こんにちは。きんかぶるーむです。
2024年12月のIPO案件で、検索技術関連会社が12/26(木)に東証グロース市場に上場します。
【企業名】フォルシア株式会社、FORCIA,Inc.(証券コード:304A)
初値、公開価格未定。
期間(180日)でロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。
2024年は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。
☆他の銘柄分析はこちらのIPOリストからご確認ください。
早速どのような企業なのか調査し、フォルシアの特徴を確認していきます。
総合評価
総合評価:X/5点
- 成長性:4点
- 独自事業性:5点
- 初値期待値:X点
- 公募価格+%
*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。
フォルシアの会社概要
会社沿革
- 2001年3月: フォルシア株式会社設立
- 2019年4月: 新部門「クラリオン エレクトロニクス」発足
- 2021年3月: 創業20周年を迎える
- 2024年12月: 東証グロース市場に上場予定
*有価証券報告書より抜粋して作成
2000年代にインターネットの普及の最中で創業してきたようですね。
フォルシアの事業内容
インターネットの普及に伴い、大量・複雑なデータの中からユーザーが必要とする情報を取り出し、
検索速度、検索精度の向上を目指してサービス展開しています。
フォルシアは主に以下の3つの事業で成り立っています。
- 大規模で複雑なデータの高速検索技術「Spook」を活用したソリューション型サービス
- 旅行業界向けSaaS型サービス「webコネクト」
- データ整備サービス
- AIによる画像認識技術を活用したサービス
特に、大手旅行・航空会社が運営する旅行予約サイトの約8割に同社の技術が導入されているようですね。
基本的な検索サービスの基盤として、活用の幅を広げています。
フォルシアの事業展望
- SaaS型ビジネスモデルの拡大
- より広範なデータ活用ニーズへの対応
- 旅行業のDX推進
- 技術・業界ともに提供領域の拡張
フォルシアの業績推移
業績推移は以下の通りです。
売上高は増加傾向にありますが直近決算期は減少しています。
利益率が上がっていますが、10%にも満たない水準となっています。
システム系の企業であればもう少し利益率が欲しいところです。
またIPOでの調達資金の使途としては、以下が挙げられています。
- 採用費及び人件費
- クラウドサービスプラットフォームなどのインフラ費用
- エンジニアの採用と教育(SaaSの機能向上に向けて)
- 供給体制の強化
まとめ
今回はIPO銘柄フォルシアについて調査してみました。
- 検索技術基盤「spook]の活用
- 旅行業界の検索サービスで頭角
グロース銘柄としては、売上高の頭打ちが気になるところです。
検索の基盤技術となっているので、国内外大手企業での採用が進んでいけば、今後も成長が見込めそうです。
上場後の値動きに注目です。
☆他にも多数のIPO銘柄の分析を実施していますのでこちらから確認ください。
☆IPOのオススメ証券口座についてはこちらで紹介していますので、ご覧ください。
それではまた。
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