【顧客対応ツールカイクラ】シンカ 149Aの業績推移や将来性は?

*当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

【顧客対応ツールカイクラ】シンカ 149Aの業績推移や将来性は? IPO分析

2024年3月のIPO案件で、コミュニケーションツール関連会社が3/27(水)に東証グロース市場に上場します。

【企業名】シンカ、Thinca Co.,Ltd.(証券コード:149A)

初値:1671円、公開価格:1320円(+26.6%)。

期間(90日or180日)か公開価格の1.5倍でロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。
持ち株比率中のVCの割合が30%以上と多いので、注意が必要ですね。

2024年3月は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。

同日にコロンビア・ワークス(146A)、ダイブ(151A)の上場があり、資金の分散が懸念されます。

☆他の銘柄分析はこちらのIPOリストからご確認ください。

早速どのような企業なのか調査し、シンカの特徴を確認していきます。

この記事でわかること
  • シンカの会社沿革と事業内容
  • シンカの業績とIPO資金用途
  • シンカの将来性
スポンサーリンク
株・投資信託ならネット証券のマネックス

総合評価

総合評価:3/5点

  • 成長性:3点
    • 売上高は右肩上がり
  • 独自事業性:3点
    • カイクラというコミュニケーションプラットフォーム提供
  • 初値期待値:3点
    • 公募価格+26.6%

*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。

シンカの会社概要

会社沿革

年月概要
2014年1月東京都文京区にて株式会社シンカ設立
2014年8月クラウドサービス「おもてなし電話」の正式リリース
2015年12月東日本電信電話株式会社と代理店業務委託契約を締結
2016年7月「おもてなし電話」通話録音機能の提供開始
2017年7月「おもてなし電話」SMS送信機能の提供開始
2017年9月本社を東京都新宿区に移転
2019年3月株式会社NTTドコモ(現エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社)と取次契約を締結
2019年4月西日本電信電話株式会社と代理店業務委託契約を締結
2019年9月「おもてなし電話」電話音声テキスト化機能の提供開始
2019年11月「おもてなし電話」をコミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」へ名称変更
2020年8月「カイクラ」FaceTalk(ビデオ通話機能)の提供開始
2021年3月「カイクラ」通話録音テキスト要約機能の提供開始
2022年9月「カイクラ」携帯通録サービスの正式提供開始
2023年6月「カイクラ」メール連携機能の提供開始
*有価証券報告書より抜粋して作成

シンカは2014年から操業開始し、コミュニケーションツールを駆使したサービスで事業展開してきたようです。

「カイクラ」というソフトで携帯電話へのサービス付帯がメインサービスになっていると想定されます。

シンカの事業内容

コミュニケーションツール PC 電話 チャット

シンカは「ITで 世界をもっと おもしろく」を経営理念に掲げて、カイクラクラウドサービス(SaaS)による単一事業で成り立っています。

「カイクラ」は、企業活動で発生する様々なコミュニケーションのDXを実現するサービスであり、以下のような特徴があります。

  • オフィスの固定電話でのコミュニケーション支援機能
  • SMS送信機能
  • 通話録音機能
  • ビデオ通話機能
  • 携帯電話録音機能
  • メール連携機能

顧客とのコミュニケーションを自動で記録・整理し、一元管理することが可能となり、どのような対応をしたのかまで追跡ができるようです。

会話を「カイクラ」で録音した場合、AIにより自動でテキスト化することができ、テキスト化されたデータを用いて「解約」等ビジネス上影響があると考えられる単語の強調表示や会話内で頻出する単語の分析などが可能な独町があります。

DXの実現と同時にAIによる顧客解析でカスタマーサービスを分析、向上させるうえで有用なツールとなり得ますね。

シンカの業績推移

業績推移は以下の通りです。

シンカ 業績推移 2018年12月期-2022年12月期

売上高は右肩上がりの増加傾向にあります。

一方で経常利益は赤字が続いており、黒字化できていません

コロナ禍を経てテレワークが浸透したことも影響し、ユーザー数は伸びていると想定されます。

クラウドサービスは一回企業が導入すると簡単には切替が難しいことから、一定の継続率はあると考えらえますが、

類似のクラウドサービスも複数あると思いますので今後はサービスの差別化が必要になってくると思います。

またIPOでの調達資金の使途としては、サービスを開発するエンジニアや営業人員などの新規採用に伴う人件費、およびカイクラの認知を広げ販売機会を拡大するための広告宣伝活動に充当されるとのことです。

サービスの認知度向上から、売上高増加、黒字化を達成してほしいですね。

まとめ

タブレット コミュニケーション 顧客

今回はIPO銘柄シンカについて調査してみました。

  • 携帯会社等の通信サービスに提供するクラウドサービスを提供
  • 成長のカギは新規顧客開拓

通信関係のコミュニケーションツールに特化した点は目新しさがあると思います。

しかしマイクロソフト社が提供するTEAMSにも同様のサービス(文字起こしなど)があったりするので、サービスを進化させていくことは必須であると考えています。

上場後の値動きに注目です。

☆他にも多数のIPO銘柄の分析を実施していますのでこちらから確認ください。

☆IPOのオススメ証券口座についてはこちらで紹介していますので、ご覧ください。

それではまた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました