【サブスク管理・モノスク】オプロ 228Aの業績推移や将来性は?

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【サブスク管理・モノスク】オプロ 228Aの業績推移や将来性は? IPO分析

こんにちは、きんかぶるーむです。

2024年8月のIPO案件で、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)支援関連会社が8/21(水)に東証グロース市場に上場します。

【企業名】オプロ、OPRO Co., Ltd(証券コード:228A)

初値は1672円となり、公開価格1300円を372円上回りました(+28.7%)。
やはりDX企業の人気は根強いですね。

期間(90日or180日)か公開価格の1.5倍でロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。

VCが公開価格1.5倍でロックアップ解除されるので注意が必要ですね。

2024年は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。

☆他のIPO銘柄分析⇒こちらから!

早速どのような企業なのか調査し、オプロの特徴を確認していきます。

この記事でわかること
  • オプロの会社沿革と事業内容
  • オプロの業績とIPO資金用途
  • オプロの将来性
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総合評価

総合評価:X/5点

  • 成長性:4点
    • 売上高は伸長
  • 独自事業性:4点
    • ソアスク、モノスクで親和性
  • 初値期待値:3点
    • 公募価格+28.7%

*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。

オプロの会社概要

サブスク 登録

会社沿革

年月概要
1993年6月有限会社里見企画事務所(出資金3百万円)を東京都大田区南久が原に設立
1997年4月株式会社エスピーオーを東京都品川区大崎に設立し、有限会社里見企画事務所を吸収合併
1998年6月オフショア開発を目的として、スリランカにOPRO Lanka (Pvt) Ltdを設立
1998年12月日本オプロ株式会社に社名変更
2003年2月オンプレミス製品の帳票ソフトウエア「OPRO X Server」提供開始
2007年10月帳票クラウドサービス「oproarts」提供開始
2010年6月個人情報セキュリティ強化を目的として、「プライバシーマーク」の認証を取得(登録番号:第10823624(07)号)
2015年1月OPRO Lanka (Pvt) Ltd清算結了
2016年5月個人情報セキュリティ強化を目的として、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際標準規格である「ISO27001」の認証を取得(登録証番号:IA160249)
2016年5月販売管理クラウドサービス「soarize」提供開始
2016年8月オフライン対応モバイル入力アプリ「AppsME」提供開始
2018年5月クラウドサービスの情報セキュリティ強化を目的として、クラウドサービスにおける情報セキュリティの国際規格である「ISO27017」の認証を取得(登録証番号:S0869)
2019年2月東京都中央区京橋に移転し、社名を日本オプロ株式会社から株式会社オプロに変更
2019年6月soarizeの後継サービスとなるサブスクリプション販売管理クラウドサービス「ソアスク」提供開始
2020年8月クラウド電子申請総合支援サービス「カミレス」提供開始
2022年5月oproartsの後継サービスとなる次世代型クラウド帳票サービス「帳票DX」提供開始
2022年6月AppsMEの後継サービスとなる「帳票DXモバイルエントリー」提供開始
2023年4月モノのサブスクリプション販売管理クラウドサービス「モノスク」提供開始
*有価証券報告書より抜粋して作成

オプロは「make IT simple」というミッションのもと、企業活動のDXを促進し、顧客の生産性向上と成功を導くソリューションを提供しています

東京都中央区京橋に本社を構え、2024年4月時点で社員数が100名を超える成長企業のようですね。

サブスクリプション販売管理クラウドサービスやクラウド帳票サービスなど、業務効率化のサービス展開で事業拡大してきたようです。

オプロの事業内容

オプロは以下のサービスを主に展開しています。

  1. 帳票DX:帳票業務のプロセス全体を効率化するソリューション
  2. ソアスク:サブスクリプションビジネス向けの販売管理システム
  3. monday.com連携:SalesforceとMonday.comを連携させるソリューション

