こんにちは。きんかぶるーむです。
2024年10月のIPO案件で、オンライン研修サービス関連会社が10/22(火)に東証グロース市場に上場します。
【企業名】株式会社Schoo、Schoo,Inc.(証券コード:264A)
初値761円となり、公開価格の690円を10.3%上回りました。
期間(360日)でロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。
2024年は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。
☆他の銘柄分析はこちらのIPOリストからご確認ください。
早速どのような企業なのか調査し、Schooの特徴を確認していきます。
総合評価
総合評価:3.0/5点
- 成長性:4点
- 売上高の伸び率高い
- 独自事業性:2点
- オンライン教育の独自性なし
- 初値期待値:3点
- 公募価格+10.3%
*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。
Schooの会社概要
会社沿革
- 2011年10月: 東京都渋谷区に株式会社Schooを設立
- 2012年1月: 消費者向けオンライン学習サービス「schoo WEB-campus」をリリース
- 2015年3月: 法人向けオンライン研修サービス「schooビジネスプラン」(現「Schoo for Business」)を提供開始
- 2016年10月: 商号を「株式会社Schoo」に変更、サービス名称も「Schoo」へ変更
- 2021年9月: 高等教育機関向けDXプラットフォーム「Schoo Swing」をリリース
*有価証券報告書より抜粋して作成
Schooの事業内容
Schooは「世の中から卒業をなくす」というミッションのもと、以下のサービスを提供しています。
- 社会人向け:
- 法人向け研修サービス「Schoo for Business」
- 個人向け学習サービス「Schoo for Personal」
- 高等教育機関・社会人教育事業者向け:
- 学習管理プラットフォームサービス「Schoo Swing」
「Schoo for Business」が全社売上高の90%以上を占める主力サービスとなっています。
動画制作・配信にあたっては、1本1本の学習動画の構成演出や台本等の作成、ベテランの放送技術スタッフによる動画制作スタジオでの生放送や収録を行っており、
毎日約60分の生放送授業の配信と月50本以上のコンテンツ制作を実現する体制を構築している点が特徴になります。
事業展望
事業展望として以下が挙げられています。
- 社会人教育事業の拡大: 「Schoo for Business」を中心に、企業の人材育成支援を強化
- 高等教育機関のDX支援: 「Schoo Swing」を通じて大学や専門学校のデジタル化を促進
- 地方創生・スマートシティ推進: 地方自治体との連携を通じて、地域の課題解決に貢献
- 新規事業開発: 社会課題の解決に向けた新たなサービスの創出
地方創生や少子化対策銘柄として今後注目を浴びるかもしれませんね。
Schooの業績推移
業績推移は以下の通りです。
売上高は急速に増加傾向にあります。
経常利益は赤字が続いていますので、投資フェーズが長期に及んでいることが推察されます。
まずは早期の赤字脱却が必要ですね。
大企業及び中堅企業への「Schoo for Business」の導入拡大を成長戦略の柱に据えており、売上高の増加は企業への研修教育機会の提供が鍵になりそうです。
またIPOでの調達資金の使途としては、明記されたものはありませんでしたが、赤字が続いていることから借入金の返済や運転資金が挙げられると考えられます。
まとめ
今回はIPO銘柄Schooについて調査してみました。
- オンライン教育コンテンツで事業展開
- Schoo for Businessの展開が売上貢献
教育コンテンツ銘柄はすららネットやチエル、直近上場銘柄では学びエイドなど多数あります。
今後の成長のためには差別化要素が必要です。決算発表等に期待ですね。
上場後の値動きに注目です。
☆他にも多数のIPO銘柄の分析を実施していますのでこちらから確認ください。
☆IPOのオススメ証券口座についてはこちらで紹介していますので、ご覧ください。
それではまた。
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