【半導体ECプラットフォーム】TMH 280Aの事業内容や将来性は?

*当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

んにちは。きんかぶるーむです。

2024年12月のIPO案件で、半導体関連会社が12/4(水)に東証グロース市場に上場します。

【企業名】TMH、TMH Inc.(ティーエムエイチ)(証券コード:280A)

初値は2128円となり、公開価格1500円を41.9%上回りました。

期間(90日or180日)か公開価格の1.5倍でロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。

VCが多数大株主に名を連ねているので注意が必要です。

2024年は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。

☆他の銘柄分析はこちらのIPOリストからご確認ください。

早速どのような企業なのか調査し、TMHの特徴を確認していきます。

この記事でわかること
  • TMHの会社沿革と事業内容
  • TMHの業績とIPO資金用途
  • TMHの将来性
スポンサーリンク
株・投資信託ならネット証券のマネックス

総合評価

総合評価:X/5点

  • 成長性:3点
    • 景気動向による影響は大きいものの長期的には期待大
  • 独自事業性:4点
    • 半導体製造のみならず人材紹介サービスも手掛ける
  • 初値期待値:4点
    • 公募価格+41.6%

*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。

TMHの会社概要

会社沿革

  • 2012年3月9日:TMH設立
  • 2018年:越境ECプラットフォーム「LAYLA-EC」開発
  • 2020年:大分県地域牽引企業創出事業に認定
  • 2022年:経済産業省九州経済産業局からJ-STARUP KYUSHUに選定
  • 2024年12月4日:東京証券取引所グロース市場と福岡証券取引所に上場

*有価証券報告書より抜粋して作成

九州地方を中心に半導体製造事業を展開しており、政府からの注目度も高いようですね。

TSMCの工場建設が進んでいることからも、九州地方の復権が期待されるところです。

「Technology Makes Happiness」の頭文字から社名が構成されており、豊かな社会を技術で作ることが期待されますね。

TMHの事業内容

TMHは半導体製造トータルソリューション事業を展開しており、主に以下のサービスを提供しています。

  • 半導体製造装置部品の販売および修理サービス
  • 中古半導体製造装置の買取りおよび売却支援
  • 越境ECプラットフォーム「LAYLA-EC」の運営

半導体工場向けのトータルソリューション事業を展開し、主に越境ECサイト「LAYLA-EC」を活用した半導体製造装置部品の販売・修理サービスおよび中古装置の買取・売却支援を行っています。

創業以来、国内市場を中心にエンジニアリングとデジタル化の両面で事業を展開しており、特に装置の解体や設置といった高度な技術を駆使したサービスを提供しています。

LAYLA-EC」は31.5万点を超えるアイテムを扱い、国内の多くの半導体工場が利用しています。

売上は、部品販売・修理サービスと装置販売サービスに分類され、前者は安定的な収益源、後者は確実性の高い売上が特徴です。

日本国内では大分を本社とし、熊本、東京、四日市、岩手の拠点で営業体制を整備。装置診断や改善提案を通じて、大手メーカーとの競合を乗り越えながら受注を拡大しているようです。

半導体部品の越境ECサービスが他社との差別化要素といえそうですね。

TMHの事業展望

  • グローバル展開の強化
  • 半導体業界の課題に対する多角的なソリューション提供
  • エンジニアリング側の要素強化による事業拡大
  • 日本のものづくりの復権支援

生成AIのブームが来ており、半導体製造に対して日本国内の事業が活性化しているといえます。

TMHの業績推移

業績推移は以下の通りです。

TMH 業績推移

売上高は直近増加傾向にあります。

2023年11月期で赤字になっているのはメモリ市況の停滞や受注金額の大きな案件の受注後のキャンセル要請による影響があったようです。

景気には敏感に反応してしまうので注意が必要ですね。

戦略としては以下を挙げています。

  • プラットフォームシステム「LAYLA-Auction」:
    • 半導体メーカーの保管スペースや廃棄コスト削減ニーズに対応すべく、サービスを展開。
  • TSMC(JASM)およびSONYによって熊本に大規模投資が行われるなか、両社工場に隣接したエリアに営業拠点を設置
  • 新規事業の推進:半導体工場向けの人材紹介サービスを展開
  • 半導体専門人材データベースをプラットフォーム化

またIPOでの調達資金の使途としては、以下が挙げられています。

  • 広告宣伝費
  • 製造設備資金
  • システム開発費用
  • 採用費用および人件費

まとめ

今回はIPO銘柄TMHについて調査してみました。

  • 半導体製造と半導体関連の人材紹介サービスで差別化
  • ターゲットはTSMC,SONYの九州地方工場

半導体のECなので、歯愛メディカルやモノタロウなどのようにメインPFとなるポテンシャルは秘めています。

半導体関連はKOKUSAI ELECTRICJETなど直近でも人気化した企業が上場しています。

生成AIによる後押しを受けて、半導体銘柄は大注目です。

上場後の値動きに注目です。

☆他にも多数のIPO銘柄の分析を実施していますのでこちらから確認ください。

☆IPOのオススメ証券口座についてはこちらで紹介していますので、ご覧ください。

それではまた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました