こんにちは。きんかぶるーむです。
2024年12月のIPO案件で、モビリティ、インフラ関連会社が12/25(水)に東証スタンダード市場に上場します。
【企業名】アルピコホールディングス株式会社、ALPICO HOLDINGS CO., LTD.(証券コード:297A)
初値201円となり、公開価格191円を5.2%上回りました。
期間(180日)でロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。
2024年は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。
☆他の銘柄分析はこちらのIPOリストからご確認ください。
早速どのような企業なのか調査し、アルピコホールディングスの特徴を確認していきます。
総合評価
総合評価:2.67/5点
- 成長性:2点
- 急激な業績成長は見込めないものの、堅調
- 独自事業性:4点
- 長野県中心にインフラ関係を展開
- 初値期待値:2点
- 公募価格+5.2%
*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。
アルピコホールディングスの会社概要
会社沿革
- 1920年3月: 筑摩鉄道株式会社として設立
- 1922年10月: 商号を筑摩電気鉄道株式会社に改称
- 1932年11月: 商号を松本電気鉄道株式会社に改称
- 2008年5月: 松本電気鉄道株式会社が株式移転により、アルピコホールディングス株式会社を設立
*有価証券報告書より抜粋して作成
社歴は長く、100年前から続いているようですね。
鉄道会社をはじめとして、インフラ周辺サービスの展開で成長してきたようです。
アルピコホールディングスの事業内容
アルピコホールディングスは、以下の事業を展開する企業グループの企画・管理・運営を行う純粋持株会社です。
- 流通事業: スーパーマーケット「デリシア」の運営
- 運輸事業: バス、タクシー、鉄道の運営
- 観光事業: ホテル・旅館の運営、旅行業
- 不動産事業: 別荘分譲地管理、テナント賃貸
- その他のサービス事業: 保険事業など
アルピコホールディングスの事業展望
事業展望は以下が挙げられており、信州地方を中心としての展開を見込んでいます。
- 長野県を中心とした地域密着型の事業展開を継続
- 信州MaaSの旗手として、地域の交通・観光インフラの整備を目指す
- 環境に配慮した持続可能なサービスの提供
- 新規出店や設備投資による事業拡大
アルピコホールディングスの業績推移
業績推移は以下の通りです。
売上高・経常利益はV字回復傾向にあります。
コロナ禍を経て一時的に赤字になっていましたが、直近はインバウンドを取り込み、最高収益を達成しています。
利益率の面でも良化しており、インフラ関係として根強く人気を生みそうです。
またIPOでの調達資金の使途としては、以下が挙げられています。
- 流通事業の新規出店: 1,098,080千円(2026年3月期)
- 運輸事業のバス車両等の取得: 800,000千円(2026年3月期)
- 観光事業の宿泊施設改装: 200,000千円(2026年3月期)
まとめ
今回はIPO銘柄アルピコホールディングスについて調査してみました。
- 社歴は長く、100年企業
- 長野県のインフラ関係で発展
直近は東京メトロの上場がありましたが、鉄道関係での銘柄になります。
コロナ禍を経て、業績が再び上向きだしたことを背景に上場に舵を切っていると思われます。
上場後の値動きに注目です。
☆他にも多数のIPO銘柄の分析を実施していますのでこちらから確認ください。
☆IPOのオススメ証券口座についてはこちらで紹介していますので、ご覧ください。
それではまた。
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