【SNSマーケティング支援】ライスカレーの業績推移や将来性は?

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【SNSマーケティング支援】195A 195A 2024 IPOライスカレーの業績推移や将来性は? IPO分析

こんにちは、きんかぶるーむです。

2024年6月のIPO案件で、マーケティング支援関連会社が6/19(水)に東証グロース市場に上場します。

【企業名】ライスカレー、Ricecurry Inc.(証券コード:195A)

6/19に公開価格1420円を140円(9.9%)上回って1560円で初値をつけました。

期間(90日or180日)か公開価格の1.5倍でロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。

上場日付近にPostPrime(198A)など複数銘柄が上場しますので、資金分散の懸念があります。

2024年6月は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。

☆他のIPO銘柄分析⇒こちらから!

ライスカレーという名の美味しそうな名前の上場企業になりますね。

早速どのような企業なのか調査し、ライスカレーの特徴を確認していきます。

この記事でわかること
  • ライスカレーの会社沿革と事業内容
  • ライスカレーの業績とIPO資金用途
  • ライスカレーの将来性
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総合評価

総合評価:4.0/5点

  • 成長性:4点
    • 売上成長性高い。投資先行。
  • 独自事業性:5点
    • SNSプラットフォーム運営型のマーケティング支援
  • 初値期待値:3点
    • 公募価格+9.9%

*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。

ライスカレーの会社概要

マーケティング 解析 分析

会社沿革

年月概要
2016年4月東京都渋谷区に株式会社ライスカレー製作所設立
ハイブリッド型Instagramアカウント運用サービス『オードブル』の提供を開始
2016年8月Instagram画像解析サービス『Alchemy(アルケミー)』の提供を開始
2016年12月住まい・暮らし系コミュニティ『シンプルホーム』の運用を開始
2017年12月インフルエンサープロデュースブランドの立ち上げ、運用を支援するマークドバイ株式会社を子会社として設立
2018年6月Instagram購買促進サービス『インフルエンサー for Shop Now』の提供を開始
2019年3月東京都渋谷区のアシジ神泉ビルに本店移転
2019年4月株式会社SUIRIN HOLDINGSに社名変更
同名の株式会社ライスカレー製作所を設立し完全子会社化
2019年5月韓国情報コミュニティ『Honeycomb-KOREA-(ハニカムコリア)』の運用を開始
2020年3月美容情報コミュニティ『MiiLabo(ミーラボ)』の運用を開始
2020年6月SNSマーケティングツール『Buffet(ビュッフェ)』提供開始
2020年9月株式会社SUIRIN HOLDINGSに株式会社ライスカレー製作所、マークドバイ株式会社を吸収合併
株式会社SUIRIN HOLDINGSから株式会社ライスカレーへ社名変更
2021年7月コミュニティブランド『MiiS(ミ―ズ)』オープン
2021年8月『Buffet』をSNSコミュニティ集客ツール『アドスタ』にフルリニューアル
2022年4月コミュニティデータマネジメントツールの開発力向上を目的として、株式会社パスチャーの全株式を取得
して完全子会社化、その後株式会社ライスカレーへと吸収合併
2022年7月コミュニティプラットフォーム事業の拡大を目的として、株式会社RiLiの全株式を取得して完全子会社化
2022年12月コミュニティデータマネジメントツールを統合した『CCXcloud(シーシーエックスクラウド)』シリーズをリリース
コミュニティブランド『HICAT(ハイキャット)』オープン
*有価証券報告書より抜粋して作成

ライスカレーは2016年に設立され、インスタグラムの画像解析サービスやインフルエンサーによる運用、購買促進サービスの提供で拡大してきたようです。

その後はコミュニティプラットフォームの運営や拡大で事業の幅を広げ、マーケティング支援企業としての地位を確立していますね。

ライスカレーの事業内容

SNSプラットフォーム マーケティング

ライズカレーは「誰もが、ありのままに一歩ふみ出せる場所づくりを。」をミッションとして掲げ、コミュニティデータプラットフォーム事業を展開しています。

ライスカレーは主に以下の2つの領域を展開しています。

  • エンタープライズ領域
    • 自社開発をしたコミュニティデータマネジメントツール群であるデータクラウドを基盤として、企業向けにサービスを提供
  • コンシューマ領域
    • 一般消費者向けにブランドやサービスを提供

事業の特徴としては、データクラウド『CCXcloud』シリーズによって蓄積・分析された、SNSをはじめとするコミュニティに関連する資産を提供できる点があります。

『CCXcloud』には、SNSフォロワー数10.2億ユーザー、SNSリアクション数49.4億回、連携アカウント数12,762アカウント(2024年3月時点)のコミュニティデータが蓄積されており、ユーザー数としても大規模ですね。

生成AI活用のリコメンドサービスも搭載しているようで、時流にも乗っていますね。

お絵描きアプリのアイビスと同じような大規模プラットフォーム運営と得られた情報の活用が見込まれますね。

Z世代やミレニアル世代が該当する10代や20代では、2020年の新型コロナウイルス感染拡大以降の個人の可処分時間増のうち、「動画投稿・共有サービスを見る」や「ソーシャルメディアを見る・書く」といったインターネットコミュニティ領域に、最も多くの時間が配分されたとの分析結果もあり、

企業側のマーケティングにも重要な位置づけとなることがわかりますね。

データドリブンのSNSコミュニティ運用手法は顧客から高く評価され、継続性の高い取引となることが特徴で、2024年3月期における取引の企業数は、以下の実績があります。

  • 12ヶ月のうち6ヶ月以上:50.3%
  • 12ヶ月のうち3ヶ月~5ヶ月:23.0%
  • 12ヶ月のうち1ヶ月~2ヶ月:26.7%

スポットで終わらず、サブスクリプションサービスのように継続課金が増えれば、売上を段積みで伸ばして行けるポテンシャルがありますね。

ライスカレーの業績推移

業績推移は以下の通りです。

ライスカレー 業績推移 2019年3月期-2023年3月期

売上高は急速に増加傾向にありますが、利益面は赤字が続いています。

まだまだ投資フェーズといえそうですね。

SNSを中心とした急速な情報化社会の発達の中で、一般消費者のニーズは細分化・多様化しており、急速な一般消費者のトレンド変化への対応も求められるので、マーケティング支援サービスのニーズは根強くあります。

いち早くプラットフォーム化できているので、企業ニーズをつかんでマーケティング支援の幅の広がりが期待されます。

またIPOでの調達資金の使途としては、エンタープライズ領域を中心とした人材採用費及び人件費、広告宣伝費及び事業投資資金などに充当する予定になります。

従業員数は88名とまだまだ少ない規模になりますので、今後の事業拡大に人材採用から始めるようですね。

まとめ

今回はIPO銘柄ライスカレーについて調査してみました。

  • 2016年設立で、SNSコミュニテイプラットフォームの運営
  • コミュニティプラットフォームを活用したデータ解析によるマーケティング支援
  • 成長のカギは継続性高いサービス支援の維持と活用先拡大

近年はSNSを活用した企業も増加しており、プラットフォームを利用したサービスは企業からの引き合いも多いと感じますので、

今後の需要を見込んだ買いが入るのではないかと思います。

2023年も複数のマーケティング企業が上場していますが、SNSプラットフォーム運営をしている点から単なるマーケティング企業とは一線を画しているレベルですね。

上場後の値動きに注目です。

☆他のIPO銘柄分析⇒こちらから!

☆IPOのオススメ証券口座⇒こちらから!

それではまた。

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