【住宅省エネ・太陽光発電】205AロゴスHDの業績推移や将来性は?

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【住宅省エネ・太陽光発電】205AロゴスHDの業績推移や将来性は? IPO分析

こんにちは、きんかぶるーむです。

2024年6月のIPO案件で、注文住宅事業関連会社が6/28(金)に東証グロース市場に上場します。

【企業名】ロゴスホールディングス、LOGOS HOLDINGS INC.(証券コード:205A)

初値は公開価格と同価格の2290円となりました。

期間(180日)か公開価格の1.5倍でロックアップが設定されているので、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。

最も株数保有の多いVCがロックアップ1.5倍で解除されてしまうので、注意が必要です。

2024年6月は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。

☆他のIPO銘柄分析⇒こちらから!

早速どのような企業なのか調査し、ロゴスホールディングスの特徴を確認していきます。

この記事でわかること
  • ロゴスホールディングスの会社沿革と事業内容
  • ロゴスホールディングスの業績とIPO資金用途
  • ロゴスホールディングスの将来性
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総合評価

総合評価:2.67/5点

  • 成長性:3点
    • 売上増加傾向にあるが、成長性はそこまで高くない
  • 独自事業性:3点
    • 際立った独自性なし
  • 初値期待値:2点
    • 公募価格+0%

*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。

ロゴスホールディングスの会社概要

省エネ

2020年3月に、株式会社ロゴスホームがM&Aを行う目的で、エンデバー・ユナイテッド2号投資事業有限責任組合が、豊栄建設株式会社の株式を株式会社ワールドホールディングスから100%譲り受けをして現在の会社となっています。

北海道から東北地方を中心にサービス展開している様子がうかがえますね。

株式会社ロゴスHD及び、連結子会社5社(株式会社ロゴスホーム、豊栄建設株式会社、株式会社GALLERY HOUSE、株式会社ROOT LINK、Logos Creative Office Philippines. Inc.)で構成されており、主要3社のそれぞれの会社沿革は以下になります。

ロゴスホールディングスの沿革

年月概要
2020年7月豊栄建設株式会社が組織再編を目的として北海道札幌市に豊栄ホールディングス株式会社を設立
2020年12月組織再編を目的として株式会社豊栄ホームを吸収合併
2021年1月豊栄ホールディングス株式会社が(旧)株式会社ロゴスホールディングスを吸収合併し、(新)株式会社ロゴスホールディングスに商号変更
2022年2月苫小牧モジュール工場の稼働開始
2022年5月栃木県の注文住宅会社である株式会社GALLERY HOUSEの株式を100%取得
2022年5月株式会社ロゴスホームから株式会社ROOT LINKの株式を100%取得
2023年9月体験型ショールーム「北海道クラシアム」の稼働開始

株式会社ロゴスホームの沿革

年月概要
2003年6月住宅販売を目的として北海道帯広市に株式会社ロゴスホームを設立
2003年6月一級建築士事務所登録
2006年1月注文住宅のブランドとして「FORTAGE DUO」の販売を開始
2006年9月住宅展示を行うショールームの運営を目的として北海道帯広市に株式会社アネシスを設立
2008年9月リフォーム事業を目的として北海道河東郡に株式会社満室計画HA・I・RUを設立
2009年4月株式会社満室計画HA・I・RUを株式会社ロゴスファクトリーに商号変更
2012年2月企画住宅のブランドとして「SMARTCUBE(現 Hikaria)」の販売を開始
2013年4月株式会社アネシスを株式会社ハウジングカフェに商号変更
2014年5月組織再編を目的として株式会社ロゴスホームが株式会社ハウジングカフェと株式会社ロゴスファクトリーを吸収合併
2015年2月建築設計図面代行業を目的としてフィリピン マカティにLogos Creative Office Philippines. Inc.を設立
2016年9月オフショア事業を目的として北海道河東郡に株式会社PLAPRO(現株式会社ROOT LINK)を設立
2018年6月東北向けの企画住宅のブランドとして「GUUUS」の販売を開始
2019年6月組織再編を目的として、エンデバー・ユナイテッド2号投資事業有限責任組合が北海道帯広市に(旧)株式会社ロゴスホールディングスを設立し、株式会社ロゴスホームの株式を100%取得
2024年3月「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー」表彰制度において「省エネ住宅優良企業賞」受賞、「優秀賞」3年連続受賞