特徴としてはローコード、ノーコードで処理を実現できるサービスを提供し、さらにAI機能を取り入れ、自動で生成される仕組みを実現できる点が挙げられています。

仕向け先は、小売りから銀行、不動産、製造業まで幅広く、企業が必要とするサービス展開が可能となっているようです。

今後の業務効率化を図るうえでは有用なサービスといえますね。

帳票DX

仕事 業務効率化 時間短縮

オプロは、帳票業務の効率化を図る「帳票DX」というソリューションを提供しています。

このサービスは、帳票のデザイン、データセット、読み取り(OCR)、編集、出力、管理など、電子帳票に関する業務を効率化できます。

具体的には、帳票デザインツールを使用して、動的にデータを差し込み、様々なフォーマット(PDF、Excelなど)で出力することが可能になるようです。

ソアスク

「ソアスク」は、サブスクリプションビジネス向けの販売管理システムです。

インボイス制度に対応し、複雑な請求処理を効率化する機能を持っています。

具体的には、税率計算や適格請求書の発行が可能で、商談に紐づけた見積作成機能も備えています

今年から導入されたインボイス対応のサービスで引き合いも増えそうですね。

モノスク

モノスクは有形商材を扱うサブスク事業に対応したサブスク管理サービスで、ソアスク同様に世界15万社以上に利用されているSalesforce, Inc.のプラットフォーム上で稼働しています。

「モノ」のサブスクビジネス特有の商品に関する物品管理機能、設置情報管理機能、サポート・保守情報などの作業管理機能などを備え、情報を一元管理することができるようです。

モノスクを導入することで、契約中の商品状況を瞬時に把握できるという面でも効率化が可能になりますね。

クラウドサービス

オプロは、クラウド上でのデータ管理や業務プロセスの自動化を支援するサービスを展開しています。

企業は業務のペーパーレス化や情報検索性の向上を図ることができます。

また、外部サービスとの連携機能も充実しており、電子契約やAI-OCRなど、さまざまなサービスと組み合わせて利用可能です

AppsME

紙伝票を電子化する「AppsME」というサービスになります。

このサービスは、従来の紙のフォーマットをそのままタブレットに移行し、現場でのデータ入力を可能にします。

紙での業務を減らし、業務の効率化を図ることができるので、SDGsの観点からも優位性がありそうです。建設業界などで重宝されそうですね。

オプロの業績推移

業績推移は以下の通りです。(2021年期から決算月を変更)

オプロ 業績推移 2019年3月期-2023年11月期

売上高・経常利益は長期的にみて増加傾向にあります。

コロナ禍を経て企業のDXニーズが高まったこともあり、黒字化に成功しさらに売上を伸ばしていますね。

セールスフォースとのOEM契約で、売り上げの一部がセールスフォースに支払われる仕組みのようです。



DX企業の成否を分ける、解約率やストック売上は以下の通りです。

2022年11月期2023年11月期
期末ARR(千円)1,043,4811,504,142
ARR成長率29.30%44.10%
解約率0.45%0.53%
ストック売上(千円)1,030,4481,302,353
ストック売上比率79.80%80.50%

売上高に占めるストック売上の比率は8割を超えており、また解約率も低め推移していることからサービスの満足度は高いことが伺えます。

新規案件を増やす中でいかにストック売上比率を高めていけるかが今後の成長性を左右しそうです。

今後はソアスクとモノスクの2サービスの合わせ技で効率を上げて企業導入が進みそうですね。

またIPOでの調達資金の使途としては、人材確保のための人件費、事業拡大に向けた広告宣伝費と販売促進費が挙げられています。

人材獲得費として人件費を挙げる企業は多いですが、人材確保のための人件費としての記載ははじめてみましたね。昨今の人材の奪い合いがありますので、給与を上げて人材を確保する流れがあるようです。

また、企業としては知名度が高くない現状ですので、広告宣伝費にも力を入れるようですね。

まとめ

サブスク登録 クラウド

今回はIPO銘柄オプロについて調査してみました。

  • 企業のDXを促進するサービスで事業拡大
  • サブスクリプション管理サービス「モノスク」「ソアスク」が主要サービス
  • ストック売上の比率向上、維持が今後の成長を左右

企業DXといえば、従来は単純に業務効率化やコンサルが目立っていましたが、オプロはサブスクリプションの管理という面でのDXサービスで差別化してきましたね。

上場時はどのDX企業も比較的初値が上がりますので、IPOの面では人気化すると思いますが、更なる成長を見込むうえでは、業績がついてくることが必須となります。

上場後の値動きに注目です。

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それではまた。

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