますのでこちらから確認ください。

☆IPOのオススメ証券口座についてはこちらで紹介していますので、ご覧ください。

それではまた。

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