豊栄建設株式会社の沿革

年月概要
1989年5月住宅販売を目的として北海道札幌市に豊栄建設株式会社を設立
1996年10月コストパフォーマンスにこだわった注文住宅のブランドとして「チャレンジ999」の販売を開始
2011年5月株式会社アイフルホームとのフランチャイズ展開を目的として北海道札幌市に株式会社アリビオを設立
2012年1月リフォーム事業の開始を目的として株式会社リミックスの株式を100%取得
2012年1月リクシルスーパーシェル工法建物の専売を目的として、株式会社クリオスの株式を100%取得
2012年1月防腐処理施工を目的として、株式会社豊栄ケミカルの株式を100%取得
2012年8月美容室経営を目的として株式会社センティックの株式を100%取得
2012年10月組織再編を目的として株式会社クリオス、株式会社豊栄ケミカル、株式会社センティックを吸収合併
2012年12月建物賃貸管理、不動産売買を目的として株式会社ランドビジョンの株式を100%取得
2015年1月組織再編を目的として株式会社リミックスを吸収合併
2016年1月組織再編を目的として株式会社アリビオ、株式会社ランドビジョンを吸収合併
2017年1月株式会社ワールドホールディングスが豊栄建設株式会社の株式を100%取得
2018年5月組織再編を目的として、北海道札幌市に豊栄ホーム株式会社(アイフルホームFC事業)を設立
2020年3月エンデバー・ユナイテッド2号投資事業有限責任組合が株式会社ワールドホールディングスから豊栄建設株式会社の株式を100%取得

ロゴスホールディングスの事業内容

ソーラーパネル 太陽光発電

「日本の家づくりをつくる。」を経営方針に掲げ、ロゴスHDは主に注文住宅、分譲住宅、宅地販売に関する業務を行っています。

  • 注文住宅
  • 分譲住宅
  • 宅地販売及びその他(リノベーション・グループホーム等)
  • 工務店支援(住宅の設計補助・ITコンサルティング等)
  • CAD(Computer Aided Design)オペレーション(住宅の設計補助・積算等)

連結売上高の約6割を株式会社ロゴスホーム、約3割を豊栄建設株式会社が占めているようですね。

住宅関連事業を一気通貫でまとめて対応できるような体制になっています。

事業特徴としては、効率的なオペレーションを実行する以下の3つが挙げられています。

  1. 商品開発力
  2. デジタルマーケティング
  3. DX

売上の構成要素は、主に注文住宅、分譲住宅、宅地販売及びその他(リノベーション・グループホーム・工務店支援・オフショア等)であり、

2023年5月期連結ベースの売上比率は、注文住宅:72.1%、分譲住宅:7.1%、宅地販売:16.5%及びその他:4.3%となっていることから、

注文住宅が最も比率高く、影響度も大きいですね。

また商品開発における3つの特徴が以下になります。

  • 省エネ、CO2の削減
  • 全棟太陽光パネル対応
  • 最高等級の耐震性

今後の時流に向けての省エネ対応、太陽光パネル設置、災害国としての耐震性確保は必須といえますね。

ペロブスカイト太陽電池等新技術の導入も今後の展開としては視野に入るでしょうか。

ロゴスホールディングスの業績推移

業績推移は以下の通りです。

ロゴスHD 業績推移

売上高は増加傾向にありますが、直近の2023年5月期に利益面では赤字となっています。

2021年4月頃からの世界的なウッドショックの発生以降、建築コストは高止まりしており、主要部材である木材のほかにも、金属類、諸資材、資材運搬費及び人件費等も高止まりしている状況もあることから、高騰分を売価に反映できるかどうかが今後の成長を左右しそうですね。

住宅市場は都市部を中心に活況が続いていることから、今後も根強い需要が見込まれるのではないでしょうか。

今後の成長戦略の新規事業拡大として、土地活用:ノマリス(障がい者グループホーム建築)中古リノベーション事業が挙げられています。

高齢化が進む日本において、障害者グループホームの運営等は好調な企業が多いです。

ロゴスHDも同じように需要の波に乗っていくことが期待されますね。

またIPOでの調達資金の使途としては、株式会社ロゴスホームへの投融資資金が挙げられています。

まとめ

今回はIPO銘柄ロゴスホールディングスについて調査してみました。

  • 設立から20年程度経過し、北海道から東北地方で事業展開
  • 強みは省エネ、太陽光発電、DX技術
  • 成長のカギは新規事業の成功

2024年は不動産関係のIPO上場も増えており、直近の日本不動産市場の活況が伺えます。

2024年の不動産関連上場企業としてはCocoliveコロンビア・ワークスアズパートナーズがありましたね。

知名度はまだあまりないようですが、今後の成長性を見据えると割安な株価であれば注目されそうです。

上場後の値動きに注目です。

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それではまた。

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