【家賃債務保証サービス】IPO 全保連の事業、業績や将来性は?

*当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

【家賃債務保証サービス】5845 IPO 全保連の事業、業績や将来性は? IPO分析

こんにちは。きんかぶるーむです。

2023年10月のIPO案件で、家賃債務保証事業関連会社が10/25(水)に東証スタンダード市場に上場します。

【企業名】全保連(証券コード:5845)

10/25に初値は580円となり、公開価格の600円を20円下回る結果となりました。

ロックアップが180日間でかかっており、上場後しばらくは需給が引き締まっていそうです。

2023年10月は他にも多数銘柄がIPOで上場を果たしています。

☆他の銘柄分析はこちらのIPOリストからご確認ください。

ニッポンインシュアが直近保証関連で上場を果たしていますね。

早速どのような企業なのか調査し、全保連の特徴を確認していきます。

この記事でわかること
  • 全保連の会社沿革と事業内容
  • 全保連の業績とIPO資金用途
  • 全保連の将来性
スポンサーリンク
株・投資信託ならネット証券のマネックス

総合評価

総合評価:X/5点

  • 成長性:3点
    • 売上高は継続して増加
  • 独自事業性:2点
    • 家賃保証業は他の競合企業多数
  • 初値期待値:1点
    • 公募価格-3.3%

*このブログではIPO銘柄を成長性、独自事業性、初値期待値の3つの観点から評価し、総合評価としています。
*あくまで管理人の独自基準ですので参考程度でご覧ください。

全保連の会社概要

会社沿革

年月概要
1979年2月現当社代表取締役社長執行役員迫 幸治が、沖縄県那覇市において消費者金融業者「ライフ」を創業。
2001年11月株式会社ライフのノウハウや人材を活かし、家賃債務保証業を営むことを目的に、沖縄県那覇市久米に全保連株式会社を設立。「初回のみプラン」の提供開始。
2008年6月B.LEAGUE所属のプロバスケットボールチーム「琉球ゴールデンキングス」を運営する沖縄バスケットボール株式会社とオフィシャルパートナー契約締結
2009年2月「毎年プラン」の提供開始。
2015年9月「毎月プラン」の提供開始。
2017年6月「賃借人事故対応費用保険」の提供開始。
2017年10月「Z-WEB」の提供開始
2018年9月電子契約サービスを開始。
2019年7月「Z-SIGN」(契約の電子化サービス)の提供開始
2021年8月「Z-value」の提供開始。
2022年7月「Z-Business NEO」の提供開始。
2023年6月「Z-WEB2.0」の提供開始。
*有価証券報告書より抜粋して作成

1979年の設立から家賃債務保証業で事業拡大してきたようです。

様々な支払い形態のプランで家賃の連来保証人になり、家賃支払いを保証する保証業務のようですね。

全保連の事業内容

賃貸 連帯保証 家賃

単一セグメントとして家賃債務保証事業を提供しています。

家賃債務保証とは、賃貸人に対して家賃の支払いを保証するサービスになり、

賃借人が賃借料を支払わなかった場合、賃借人に代わって代位弁済し、後日、賃借人から代位弁済した賃借料を回収する仕組みになっています。

一般的に不動産を賃借する場合、賃借人は賃貸人から連帯保証人を求められるため、全保連は家賃債務保証サービスの対価として賃借人より保証委託料を受領して収益を得ています。

借りる側のメリットとしては、家賃債務保証サービスは、賃貸人に対して家賃の支払いを保証することになるため、連帯保証人は不要となり、賃借人は賃貸借契約をスムーズに決定できる点になります。

継続保証委託料及びその他手数料売上は継続的に受領する収益として、契約件数の積上げに伴って、徐々に売上に占める割合が増加するため、安定的な収益構造になるようです。

保証委託料は家賃に対する比率が低いため、引き下げの圧力がかかりづらく、安定的な単価の保持が可能な特異性があり、家賃保証業特有のものといえそうです。

全保連の業績推移

2021年3月期を除き、売上高・営業利益は増加傾向にあります。

2021年3月期は保証委託料売上に係る収益の計上基準を変更し、従来は保証委託料受領時に一括計上していたものを、契約期間に応じて按分計上するようにしたことが要因で、事業実態としては何も変更はないようです。

新事業として「専修学校の学費保証」が2023年6月から開始されています。

専修学校の学費保証の潜在市場規模は約200億円と試算されており、少子化に伴って規模としては大きくなりませんが、次の事業として育てる計画のようです。

不動産業界のDXに対応可能なシステム基盤を構築も進んでいるようで、業務効率化の機運もあります。

またIPOでの調達資金の使途としては、既存システム改修やシステム投資に充てられます

まとめ

家賃 保証 災害

今回はIPO銘柄全保連について調査してみました。

  • 家賃保証業で実績あり
  • 新事業として専修学校の学費保証あり
  • 成長のカギは新規契約者及びDX化推進

直近上場のニッポンインシュア(5843)も同業他社にあたり、競合しそうですね。

人気が分散しそうなので、後に上場する全保連が少し不利な状況でしょうか。。

☆他にも多数のIPO銘柄の分析を実施していますのでこちらから確認ください。

☆IPOのオススメ証券口座についてはこちらで紹介していますので、ご覧ください。

それではまた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました